ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

変化と試練に対応できるか、求められるSS経営者の意思決定速度

2016年12月13日 09時48分34秒 | Weblog

ガソリン店頭価格が上がってきましたね。
長野県では
ガソリン価格上昇に関する情報をNHKテレビのニュースなどで定期的に消費者に説明しています。
以前住んでいた首都圏ではなかったような気がします。
石油業界の啓蒙活動としては非常に有効だと感じます。

最近、各地のSS経営者の方から「灯油に力を入れてよかった・・」との声が聞こえてきます。
灯油は、SS数の減少やセルフ化の多発などの地域特性はありますが、
配送体制の完備が消費者に認知されている企業ではすごい伸び率を示しているようです。

灯油ビジネスでは
優勝劣敗が明確化しており、位置づけもさまざまになってきました。
SS店頭ビジネスを中心としている企業はかなり劣勢となっており
店頭の主要燃料販売だけでは採算性が維持できないといった傾向がさらに強まっています。

中堅老舗特約店企業でも、
SS店頭ビジネスだげては経営が維持できないといった悲鳴が聞こえてきます。
厳しい時代ですね、

安値の業転玉を探しながら、他店の店頭価格と競争するパターンは終焉したともいえます。
「変化」の時代のど真ん中にあるSS業界ですが、この試練をどのように乗り越えるのか・
経営者の意思決定速度が問われています。

全国各地のSS経営者と面談しながら感じていること。
意思決定の遅い経営者、視野の狭い経営者、既存の概念から抜けられない
経営者の多くは、淘汰、破綻、に至っているようです。
良くも悪くも、意思決定と具体的な行動力が大切ですね。