CAUTION!!!
SHERLOCKファンの皆様!ここから先はS3E1のネタバレです!見たくないという方は退避して下さい!
私的なコメンタリーですが!自他ともに認めるシャーロキアン歴10年、でも抜けているところもあると思うので気付かれた方は指摘して下さいね(^ ^)
◉タイトルの
EMPTY HEARSE(空の霊柩車)これは原作をうまくスライドさせてますね。原作も3年の月日が流れ、ドラマは2年。死んだと思われていたSherlockがカムバックしてきたお話が
EMPTY HOUSE邦題は"空き家の冒険"。
◉冒頭の自殺トリック。007とMIPを足したみたいなクールさ!James Bond顔負けのセクシーキスをモリーにお見舞いっ!カッコよすぎるシャーロック❤︎❤︎❤︎
◉あ、Johnに怪しげな事しているのは、英国で人気のマジシャンAND催眠術師のDerren Brownさんという方だそうな。こういうのは現地人は"がははー!"とツボるんでしょうね。この方はどこまで信憑性のある催眠術師なんだろう?
◉私的に好みなのがLestrade警部の
Bollocks!!(くだらん!)とAndersonに言い放つこの言葉(^-^)
◉A:
I believe in Sherlock Holmes(僕はシャーロック
ホームズを信じる!)L:
That won't bring him back(それは彼を連れ戻さないだろう=それで彼は戻ってこないだろ)とな。レストラードとアンダーソンの掛け合いで英語の勉強になりますな♫
◉セルビアの拷問シーン:囚われている男が
I used to work in the navy..と言ったところで私は
また007ネタか?!(ジェームズ ボンドは元々海軍出身。これはS2のBelgraviaにも若干似たようなセリフがあります)と思いきや、実は拷問者の事だった!だってこの囚人がシャーロックでMicroftが迎えに来てたみたい(笑)
◉ジョンがTubeに乗ってるのは、後半への伏線。で、ロンドンのチューブあんなにキレイじゃないよ!因み
Baker Stは4Line交差する、なかなか大きな駅。実際のロケ地の駅なら
Euston Squareが最寄り駅。
◉子供達が叫んで乳母車みたいなのをひいてるシーン:
(A)penny for the guy!(ガイ人形の為に1ペニーを!)は意外とというか、かなり重要なシーン。ここで詳しく書くと後半のネタバレも書かないといけなくなるので、ちょこっとだけ。
Guy Fawkes Nightというお祭りの為に子供達が募金を集めているシーン。あの乳母車に乗せているのは
ガイ フォークス人形なんです。最近ではあまりやってないと聞いたんだけどなー。
◉マイクロフトのオフィスにて。M:
you got yourself in deep there with Baron Maupertuis(君はモーペルテュイ男爵のところで深みにハマっていた)→このモーペルテュイ男爵というのは原作の
語られない事件の一つ、モーペルテュイ男爵の大陰謀事件。からの引用でしょうね。
The Reigate Puzzleに出てきます。
◉M:
Middle-age, brother mine. Comes to us all.(いい歳だよ。皆歳をとるんだ)とシャーロックに諭す兄貴。何となくですが、これから歳をとっていくシャーロックジョンがまだまだ見れそうな予感を感じさせるこのセリフ。ゲーティスさん達は歳をとってゆくあの2人を撮りたいと以前何処かで話していたのを思い出したので。
◉ジョンが結婚するかも!と告げたあとのMrs Hudsonの
What's his name?に爆笑!まだゲイだと信じてるハドソンさんwその後の
Live and let live, that's my motto.(人の人生に干渉しない、それが私のモットーなの)ってww名言だけど、すごくしたり顔だよーー(^ ^)
◉シャーロックの自信過剰ぷりと、自分の事しか考えてない発言その①:
What life? I've been away((ジョンの)人生?僕がいなかったのに)マイクロフトに、君が現れてジョンが喜ぶと思っているの?の問いに対して(笑)
◉シャーロック演じるベネディクト自身はお洋服に無頓着なのに、シャーロックでは
このシャツどう?とか
コート(15万ぐらいするBelstaffという英国有名ブランドのもの)はどこ?とか。そういうこだわりをちらりと見せる現代シャーロック、ファッションアディクトの私としてはツボです。
5/27追記Twitterで見かけたのですが、シャーロックがこの時シリーズを通して初めて白シャツを着たから、
このシャツどう?似合う?的なシャーロックのあの発言があるみたいです。芸が細かいね…(笑)
◉Twitterでも予告が流れた時に呟きましたがシャーロックがマイクロフトに向かって
