ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

新たな灯油ビジネスモデル構築に向けて

2012年02月23日 09時15分21秒 | Weblog

「石油復権」の流れのなかで、ホームエネルギーの中核である今年の「灯油ビジネス」も終盤戦を迎えています。
石油業界のいろいろな方が最近の灯油ビジネスについての考えをお持ちのようです。

まだシーズン中ではありますが、
今シーズンの総括をしてみるとやはり、消費者サイドに立った、「安定供給」を前提としている企業が「勝ち組」となっているようです。
「電力不安」といフォローの風か吹いたことと、厳しい冷え込みという天候条件により今年の灯油ビジネスに関しては順調な推移でした。

しかし、一番大きなポイントは、大震災により
必要な時に、必要な場所で消費者の皆様に安心してお使いいただけるということが「安定供給」につながるということが確認できたことでしょう。
「運べるホームエネルギー」としての「灯油」の強みが再確認されました。やはり灯油の安定供給のためには必ず「配送」とい作業コストが掛ります。
これは、消費者がポリ缶をぶら下げて店頭購入するにしても「運ぶ」という時間とコストがかかるということ。
消費者の皆様に販売業者のコスト負担をご理解いただけることが最終的な「安定供給」につながるということ。

配送コストに対する認識が高まり、安定した収益が確保できれば、石油業界の灯油ビジネスは必ず蘇生できます。
今後は、受注体制、配送業務、そして安定供給のための「顧客管理体制」などに関する本格的な「業務再構築」が必要です。