ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

日銀の、追加金融緩和策

2010年10月03日 06時07分14秒 | Weblog
円高による景気先行き懸念から、日銀がさらに追加金融緩和策を発表しましたが、

円高による輸出不振で国家財政は悪化の一途をたどりそうです。
今回からはドル安に対する国際的介入はないようですからさらに厳しい経済状況が発生するのでしょう。

日銀が金融緩和して国内金融機関に追加融資しても、国はさらに国債を発行して金融機関からお金を吸い上げる。

だから、世の中にお金が循環するはずがありません。
本当に融資が必要な中小企業や若い人たちが起業するような経済活性化のためのプロジェクトにお金が回りません。

我が国はこれから経済破綻に向けて本格的な経済悪循環が始まります。
日銀が金融緩和して、国債発行で国が金を吸い上げる。
これでは、タコが自分の足を食べながら生きていくようなものです。

無能な政治家と官僚には対応策が浮かびません。手をこまねいている間に国家破綻への道を一直線。

それでも、政府は就職率を良くするといっていますが、
企業の経済状況が良くならなければ仕事なんてあるはずもない。

テレビなどで就職活動中の新卒学生の話を聞いていると
「安定した大企業に就職したい。」
大学を卒業して、みずから社会の歯車になる事を望んでいます。
そんな人間に、仕事なんか出来るはずもない。
仕事を与える必要もないように感じます。

みんなが、大企業に就職して企業の歯車になる事を望む、起業家が少なくなりました。
これから、一体だれがこの国の経済を担うのでしょう。

戦後、日本人は荒廃した状況から、
身を粉にして働き、汗をかいて、油だらけになって働いて今日があります。
ホンダ、ソニー、パナソニック、京セラなどなど、はじめは全て零細企業からスタートしているのです。
それが日本の全ての製造業や流通ビジネスの歴史なのです。
新卒学生も仕事がないなら、自分で、仕事を立ち上げて、零細企業から大企業に育てるくらいの気概がほしいですね。

いま、中国などの国の人達が本気で働いているわけですが、
彼らと給与が同一レベルにならない限り、日本経済再生の道はないように感じます。

龍馬のような若者がいなくなりました。
「ニッポンの未来は、暗いぜよ・・・」

幕末の志士たちが嘆いています。

私の会社はいまでも、幕末のような志ある若者を求めています・

仕事がないなんて、嘆いている若者を見ると、
張り倒してやりたくなります。

朝から、熱いです