Blud(兄貴)と呼ぶのはなんか違和感。まぁ、その違和感を狙ってるんだろうけど。お上品なホームズ兄弟らしくない言葉を使うのがいいのかもね。
2/23追記:ずっと加筆修正するの忘れていたのですが、翻訳家加藤さんのブログを読んで、なるほど!と思ったところを付け加えさせて頂きます。シャーロックがBludと言ったのは、S2E1のアイリーン アドラーとの対比をさせたかったからだそう。アイリーンがシャーロックが訪ねてくる支度をしている際に
Bloodと使用人のケイトに言ってましたよねー、そう言えば。いやはや、さすが……ゲイティス兄貴の遊び心に感服。日本人って悲しい…気づきにくいんだもの(。-_-。)
◉レストランにて。シャーロックがジョンの前に現れる際に変装しているのは、原作由来。でも、現代シャーロックは
演技による変装なので原作みたくガッツリ変装は殆どしない(笑)あと、フレンチ訛りの英語でギャルソンを演じているのは、シャーロックのお婆さんがフランス人という原作設定があるからだと。
◉ギャルソンシャーロック、ジョンに気づいて貰えず失敗(笑)
I'm certainly endeavouring to sir(結構努力してるんですが……)にククク(笑)
Endeavourという単語は主に英国で使用される事が多いと思う。
◉プロポーズなうなジョンの前に再びシャーロック現る(笑)さっきから回りくどい…
...Suddenly one is aware of staring into the face of an old friend(...突然(その群衆の)1人は古い友人の顔を見つめていた)って君は詩人か?!爆。芝居がかった事が好きなシャーロック。これは原作の
The Naval Treatyでの最後、シャーロック自身が
...I never can resist a touch of the dramatic.(僕はドラマティックなことをしたいというのが抑えられないんだ)と言っていたのを思い出したシーンでした。
◉S:
the Short version "NOT DEAD"がシャーロックらしい言い方(笑)
◉自分の帰還を喜んでくれるどころか怒っているジョンに段々不安になるシャーロック(笑)ジョンの感情は読めるんだねぇ(^^;;で、起死回生にとジョンの髭をネタにしたら襲いかかられたシャーロック(笑)もう笑しかない!
◉シャーロックの言う
A system of Japanese wrestling...というのは皆さんご存知の原作に出てくる謎の日本格闘技
Baritsu(バリツ)に由来。原作も彼がカムバックしてきた
空き家の冒険のところでこの日本の格闘技が語られるのですが、バリツってどこで聞いたのかなぁー?コナン ドイル先生は(笑)きっと柔道だと思うんだけどねー。傑作なのが、本当のBaker Stにあるホームズミュージアムには
How to Baritsuなる本が売ってるんですよねー(笑)
◉本当に個人的な視点なのですが、どうもシャーロックのいう
13possibilities が気になるのです。1313...とまぁ2回も言うので、すーんごい気になって。で、思い出したのがこの話の元になっている空き家の冒険は
The Return of Sherlock Holmesというタイトルの短編集の1つ。で、この短編集は
13篇からなっているんです。それにかけて、1313...って言っているのかなー?と。私の深読み違いな気もするけど(笑)
◉シャーロック、ジョンの髭にこだわる(笑)これは、原作のジョン先生はずっとヒゲを生やしていたから。
◉ジョンが怒っているのは、シャーロックは実は生きていたのにずっと連絡をしてこなかった事に腹を立てているのですよねー。なのに面白おかしく
Surprrrrise!!!なんてやられたらそりゃキレるわ(笑)ジョンの
One word...!!が重いね。
◉メアリーのdeductionをするシャーロック。単語が一気に出てくるので幾つかあげておきますね。
Liar, Secret,
Only child, Shortsighted, Tattoo, Part time nurse, Guardian, Linguist, Romantic, Scar, Appendix, Clever, Lib-Dem, Cat lover, Disillusioned, Size 12, Bakes own breadなどなど。気になったものは皆さんあります?
◉それぞれの人物のところに現れるシャーロック。レストラードの所で
Those things will kill you.って言ってますけど、禁煙継続出来てるの?(笑)あ、暇だと吸いたくなるから、この2年間は働き詰めだったって事ねw
◉ハドソンさんの驚き方はナイス!爆。
◉腐女子ちゃんのHow to return Sherlockは、世界中のファンフィクション女子に捧げるものなのか?爆。
◉あ、アンダーソン由来なのね?
