ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

石油ビジネスの決算の明暗を分ける「灯油ビジネス」

2010年03月15日 09時15分08秒 | Weblog
最近は話題が少ない石油業界、灯油ビジネスだけは活況を呈したシーズンでした。
そんなわけで、今年は例年よりも早く、
春先から来シーズンに向けての灯油を中心とする外販配送システムの構築が盛んになっています。

いよいよ、ガソリンスタンドを起点とする外販プロジェクトが見直されているわけで、今後この傾向はさらに急速に拡大する様相を呈してきました。

最近の傾向としては、大手企業が広域展開するケースが増えており、
なかには、配送車両台数が100台規模の大きなものまであります。

春先から構築して夏頃までに業務全体のオペレーションを確立して、盆過ぎから本格稼働というスケジュールです。
ビジネスフォームとしての確率に充分な時間を掛けながら、地域や業態に合わせて工夫を重ねていくことが成功のポイントです。

実績と成果については、既にご承知の通りですから、
一般的なガソリンスタンドにおける拡販ビジネスソリューションなどのように
ありきたりのウナギ登りのグラフで説明する必要もありません。
認識の格差が企業収益の格差なのです。

冬場の灯油シーズンの収益が企業決算の明暗を分ける時代です。

花粉が飛び交うシーズンですが、涙をこらえて頑張りましょう!

石油ビジネスの「スペシャリスト」 パトロール給油

2010年03月13日 07時37分09秒 | Weblog
「パトロール給油」は石油ビジネスのリテール部門では依然としてニッチな収益ビジネス。
ガソリンスタンドという業態から撤退して「パトロール給油」だけを専業化する企業もあります。

公共事業が減少したとはいえ、相対的には閉鎖や淘汰が進む石油業界ですから、配送コストの値取りも良好な環境となってるわけです。

パト給業者」は全国各地に存在しますが、最近では灯油配送販売も同時に行っている企業が増えています。

大規模土木プロジェクトなどに関して元売や商社企業の「直売部門」から依頼される「代行委託配送業務」をはじめとして、石油に対するニーズは多様であることが判ります。

ご承知の方も多いはずですが、実は、私もパトロール給油部門ではかなり大規模な展開をしていました。
ほとんどの元売の直売部門と提携していましたので、業務内容は熟知しているつもりです。

大規模土木では取引先がほとんどJV(ジョイントベンチャー:共同企業体)といわれる大企業の複合企業体が多いわけですが、
「パト給業者」の取引先は供給側の元売や商社の「直売部門」のケースと、作業が専業化している特殊な納入ケースでは「建設業者」などによる指名となるケースも多いわけです。

私の場合、ダム建設のパトロール給油部門の専門業者として各地のダム建設でパト給作業をしていました。
たとえば、ダム建設の場合ですと「ロックヒル工法」と「RCD工法」というものがあります。
「ロックヒル」の場合には、現地で発生する岩などを発生材として積み上げて建設します、大きなダンプカーやスクレーパーと呼ばれる大きな機械でダムサイトを築き上げる作業ですから大型重機に対する給油作業となるわけです。
一台で1㌔以上の燃料タンクを積んでいる重機もあるわけですから給油作業も大変です。
長期にわたる大規模プロジェクトになりますと、大きな貯蔵施設(200㌔以上)を建設して油槽所のようなステージを作り、長いローディングアームを操作しながら給油するわけです。
タンク容量の大きい重機のオペレーターは危険物免許も所有していますから、自分でPOSや給油機器を操作して自分で給油させるケースもありますから、超大型セルフスタンドといったところです。
給油用のPOSシステムも特殊なものを使用します。

一方「RCD工法」とはセメントを使用してダムサイトを構築していきます。
ロックヒルより石油製品の使用数量は少ないのですが、給油作業は複雑を極めます。
給油する重機はダムサイトの中にありますから、パト給車両が直接作業ポイントまで入る事ができません。
ダムサイトの上空に鉄索を張って、給油機材を釣りあげて操作しながらの給油作業です。
漏油するとセメントにクラックが入りますから、給油時の漏油は絶対に禁物。
ダムサイトの右岸と左岸に「防油堤」を作り通常は給油機材を収納しておきます。

元請けJVから下請け、さらには孫請け企業まで重機の所属区分を判別しながらの給油作業で請求書作成区分も複雑です。
所属別、重機別、日別、部門別などの請求データの整理も要求されますから、一般的な勘定系石油システムだけでは対応できませんから「専用ソフト」を使用するわけですが、
それが現在の「ペトロマスター」誕生の原点ともなっているわけです。

