ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
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② [油外商品]の定義と灯油外販

2007年04月10日 15時36分45秒 | Weblog
SSに関連するビジネスフォームとして現在では保険、車検、洗車、中古車販売などが主たるものでしょう。これらの販売収益を総称して「油外収益」と呼ばれています。
先日、東北の某企業で元売りを含めた油外販売の勉強会に参加を要請されましたが、石油メーカーである「元売り」担当者みずからが「油外収益」を提唱しています。よく考えるとおかしな話なのです。メーカーが自らの基軸商品の主要油種以外の「油外商品」でSS店頭での利益を上げるよう特約店を指導しているのです。基軸商品以外での収益向上を推奨しています。時代は変わりました。その意味で「灯油配送外販」が油外収益のジャンルに入るとしたらこれもまたおかしな話ですね。灯油はまぎれもなく石油の基軸商品なのです。

要するに「SS店頭で販売されるもので」という前提がついて主要油種販売収益以外の収益が「油外商品収益」ということになるようです。あくまでも一般的なSS店頭販売という業態に基づいているものであり石油ビジネス全体を想定しているわけではないようです。ですから灯油は店頭で販売されたら当然「油外収益」ではありません。系列や担当者によって見解が異なるのかもしれません。しかし灯油は配送販売という業態をとる事によりSS店頭以外の「油外収益」ということになります。非常にあいまいですがこれが現実のようです。ですから、我々も「油外収益向上」の方法の一環としてアドバイスや提案を求められているわけで誠に分かりにくいのですが「油外収益」とは概念的にはこのように定義されているようです。

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