ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

スケジュール管理も大変です

2007年04月17日 18時28分45秒 | Weblog
灯油配送システムとしての「雪ん子」の知名度は結構高まってきまして、最近では全国各地の有力なシステム会社さんが販売窓口となって案件照会やらプレゼン以来などが結構増えています。

なにしろ特殊なソリューションですから自社でみずから営業して販売構築することが前提なのですが、最近では石油業者の方が「指名」で「雪ん子」のプレゼンを出入りの業者に依頼することも多いのです。

ご承知のとおり石油業界向けのソフトウェアは系列や後方処理、業態などによって非常に多様です。特に軽油税対策などになると普通のシステム屋さんではまったく理解できていないようです。なにせ、課税方式が特殊すぎますよね・・

大手特約店でさえも一部の担当者しか理解していないケースもあります。

期末ですから、ベテラン担当者の退職や配置換えなどで、軽油税申告業務が混乱している特別徴収義務者の企業も多いようです。

誰でも可能な作業に平準化しておく必要があるのですが、やはり、問題が発生してからの対応が多いので忙しくなります。

多くの場合、代理店さんが中に入ってやり取りできるような内容ではないので、我々が即時対応することになりますが、納税都道府県が多かったり納税金額が大きかったりすると構築にも時間が掛かります。

規模や業態によって作業の内容やボリュームが大きく変化しますから、予算面でも大きく変動することになります。まさに「オープンプライス」の世界なのです。

簡単にインストールして納入作業が完了できるパッケージ物とは違います。
さりとて、社員を増やしても納税処理まで覚えるのには相当な時間を要しますから即時対応は不可能なのです。構築のスケジュール管理が大変です。

営業活動と情報管理

2007年04月17日 08時09分04秒 | Weblog
最近の新規営業対応は既存ユーザー様からの紹介案件がほとんどです。
ありがたいことです。

既存ユーザー様のバージョンアップやネットワーク構築によるクライアント増設。システムのリースアップによるハンディPOSの入れ替えなども増えており、「灯油システム」もようやく当然のシステムとして業界に認知されてきたようです。

軽油税システムも「オンリーワンビジネス」ですから、非常に注目度の高まりを感じています。石油業界に於けるERP構築も身近なものになってきたようです。

最近は、システム屋としてよりもコンサルティングのような業務が多くなり、いろいろなご相談や意見を求められるケースが増えておりまして、夜間まで携帯電話が鳴りっぱなしの日もあります。

きっと、昼間は忙しいとお気遣いを頂いているのでしょう。夜間9時頃まで電話が来ます。一向にかまいませんどうぞご連絡ください。

一番難しいのは、仕入れ市況情報ですね。ご存じのとおり現在では私は石油流通業務には関係しておりません。しかし、リテール業者は仕入れチャンネルの多元化に熱心になっているようです。

一般的に、大手企業は直売部門などの再構築に取り組むところが増えています。SS運営部門は非採算でも灯油配送をはじめとする直売外販部門はほとんど収益ラインに乗っているところが多いようです。

SS部門では零細企業でも経営者自らが先頭に立って、毎日きめ細かく油外収益を追いかけているところは善戦しているようですが、マネージャーなどに移管しているケースでは常に緊張感を持って管理していないと安定的な収益確保が難しいのが現状です。

「雪ん子」や「ペトロマスター」のデータベースを駆使した、収益分析はリアルタイムで明確な収益動向の分析が可能なため、いろいろな手法でのデータ集積が試行されています。

我々の営業活動の中身も当然変化しています。

多角的な状況分析による、石油業界の経営情報をクライアント(システムユーザー)にリアルタイムにお届けすることも営業活動の一環となっています。

石油ビジネスはこれから情報処理ビジネスですね。