特に、「シェア割り」に基づく流通管理作業は複雑です。
「シェア割り」というのは、大規模なプロジェクトでは全体で使用される石油製品について、複数の元売りに㌫ごとに納入数量が割り振りされるわけですから、そのデーをうまく受け入れながら最終的な納入数量を指定された「シェア割り」に割り振るというさらに複雑な管理業務を強いられます。
適正な処理がされていないと元売担当者からクレームが付きますし、月末にはリアルタイムな売掛金報告などを要求されることもあるわけです。

皆さんが業転を購入する時、納入先がそんなプロジェクト名になっているケースも多いはずです。
中間溜分などはそんな直売流通玉が「業転玉」となっていたわけですが、あまり細かい事を書くと叱られそうですから別にしましょう。

パトロール給油のノウハウについて、説明しているととても時間がかかります。
また、トンネル工事などのように消費数量が少なくて、時間指定などの制約などが厳しいケースでは利益が出にくいという傾向もあります。

この辺の価格設定も、キャリア次第です。

読者の方で、「パトロール給油」に関する知識が必要な方はお問い合わせください。

ただ、単に見積書を出しての営業活動だけでは、大変なビジネス分野なのです。

スペシャリストの私でなければ、知り得ない「パトロール給油」に関するお勉強会でした。
今日は、ここまで。

異業種交流

2010年03月12日 11時44分14秒 | Weblog
久し振りに、昔からの仲間と深夜まで大宴会。
付き合いも30年以上経過してきますと、其々の生き方も変化しています。

不動産屋や自動車部品工場が「フードサービス」に・
仏壇屋が貿易商に、不良少年が弁護士に、こんにゃく屋が工務店になってさらにラブホテル王に、
ラムネ屋がパチンコ屋に、農業からネットビジネス販売へ、
税務署で調査ばかりしていた人間が、今度は友達に節税指南をしています。
豆腐屋がバックミラーの工場から焼肉屋へ・・

ここではとても書けないような特許で食べている人間もいます。

まあ、よく聞いてみれば凄い事になっています。

かくいう私も、林業経営、ガソリンスタンド、レストラン経営、リゾート不動産会社、
システム開発からソリューションビジネスへ・・

昨日は、都内でまじめに仕事をしてからの異業種交流でした。

人生なんて・・、ケセラセラといったところで、白髪になっても、屋根が傷んで禿げても、
それぞれが元気に生きているわけです。

昨晩は、みんな揃って不思議な飲み屋で大騒ぎ、
コスチュームパブなんて知ってますか?

大社長がとんでもない恰好をして、昔に戻って馬鹿騒ぎ、
社員に見られてはまずいから、当然、店は買い切りで、飲めや歌えの大騒ぎ
おかげて、今日はだいぶ悪酔いしています。

人生は面白い。

現在の課題事なんて、永い人生の中では昨日見た夢のようなものだと感じます。

人生や仕事の満足感なんてものは、明日死ぬとしても、笑って「目いっぱい、生きたという事を実感して」悔いのないように生きるべきなのです。

仕事を一生懸命して、生きていく。一度しかない人生に命を懸けるから「一生懸命」というわけです。
ああ楽しからずや、この人生。
といったところです。

代替わり

2010年03月10日 09時33分47秒 | Weblog
朝起きたら、道路はシャーベット状態で、駅の周りには少しだけ積雪が見えます。
今になって、雪を観るとは変な年です

昨日は、久し振りに夜の盛り場へ出掛けて酒を飲み過ぎました。
たまには、仕事を離れての世間話も楽しいものです。

昔から行きつけの料理屋は大将が病気で、息子に代替わり。
若夫婦が一生懸命しごとをしています。
父親に叱られながら裏の調理場で見習いをしていた息子が何時の間にやら逞しくなっています。
可愛い仲居だった娘がいつの間にやら女将で挨拶しています。

若大将が携帯電話で闘病中の父親に電話して私が来店した事を告げてから、
カウンター越しに、電話を私に渡してくれたので、先代と電話で話しながら励ましました。
「私同様、倅をよろしくお願いします・・」
懐かしい声を聞きながら涙が出てきます。

昔のゴルフ仲間だった、お助けマンの児玉プロ、
試合があると、この店で湯原信光プロや丸山大輔プロなどと楽しく食べて、飲んで景気づけしたものです。
ゴルフを知らない大将でしたが、楽しくみんなで遊んでいた時代。

