ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

最近感じたこと

2006年04月20日 08時16分50秒 | Weblog
ITビジネスというイメージは言葉では先進的なイメージですが、実際には体力勝負の仕事です。
頭も体もフル活動ですから体力が必要です。
好きでやる仕事と生業として行う仕事は全く異なります。ただコンピューターが好きというだけで触れていればいいという感性だけでは食べてはいけない仕事のようです。

さりとてお金だけが目的で概念や知識がなければ全く通用しません。何もできなかったら経営者どころか職業として従事しても通用しないのは明白です。ビジネスソリューションの世界は非常に入り口が狭い業界だといわれる理由はここにあります。

とくに、業務に特化した数千万円するソフトウェアでも必要でない人には全く役に立たないわけですから、営業形態や価格体系も全く普通のビジネスでは考えられないケースが多い事も事実です。専門的な知識が必要なのです。その事を認識していないとビジネスとして成立しません。

高価なソリューションほど本当に一部の高度なビジネスフィールドで運用されるケースが多いわけで、マーケット自体も狭いわけです。しかし、価格は高くとも規模が大きく導入によるコストパフォーマンスも高いため経営効率に大きく貢献する事ができるわけです。

某大手システムメーカーの社長と面談した折にビジネスソリューションは、同じものであってもERPなどの構築では100万円から数十億円までの幅があるとの事でしたが、本当の話だと実感しています。

ハードウェアメーカーが機器を販売するような感覚とは全く異なるビジネスなのです。
我々はマーケットで必要とされるビジネスコンテンツをいかに安い価格で提供できるかがポイントです。しかし、ビジネスとして健全なかたちで企業を運営できなければユーザーの最終的な満足度を満たす事はできません。ギリギリの経営状況ではその事を実現できないわけですから、クライアント側との協調が大切なのです。

もちろん、ソリューションビジネスに携わる人間はこの事を明確に認識する必要があると感じています。