ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
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12月の玉繰り

2007年12月03日 16時19分02秒 | Weblog
12月中旬以降の玉繰りはタイトらしいですね。
前年実績として業転調達の比率が高かったところは早めの手配が必要になるかも、

大手と系列販社が有利な状況です。
気候が前年とは異なりますから、絶対量が不足する事は目に見えています。

灯油は「冬場の季節商品」というけれど、例年繰り返される基幹収益で経営基盤ができているところは強いですね。
業転買って、店頭安売りだけで凌いできた灯油販売とは全く違います。

元売が販社に対して灯油販売戦略を強化してきたその理由が明確になってきました。税抜きでは、やはりガソリン以上に妙味がある商品なのです。

問題は収益性ですね、
場当たり的な市況観測に振り回されると、来春には資金ショートが発生する恐れもあります。ですから、北関東エリアの有力販社も価格競争には及び腰で一応市況は安定しているようです。

Meなどもレギュラー154円です。

灯油に関しては、何処でもかなり強気の値取りですね、ホームセンター価格は完全無視といったところです。
もっとも、ホームセンター灯油との「棲み分け」が明確になってきて、あまり気にならないといった状態なのでしょう。

北関東でも高崎はほとんどの元売りと商社の販社が勢揃い、昔からの特約店なんてほんの数社が生き残っているだけです。
石油業界のマインドもだいぶ「値取り志向」に変化しているように見えます。

商売もだいぶ落ち着いてきたようにも見えますが、どうなのでしょう?
昔の『上州・高崎戦争』の時代の雰囲気はありません。

京浜玉、JOT高崎、などのほかに元売り油槽所直通便が増えています。(運送会社談)

それでも、一般業者は中旬以降の「玉繰り」にだいぶ頭を痛めているようです。
大手ホームセンターのバイヤーなどはお手上げ状態です。

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1 コメント

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Unknown (Aily)
2010-12-24 12:28:27
玉繰りの意味を教えてください。

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