The empty hearseというタイトルが付いたのは(笑)そんなサークルみたいなものまで作ってたのね(^ ^)
◉Breaking Newsの
HAT DETECTIVE ALIVEはさー、どこからの情報なんだろ?Twitterのハッシュタグもそうだけど。マイクロフト?レストラード??うむむ...なんかここしっくりこない。
◉メアリー、ジョンブログを音読!ジョンブログってあんまりちゃんと読んだことないからどこの文面読んでるのかは分かりませんが、この文はシャーロック ホームズという探偵がどんなであるかというのを表すのにジョン
ワトソンが実際に原作で書き記してある文面。
His movements...は
A Study in Scarletに書かれている文面。2つ目の
I couldn't help thinking...はシャーロック自身が口にした名言。
Charles Augustus Milverton,
The Bruce-Partington planこの二つのお話に出てきます。
◉え?メアリー?
Famous blog, finally(ついに有名なブログを読んでるのよ)ってこれ以前にジョンブログにコメント書いてたよね?それで読んだことがないって…おかしくない??コメントだけして面白そうな過去の事件簿は読まないの?えーー、うそだぁ。
◉221Bでのホームズ兄弟。シャーロックの言う
Markersは原作ではよく新聞の身の上相談欄を見て、奇妙な犯罪が起きていないか探していたりした事が元になっていそう。
...a misplaced lonely hearts ad.(変な場所に出てくる恋人募集広告、とか)って言っているので、情報ツールが時代によって変化した証ですな。新聞からインターネットへ。
◉あ、オペレーションゲーム!!そんなもの大の男2人でやるな!狭っ苦しいっ(笑)
◉ここで両親や子供の頃の話が若干出たのは後半への前フリだったのね。
◉久しぶりの兄弟推理対決(笑)依頼人が忘れて行った帽子から。この兄弟なんやねん!マシンガントーク(^^;;で、
I've written a blog on the varying tensile strengths of different natural fibres.(僕は色んな自然の繊維強度張力の違いをブログに書いたことがある)とシャーロック。シャーロックのwebsiteにはその形跡も無いし、原作でもそんな論文を書いてはいない。で、多分ですが
SHOSCOMBE OLD PLACEというお話の冒頭でシャーロックが顕微鏡で帽子(推理対決の元になってるのも帽子!)に付着している繊維を見て犯人を突き止めるというシーンが書かれているので、これ由来かな?と。
◉
How would you know?とマイクロフトに告げるシーン。これはS2E1の
A Scandal in Belgraviaのバッキンガム宮殿内でシャーロックが
Sex doesn't alarm me.と言った後のマイクロフトのセリフと全く同じ。ここで
I'm not lonely.と言ったマイクロフトに2年前の仕返しとばかりに同じ事を言うシャーロック。てことは君はヴァージンではないのね?爆。あと、撮影のアングルがBelgraviaのとあるシーンと被るのはワザとしてると思う。アイリーンに出し抜かれた翌日の221B。朝の兄弟トークのアングルが重なりますよね。にしても、シャーロックがニット帽被ってるーー!!!(≧∇≦)と萌えた方も多いはずww→え、わたしだけじゃないよね?(・ω・;)
◉マイクロフトが
Elementaryとシャーロックに。シャーロック ホームズの名言と言えば
Elementary, my dear Watson.(初歩的だよ、ワトソン君)とか思ってません?実は原作では出てこない言葉なんです、皆さん!本人使っていないしワトソンにも言ってない。これはホームズを演じた著名なアメリカの舞台俳優
William Gillete(世間的なホームズのイメージはこの人が演じたことによって浸透した)が生み出したもの。その後も何度か他の俳優がシャーロックを演じても愛用され続けてきたのがこの"初歩的"のセリフ。まぁだから、このドラマでもシャーロック自身は使わず、おにーさんに言わせたんだろうな。これまた意外性のあるマニアックさ(笑)
◉いやー、ジョンは今
シモ系の専門医なんだ?お医者さんって大変ね(笑)意味は書きませんがジョンの患者の症状を羅列しておきます。
Undescended testicle, Thrush, Piles.
◉ハドソンさんに、ジョンと話なさいよ。と言われ、シャーロックはジョンが話したくないらしい、と。その後にジョンの診療室でジョンがゴム手袋を嵌める瞬間に中指立てている(笑)また221Bに戻り、ハドソンさんが、彼は何て言ったの?と。シャーロックがFワードを言おうとしたところで、うまーく診療所に替わってジョンが患者に
Coughと。これはこれは!ネイティブならおぉー!なんでしょうけど、非英語圏の私達にはなんじゃらほい?(´・_・`)ですよねー。これは教えて頂いたのですが、シャーロックとジョンの言った単語を繋げると
Fuck-offと聞こえると。言われて納得②(笑)
◉
Monkey glands(猿の腺)、
Professor Presburyといえば原作の
The Creeping Manより。てか依頼人の
Mr Harcourt ってグラナダ版シャーロックに出てた俳優さんの名前から取ったのか?
