粉雪雑記

日々つれづれ思う、くだらないことごと。

テストは終わってたんだけど

2007年02月17日 | Weblog
なんか忙殺されてました。なぜだ。
調査および確認のためのテスト後ダイジェスト↓

・2/ 6…最後のテスト終了。当然ダブルミーニング。
・2/ 9…面倒くさがりながら補講に出る。
     一度家に帰ったのち、6時からサークルの後期お疲れ様会に参加。
・2/13…(高校文学部の)部長に召喚されミスドで会合。
     今思ったけど実に2年ぶりの再会であった。
     夜はひたすら部長からの頼まれごと(原稿の編集)をやっつける。
・2/14…午前中にリンゴとカスタードクリームのパイなんて面倒なお菓子を作る。
     15時からまたしてもミスドで会合。
     その後18時からはサークルの一年会(持ち寄り)に参加、↑のお菓子はこれ用でした
・2/15…頼まれごとをひたすらやっつける。
・2/16…またミスドで会合。頼まれごと終了。

なんか部長が人使い荒すぎる人に見えますが
彼女の名誉のために弁護しておきますと
私が2/15→16の深夜2時過ぎまで後で送ると言われた原稿を待ってたにもかかわらず
彼女は日付が変わった少し後に翌朝記憶がなくなるくらいの勢いで寝てしまったというくらい
多忙を極めている人でありまして全然弁護になってないな。近江さんは口が堅いと私は信じています。
いいんです!頼まれた仕事が楽しかったから!

全然関係ないけど13日に駅のホームで別れたんですが
(私は下りで彼女は上りに乗ったから)そのときに「また明日!」と言って別れたのが
なんかすごく新鮮な気がしました。
同じクラスになったことない上に文学部の活動は二日続くことがほとんどなかったから
また明日と言っても明日会わない可能性のほうが大きかったんだなあ、という話。

で14日の一年会、集合場所は大学の北門だったんですけど
北門ってどこだよ北にある門だよという状態だったので
とりあえず北を目指して外壁沿いに歩くこと20分。
なんとかたどり着いたら集合時間5分過ぎてるのに誰もいないので超焦った。
その後一人暮らししてる子の家に集まり、
持ち寄ったごはん食べてから(なんかお菓子係にされてしまった)
トランプで大富豪をやったんだけど、
私は平民階級で勝ちも負けもせずのほほんとしてるのが好きなのに何か妙に負けられなくて
10戦以上したのに全部富豪か大富豪。
そのうち勝つのが心苦しくなってきて頼む誰かあがってくれと祈る始末で、
うん、大富豪ってルールに問題があるよね、初回に勝っちゃうといいカードもらえるから
なかなか負けづらくなるよね。
ジョーカー最強ルールでやってたんですが
ジョーカーが二枚とも来てしまった時はなんかもう泣きたくなりました。

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そして今日は友人ていうか部長の個展を見に東中野まで行ってきました。
手伝いというのはその個展で写真といっしょに展示する
言葉のカードを作ることだったんですね。
工作は数少ない特技の一つなので引き受けたんだけど
糊塗ってるだけで「すごいなぁ」と言われる日が来るとはまさか思いませんでした。
いやまあそれは関係ないんだけど。

高校のときにも彼女は文化祭で個展をやったことがあって、
そのときも少し手伝ったからよく覚えてるけど
当たり前ながらやっぱり規模が違う。
そして2年のあいだに感性がずいぶん変わってしまったのは私だけじゃなかったんだな、
と思った。
写真のモデルの一人(男)でクレイジーを体現したという人が私と同じ中学出身だというサプライズもあり(名前を聞いても本気で誰だか分からなかったけどね!)

17~19の3日間で毎日内容が変わるのに
私は今日しか行かれないから(遠いし)
せめて今日の分だけでも、と2時間かけて堪能してきました。居座りすぎだという。
写真と言葉をひとつひとつ網膜に焼き付けるかのごとく見て、
パンフレットもらってポストカード買ってメッセージを書き残してきて、
あーなんかもうめちゃくちゃだ
ぜんぜん言葉が出てこない
いいもの見ました、ほんとに



メモ

2007年02月17日 | Weblog
初めて会ったころの彼女は、自身の周りに鋭い棘を纏っているようだった。
その棘はしかし周りのものを傷つけるためではなく
彼女自身を守るためにあり、
そして彼女はその棘で周りが傷つくことを嫌い
棘の周りにさらに半透明の薄い、けれど頑丈な膜を張り巡らせて
その膜の内側に誰かが入り込んでくることを拒んでいた

彼女と初めて会ったころの私は、周りの色々が信じられなくなりかけていて
すべてのものから常に一歩引いたところで過ごしていた
すりガラスを通したような世界の中で、彼女だけは不思議とよく見えていた

似たもの同士だと思った とか
同じ匂いを感じた とか

そして彼女と親しくなって、しばらく
私の周りのすりガラスはかなり透明に近づいていって
彼女の周りの膜もかなり柔らかくなっていって 棘もだんだん鈍くなり

けれどそれらが完全に失われる日は来ないまま
私と彼女は別れて
それぞれの道を進み始めた

それからだいぶ時間が経って
周りのすりガラスがほとんど透明に変わった私が
久しぶりに出会った彼女の周りには棘も膜も無くなっていて
それは喜ぶべきことなのだけれど、
あの分かれ道にはもう戻れない というその事実が
私をひどく苦しめるのです。