ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
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景気動向と石油ビジネス

2010年10月15日 02時10分58秒 | Weblog
ここにきて、海江田万里経済財政担当相や管総理の発言などの景気観測にも下振れの見解がみえてきました。
当然といえば、当然のことで、「何をいまさら・・、」と云ったところですが、
この景気下振れが石油業界にどんな影響を及ぼすのかが気になるところです。

為替の円高と原油価格価格上昇の傾向が同時進行ですが、ここにきてガソリン価格は上昇傾向。
円高よりも原油価格上昇の影響が強まっているという事なのでしょうが、
所詮、原油価格もドル安の影響で上昇するのは当然といったところでしょう。

円が高いのではなくて、ドルの下落が進行中で原油も上昇といったところです。
当然、輸出産業などには大きな影響を及ぼすことになるのでしょうが、
国内の石油マーケットにもかなりの影響が出そうです。

過去の推移を見ると、内需型の民生用灯油などはあまり景気の影響が出ない傾向がありますが、
軽油をはじめとする産業用燃料などの消費動向には注意しなくてはなりません。

今後は金融情勢などにも影響が出てくるはずです。
忘れ去られそうな話題ですが、ここにきて「サブプライムローン」などの影響が改めてボディーブローのように効いてきたという声もありますから、金融機関にとっても厳しい状況が発生しそうです。

大きな景気の流れと、個々の石油ビジネスの当面の課題への対応が迫られることになりそうです。

こんな時代に利益が出せれば、事業家としての価値も高まるはずですが、どうしたら可能となるのか、
こんな激動の時代をどう捉えるか、チャンスとするか、ピンチとなるのか・・・

今年の年末から来年にかけての経済の激動は
石油ビジネスの経営者だけにとどまらず、大きな意味で事業家としての資質が問われるような経済の大きな転換期を迎える事になりそうです。



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