ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
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SS過疎地帯における灯油配送の話題

2010年10月25日 16時08分37秒 | Weblog
某テレビ局より、冬の灯油シーズン・インに際して、
東北地方の「ガソリンスタンド過疎地帯」に関する「ご意見と見解」を伺いたいという電話申し入れがありました。

ディレクターの話では、東北でも福島県がSSの閉鎖が一番多いとのことで、会津地方のさらに田舎の集落へ取材に出向いたのだそうです。

その地域では、最近JAのSSが閉鎖しており、
きっと灯油配達に関する問題が発生しているであろうとの予測で取材に出向いたのだそうですが、
案に反して全く問題ないとのことのようです。
お年寄りに、冬の灯油シーズンを控えて配送サービスに関する現状と不安について伺ったところ、
『どこの家庭でも「定期的に配達して頂いていますから全く心配していません」との回答なのですが、どういう事なのでしょう?』という質問でした。

会津と云えば、販売業者の協業化による会津灯油配送センターが最初にスタートした地域ですし、
そのほかにも「雪ん子」が5社ほどで稼働中の、灯油配送に関しては先進的な地域です。

その理由を説明したところ、ディレクターさんは「なるほど・・・、」と納得されまして、別の地域の取材をすることになりました。

最近、JAが各地で非採算のSSを閉鎖しているようで、その件に関する取材を申し込んでも「取材拒否」が多いようです。
JASSが全国各地に建設されていた頃、一般業者との軋轢が発生した頃には、
「組合員に対する安定供給」大義名分にうたってスタートしたわけですが、最近のJASSは非採算となれば早々に撤退してしまうわけです。

自動車用燃料は移動して給油出来ますから、若干の不便さは発生してもなんとかなるにしても、
高齢化が進む過疎地帯における灯油配達は、お年寄りの越冬生活に大きな影響を及ぼすことになりますから大変です。

それにしても、
灯油配送システムの社会性と「雪ん子」の存在感を改めて認識できた、大変うれしい話題でした。

改めて、灯油配送システム「雪ん子」の社会性を感じた次第です。
同時に、少しでも、世の中の役に立てるソリューションを開発しているという事の達成感と幸せも感じています。

久し振りに、嬉しい話題です。




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