ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

大減販時代

2006年11月15日 09時26分01秒 | Weblog
何処へ行っても、石油業界は減販の話題です。
いままで、拡販、拡販で戦略を組んできた元売販売戦略も大転換しなくてはならない時代になるでしょう。当然、リテール販売業者まで大きな影響を受ける事になるのでしょう。

元売直営販社によるSS店舗のセルフ化と大規模化が急速に進行し、一般中小零細SSの淘汰、足切りなどが進むはずです。

石油製品が相場商化して、業転マーケットの流通も活発になれば従来の「系列」という流通体系が完全に破壊される日も近いと思うのですが、どうでしょう。すでに系列は崩壊したというご意見も多くなっています。

元売 ⇒ 特約店 ⇒ 販売店 という本来の流通経路は形骸として存在していても流通マージンの実幅が少なくなるわけですから、それぞれの流通段階が臨むような収益を確保する事は絶対に不可能な状況となりつつあります。

特約店も仕切り対応が大変で利益が上がらず、債権確保に課題を残すような販売店政策についてはギブアップ状態のところが増えています。

「大減販時代」に見直すべき事は統合系管理システムの強化による経営コストの劇的な大幅削減です。もちろん、中規模以上の特約店企業が中心となるのでしょう。まだまだ、不要な管理職が多い企業が目に付きます。

拡販が望めない!!。
最大の課題は本社管理業務のコストダウンですね。いよいよ待ったなしの状況です。こうなると、企業としては管理コスト経費を削減するしかありません。

ERP流通管理システム導入により、確実に管理コストは大幅削減可能です。

石油業界の時代はすで「NEXT」へです。大きく変わりました。

気付いていない企業は大変な事になるはずです。




ブログの意義

2006年11月15日 08時34分29秒 | Weblog
こうして、毎日ブログを書いていてもこのブログの向こうで読んでいらっしゃる皆さんの顔は見えません。どんな方が読んでいるのか?

純粋に石油ビジネスの関係者なのか?
はたまた石油システム開発の同業者の情報取得なのか?
私の個人的な知人なのか?

友人なのか、ライバルなのか、敵対的な人物なのかさえも判りません。
ですから、自分は気がついていなくとも、色々な影響があるのかもしれませんね。
書いて良い事、悪い事。不利になることなども色々とあるのでしょう。
なにしろ、一方的な情報発信なのですから、難しい。

最近では、石油業界の初対面の方と名刺交換などをすると「ブログ読んでますよ」と声を掛けていただいたりします。先方は私の事を知っているのに、私は全く初対面で相手の事を知らないのですから恥ずかしいような感じですが、初対面でも私の考え方や近況を知っていてくださるのでなんとなく、早くフレンドリーな関係になれるような気がしています。
こんなところがブログの良さであり本来の意義なのだと思っています。

私が、ブログを書き出してから3年くらい経ちます。日記のようにほとんど毎日書き込みをしてきました。人間ですから日々の気分も違います。ビジネスをしていますから状況も変化します。嬉しい事。悲しい事。嫌な事も色々とありますが自身で読み返してみると感慨深いものがあります。(独りよがりですが・・・)

波乱万丈の人生と浮き沈み、特に、石油ビジネスにおける特異な実体験は現在の私のビジネスに大きく影響しています。
石油業界のコンサルタントや販売促進システム企業の経営者の方も沢山いらっしゃいますが私のように現場最前線で30年以上もSS現場体験を積んで、しかも、販売店レベルのリテール経営者としての苦労から特約店としての特殊なマーケットでの直売まで石油ビジネスの裏側まで知り尽くして生きてきた人間は少ないはずです。

一時的な成功や大失敗。個人の人生の破綻から再生。
そして、ビジネスの再構築に至る経緯はまさに今考えると「人生はドラマ」であると痛感しています。

今日もこうして生きています。
そして、明日があるはずです。

あくまでも、そんな男の「独り言」ですがお役に立てる事があるかもしれません。