ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

大規模なシステム検証は疲れますね

2007年03月05日 18時08分19秒 | Weblog
おかげさまで最近では知る人ぞ知ると評価されている石油業界専用ソリューション
『ペトロマスター』による元売りや商社などの大手企業の非常に複雑な石油流通パターンを想定したシステムの最終検証作業を実行中。

すべてのマスタリストをクリアして、初期納入立ち上げを想定しての検証作業です。輸出入や海上取引など現在想定される流通パターンの処理をスピーディーにしかも正確に一元処理するための実務運用最終検証です。

「ペトロマスター」はすでに多くの会社で稼働中なのですが、ユーザーインターフェイスの充実とさらなる使いやすさを目指してより大きなご要望とご期待に応えるべく鋭意開発に努めています。

軽油税の納税管理帳票作成は勿論、元売り各社発注システムとの連動を前提にWEBを活用した受発注業務までの完全自動処理を目指しており財務会計システムとのリアタイム連動などERPとしての最高の機能レベルまで追及しています。

これからの石油業界に必要とされる”プロフェッショナルウェポン”であると自負しています。

非常に高度な作業を低予算の基幹統合系システムで処理できるようになれば、日本の石油ビジネスも大きく変わるはずです。

何か大きな使命感を感じながら、比類なきソリューションに育て上げます。
ぜひ、現物の実務稼働をご覧ください。

業務手順と秩序

2007年03月05日 11時38分16秒 | Weblog
まだ灯油シーズン中なのですが、この時期に我々としては来季に向けて新たな業務オペレーションの企画をスタートさせます。これが例年のルーティーン業務となってきました。

石油業界の現状を鑑み、傾向と対策を考慮しながら、石油業界から求められている課題をピックアップして今後の動向を配慮しながら、今年とは違う「何か」を考えテーマとして絞り込む必要があります。この作業は石油業界がたとえ一歩でも前に進むためには絶対に必要な事項であると考えています。

現在の石油流通業界の課題解決そのものが我々の企業にとってもまさに「課題」なのであり、この部分では全く課題を共有しているということになります。

自分たちの企業に課せられた課題に対処するには、当社システムのユーザー様の意見やご要望をとの入れることが勿論大切ですがさらに多くの業界の人たちとの意見交換なども必要となります。

非常に難しい作業なのですがこれを粛々と進めるためには、スタッフの考え方の基本を再度確認整備しそれぞれがシステム開発の基軸となる目線や立場をわきまえる必要があります。

運用するユーザー様の立場はもちろん、ご意見やご要望を理解する努力、企画して制作する立場、販売する立場、サポートする立場などすべてを考慮して作業手順と秩序を維持しながら意見をまとめます。

今年のテーマや要望は大変です。
年々高度化するご要望に対して適切なご提案ができるよう必死に勉強しています。

特に、今年はゼンセキの展示会や全国各地での地方セミナーなども控えており、分かり易くご理解いただけるように工夫しています。

すべてが先進的なITビジネスですから前例などにこだわっていたら、前に進むことができません。何でも「草分け」は大変です。いばらの道です。

課題(ソリューション)ビジネス

2007年03月05日 06時45分31秒 | Weblog
当然のことながら、我々の仕事は非常に特殊でしかも専門的な知識と技術が要求されています。クライアント企業は同じ石油業界なのですが経営スタンスから規模や業態も大幅に異なります。

ソリューション(課題)提案の視点やスタンスもそれぞれの立場で異なります。

実は一番難しいのは、自分自身の業務キャリアに対する考え方の軸足なのです。個人の頭の中に構築されている経験のデータベースを駆使することになります。異なる経営規模や業態にいかに柔軟な対応が図れるかということです。

一般企業に大企業の考え方や手法を提案しても全く意味がありません。逆に大企業に小企業の課題解決手法を持ち込もうとしても全く通用しません。

もちろんIT関係の基礎知識が必要なのですが、ソリューション業務で一番大切なことは前提となる柔軟な考え方と頭脳構造なのです。個人の業務キャリアを有効に活用するためには柔軟な思考がポイントです。
画一的で固定的な視点や考え方の業務経験者ではまったく通用しません。

ソフトウェアのウェアとは「器」のことなのだそうですが、元来は脳みそが入っている頭骸骨のことなのだそうです。柔軟な頭脳ということなのでしょう。逆にハードウェアというのは堅い頭(機器類)のことでしょう。

ハードウェアという固まった機器類の中に柔軟なソフトウェアが収納されて初めてソリューションが構成されるということになります。

このことはITビジネスの中でも特にソリューションビジネスに携わる者の基本です。

今週から規模や業態が大きく異なる企業に対する構築作業が開始されます。
今までのキャリアが生かされることでしょう。
がんばりましょう。