何か、最近は年をとったせいか昔の思い出ばかりが出てくるブログになっています。

さて、私はこれからどうする。
今日はこれから名古屋へ出掛けて打ち合わせ。
まだまだ、仕事に精を出さなくてはならない現実があるわけです。

春の雪

2010年03月09日 18時01分55秒 | Weblog
我々のビジネスはほとんどが石油業界というわけで、話題は石油関連が多くなっています。
しかし、ゴルフ場運営ソリューションも開発を完了して既に実務稼働を開始しています。

ゴルフにも「ゴルフ場利用税申告」という税制申告制度があるわけですが、
当社のソリューションではすでに「利用税納税管理」を搭載しています。
これも、かなり煩雑な申告制度なのです。

ゴルフ場運営システムは、かなり多くのメーカーが制作販売しているわけですが、
「利用税申告」まで対応しているシステムは少ないです。
ヤーデージブックの作成機能も搭載しており、毎日のピンポジションによって正確な距離表示も可能です。

今日はゴルフ場の社長から、「雪が降って大変だ」との電話です。
積雪はゴルフ場ビジネスにとっては大敵です。
営業実績に直接影響してくるわけです。
今夜は二人で酒でも飲みましょう。

石油流通管理システムとゴルフ場運営システム、
どちらも最新機能を搭載した複雑な仕様ですからサポートも大変ですが、
やりがいのある仕事です。

今日は、季節外れの大雪が一日中降りました。
今シーズンで一番降ったなの雪ですが、さすがに道路には積りません。

結局、今シーズンは一度も積雪を見ない高崎市。

地球全体の気候が変化しているのでしょうか・・

冷たい雨です

2010年03月09日 06時31分41秒 | Weblog
そろそろ花粉の季節ですね。
雨上がりで気温が上がる日は要注意。
私はもうすでにクシャミが出ています。

それでも、今日は朝から冷え込んでいます。雪の降るところも多いようです。
まだまだ灯油は売れそうですね。

近頃、ニュースを観ていてもあまり明るい話題は少なくて不景気の雰囲気が蔓延しています。
オリンピックも終わって、政治も景気も暗い話題ばかり。

最近のニュースなどをみていると日本の国力と地位が急速に落ち込んでいるように見えます。
一方では中国などの経済成長が目立ちます。
以前、旅行した頃、中国はまだまだと思っていたのですが、
最近では昔の日本のバブル景気のような様相を呈しているようです。

日本がバブルの頃には、民族系の某有力特約店がニューヨークのマンハッタンにビルを買った事がありましたっけ、
あの頃、私もアメリカを旅しましたが、ニューヨークなどのビジネスマンは不況でスニーカーを履いて出勤して「ヤッピー」なんて呼ばれていましたっけ、
安いハンバーガーなどをかじりながらランチをとっていたわけで
あの頃は「日本も豊かになったものだ・」なんて思ったものです。

今では、豊かになった中国の方が日本に来て企業買収したり、
豪華な観光旅行をしながら、高価な買い物をしている報道が多いわけですから、時代も変わりました。

今では日本人が吉野屋の牛丼やマグドナルドのハンバーガーで昼食をとっています。
まるであの頃の日本が今の中国のようですね、
あの頃のアメリカが現在の日本だとしたら、
これから、日本経済が再生するにはどんな手法があるのでしょうか、
どんなビジネスをしたら再成長できるのか、かなり難しい問題です。

日本の若い人たちは草食系なんて呼ばれる軟弱な人間が増えているわけですからどうなる事やら、

成長期の日本では丸善石油の「Oh!モーレツ」のコマーシャルが大旋風を巻き起こした「猛烈サラリーマン」が大活躍した時代もありました。
振り返れば、あの頃がモータリゼーションの成長とともに日本の石油ビジネスの黎明期でもあったようです。

定住、耕作型のビジネスでは先が見えてきたようです。
やはり肉食系の猛烈ハンターのようなアングロサクソン系の人種のほうが強いのでしょうか。
SSビジネスも「座して、客を待つ」ような時代は終焉したようです。

熟年層は老いたりとはいえ、「白き狼」です。
まだまだ、知恵とキャリアで頑張りましょう。

時は啓蟄(けいちつ:冬ごもりの虫が地中からはい出るころ。太陽暦で3月6日ごろ)です、
我々もボチボチ春に向けて動き出しましょう。

成功はゴミ箱の中に

2010年03月08日 16時30分06秒 | Weblog
「成功はごも箱の中に」
マグドナルドのビジネスフォームを確立した、レイ・クロック自伝の著作名です。

何度も読み返した本なのですが、また引っ張り出して読んでいます。

業務の標準化の必要性と、ビジネスに関する「目の付けどころ」について改めてレイクロックは凄いと感じます。

確かに「ゴミ箱」とは色々な意味があると思いますが、
競合店の多いハンバーガーショップですから、
夜中の一時に他の繁盛店のゴミ箱をあされば「何か」が判るはずです。

石油流通企業の中にある「ゴミ箱」とは一体どんなものなのか
それぞれで考えたり、想像することは違うと思いますが実はそれの中に、ビジネス成功の秘訣が隠されているというわけです。

