ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

SSビジネスにも新たな潮流が見えています。

2011年09月21日 09時25分31秒 | Weblog
台風が迫るなか、構築スタッフは関西へ出張です。
心配ですが、スケジュールを消化するために全員で頑張っています。

最近、感じている事なのですが、SS業界では
経営規模による格差と「温度差」が特に顕著となっているようです。
大手では、基幹システムや直売システムに関する設備投資意欲を積極的に進めるところが増えています。

ある程度の経営規模の企業では、
まだまだ社内管理業務体制の見直しやシステムを駆使した省力化などにより経営効率向上の余地があり、
経営改善が進んできたという事が大きな要因ともなっているようです。

特に、ERPによる販売管理、会計システム、勤怠管理、在庫管理などの基幹業務統合系システムの構築が進んできた事が大きな経営改善の要因となっているようです。

スケールメリットを生かした経営戦略による全社的なコストダウン削減が功を奏しているともいえます。
本社管理部門などの基幹業務統合は予想以上の経営効果を発揮しています。

石油流通ビジネスというものは、
経営規模にかかわらず、一定の経営管理業務を伴うものですが、
特に、特約店や中間流通(業転)部門などの流通管理業務は特殊な業務を伴います。

これまでは、セルフなど
SS店頭販売オペレーションばかりに着目していた石油業界ですが、
ここにきて、表面的には見えない部分である社内業務管理に関するコストダウンが中心となっています。

20店舗以上のSSを運営する企業の本社管理部門が社長を含め5人だけというような先鋭的な企業も存在します。

今後、元売販社などの企業としての経営はこんな形になるのかと思うと、
ベテラン社員を多く抱える旧泰然とした老舗特約店などとは基本的な競争力に格差がつくのは当たり前だとも思います。

SSビジネスの経営環境は、根底から変化しているようです。

ガラガラポンで、新たに石油ビジネスを始めるとしたら・・・
私も同じ考え方で始めるはずです。


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