真の動物福祉牧場を目指して

学校は モチベーションが 肝腎で 知ろうとするのは 「時」への愛かな

今回はタイトルの詩の解題から入らせて貰います。
この「祥」章では今一度「教育」をテーマにする積もりで、絶滅収容所を学校に変えるのが目標です。

この学校では善く死ぬ為の教育を行う他にも、立派に生きた優樹の男達の心を受け継がせる、魂の教育の場にもしたいと思います。

2万人もの人々に個別に「死のアドバイス」をするのは大変なので、高僧が教壇に立ってみんなに教えを説きます。 そこではみんなで一緒に逝くのだという了解がある為に、生徒と先生のモチベーションは必然的に高まります。

解放軍兵士達もこの授業に参加し、その通訳は王全国が務めます。
彼もかつては僧院に住み込んでチベット語と仏教を学んだ事があり、チベット人と中国人の友和を目標としたコトをこの「時」のお陰で思い出します。

全国は兵士達にもチベット語を学ぶよう命令し、それはこれからもずっとチベット人民と共に高原で暮らして行く上で、絶対に必要であると諭します。
語学教室は中国語を学びたいというチベット人の為にも開設され、互いの言葉を教え合うコトは、互いの文化の華を教え合うコトに通じました。

話を私の「学校の授業の思い出」に振りますと、中学校の英語のサブ ティーチャーだったオレン先生(男性)はこうした「文化の華」を授業で教えてくれた唯一の存在だった気がします。(ビートルズやカーペンターズの歌を教えてくれた)

高校は理系の高専に行ったので文系の授業は「息抜き」ていどのウェイトしか無く、その為に先生は自由に教えられて英語の授業は映画鑑賞がメインでした。
これは先生も楽で生徒も喜び、「息抜き」で「文化の華」に触れられる実に善い教育でした。 私は後に大学(東洋)を図書館のビデオ ライブラリーの充実度で選んだ程に、影響力のある教育であったとも言えます。

話をタイトルの詩に戻しますと、「知ろうとすることは愛である」という文脈はビートルズの初期作 "To know her is to love her" から頂いてます。
「時」というのは「ワンサポンタイム」の回から引き継いでいるタームで、「地上でかつて一度だけあった出来事」を意味します。

こうした特別な「時」を描き出すのが物語作家の仕事と心得ており、チベット人と中国人の諍いに「許し」をもたらす為には、この「時」を美しい物語にする必要があるかと思います。




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