日本でも似たような諺は幾つもありますね、
「松茸は千人の股をくぐる」なんて意味のある言葉です。

この本はユニクロの柳井社長やソフトバンクの孫社長の経営バイブルでもあるようです。

実は、このレイ・クロックの発想について、
石油流通ビジネスにどのように反映させていくか勉強中です。

ところで、「ケンタッキーフライドチキン」のカーネルサンダースですが、
15歳のころから電車の切符売りなどをして苦労を重ね、
やがて、ガソリンスタンド経営とレストランを併設開業。
その後、フライドチキンのフランチャイズビジネスを創業したわけですが、
彼は、その時点で60歳をかるく超えていたわけです。
それから、あのビジネスを拡大し、後継者にビジネスフォームを譲ったわけです。

凄いアメリカンドリームのサクセスストーリーですが、
どう思いますか?

ヤル気、満々になりそうな話題で今週もスタートしましょう。



お腹がすいた・・・・

2010年03月05日 11時30分45秒 | Weblog
深夜から一人で起きだして仕事をしていると、時間の感覚が狂いますね、
最近ダイエットのために朝食は「おかゆ」を一杯だけ食べています。

大食漢の私ですから、さすがにこの時間(11時頃)になると腹が減ってきます。
今日のお昼は何を食べようか・・・

先日食べた会津若松の「三角屋」のラーメンとソースカツ丼は美味かった。

某元売りに対する提案書の作成に励んでいますが、
社内には色々な意味でのプロスタッフが増えておりまして、ああだのこうだの
自分が作ったものを修正されるのは腹が立って、「だったら、お前やれ!!」
以前の私なら、すぐにそんな言葉が出ていたのですが、
最近は少しだけ老成して、「ウム、ウンウン、う~ん」唸りながら聞いています。

お腹がすくと怒りっぽくなりますから、注意しましょう

さて、今日は高崎駅の立ちそば屋の「ラーメン」にします。
以前、週刊朝日に取り上げられていましたが、このラーメンが実にうまいのです。

高崎へお越しの節には、ぜひ駅のホームの立ち食いそば屋の「ラーメン」をお試しください。
安くて、美味いです。






第二創業期

2010年03月05日 05時53分55秒 | Weblog
朝早くから一人で起きだして考えていると今迄の仕事の経緯の反省やら、
色々なビジネスアイデアが頭に浮かんできます。

「見直し事項」やらなすべき事が多すぎて、
何から手をつけて良いものやら、考え込んでしまいます。

「起業」という段階から、本格的な「企業」に組織を構築整備するのは結構大変な作業です。

たった一人で始めた仕事が、
今では全国各地の有力企業に向けての営業活動で飛び回っているわけです。
人材も補強して、さらにスキルアップをはかっています。

必死で開発した幾つかのコンテンツを世に出し、あらためて商材として見直すと、
現在では、石油業界からの評価も高まり可能性も高まりつつあるわけですが、
マーケティング活動や営業体制の面では課題が山積しているようにも感じられます。
次の段階に向けての資金力も課題です。

ビジネスがステップアップするという事は「ビジネスステージ」も変わるわけですから
個人の意識改革やスキルアップが重要なポイントとなって浮き彫りになってきます。

クライアント企業も大手が増えて、創業時とは求められる業務レベルも高まってきました。
ハッキリ言えば、「雪ん子」だけの時代とは全く次元が異なるビジネスキルを求められているわけです。

『想えば、遠くへ来たものだ・・・』という感じです。

どんなビジネスでも、
「飯が食える」ようになるには、段階があるわけです。
ある程度の「時間」も必要ですが、実際の業務はどんどん独り歩きしています。

「企業」も昆虫のように「脱皮」を重ねながら、形が変わっていくものだという事がよくわかります。

世の中から求められるビジネスコンテンツ。
求められる人材。
求められているビジネスフォームを模索しながら

全力で「第二創業期」を駆け抜けようと、社員全員心を一つにして必死に頑張らなくてはならない季節です。
もうすぐ、桜も咲くでしょう。