◉シャーロックの次の依頼人の話は原作の
A Case of Identity(花婿失踪事件)まるまるそのまま(笑)
◉シャーロックが依頼人の義父に
You have been a complete and utter...(あなたは全くの極めて異常な…)からのジョンの診療室で
Piss pot. Pissは尿という意味で、検尿容器。と俗語で最低な奴。という意味も。男同士が喧嘩したりするとたまに耳にする(^^;;
◉ジョン患者のおじーちゃま。これは皆さん気づきましたよね?原作はおじーちゃんの変装をしたままいきなりジョンの前で正体を明かすシャーロック。その変装していたおじーちゃんの設定がそっくりそのままこの患者のおじーちゃんに移行してます。
Church streetでお店をやっている、
Worshippers, British Birds, The Holly War.とおじーちゃんが出してくる書籍やDVDは原作の変装シャーロックが持っていた本のタイトルにほぼ同じ。ジョンはシャーロックの変装だ!と思い込むけど、でも違ったね(笑)原作との対比が面白いわーw
◉地下の骸骨といえば、原作の
SHOSCOMBE OLD PLACEをまた思い出したんですけどねー。
Jack the Ripperは原作ホームズと同じ時代に起きた未解決猟奇殺人事件。同じ時代に起きたのに、作品にはその微塵も出さなかったコナン ドイル。なので後世のファンはシャーロックと切り裂きジャック事件を絡めさせたりしてます。シャーロキアン達はシャーロックの手がけた事件の年月日を突き止めて、どの事件の前後に切り裂きジャック事件(5人殺害したと言われてるけれど、色んな説がある)が起こったかを照らし合わせてみたりしてます。
◉シャーロック、捜査中にジョンの幻聴が聞こえるという(笑)
Show off(かっこつけ), Jealous(嫉妬), Smart arse(知ったかぶり), You forgot to put up collar up(襟を立てるの忘れてるぞ)
→このドラマ特有のシャーロックの癖。とまぁ色々聞こえてくるのねー、そんなにジョンが恋しいかww
◉ニット帽の本来の持ち主、Shilcott。ドアベルが
Mind the Gapにワハハ!ロンドンの地下鉄に乗ったことある人にはほんとツボだと思う(笑)
◉依頼人シルコットのガールフレンドってあのアンダーソンの設立したEmpty Hearseにいた腐女子Lauraちゃんなんじゃ?と勝手に憶測。
◉個人的に
Bizarre(奇妙な)という単語大好きw響きがね(笑)
◉えーと、Tube Mapの一部を貼っておきます。
Green LineがDistrict Lineです。WestminsterとSt James's Parkはこんなに近い。
◉ジョンたん三度襲われる(笑)ちなみにSpeedy'sの横はセブンイレブン(^。^)
◉シャーロック
I helped him put up some shelves.(棚の取り付けを手伝ったんだ)ってうーん。違う意味もあると思うんだけど、今一つ自信がないから秘めておきます(^^;;
◉モリーにお礼を言うシーン。なんかシャーロック人間らしくなってるよね?更に。でもジョンの前ではソシオパスのまま(笑)
◉ここで聖書のお話。メアリーに謎のテキストが来ますが、これはジョンが連れ去られたのと関連がある訳ですよね。でも一応聖書に引っ掛けた意味にはなります。
Saint or Sinner? James or John?...は新約聖書に出てくるキリスト12使徒の2人、ヤコブ&ヨハネ兄弟に引っ掛けてると思う。聖人か罪人?は、キリストが捕らえられそうになった時にペテロ以外の弟子は逃げたから。そのお話に引っ掛けていると思われます。
◉
St James The Lessは
小ヤコブのこと。12使徒の中にヤコブが2人いるからそう呼ばれてるのです。とまぁ、そのヤコブさんに因んだ名の教会。ベーカーストリートからあすこまでは車で20分かかるのね?あ、その教会はバッキンガム宮殿のまだ南、ウエストミンスターあたりかな?途中見える銅像はバッキンガム前の
Queen Victoria Memorialだと思う。まぁ確かに道も入り組んでるし車じゃちょっと……
◉あ、私が冒頭で書いていた
Guy Fawkes Nightがこれ。あの案山子がガイ フォークス。あれを子供達が引きずり回してからあの篝火にポイとするそうな。毎年11/5にやっているこのお祭り。何これ?って思いますよね?また後で説明します。
◉ベネママのWandaの言う
Glassesは原作の
The Golden Pince-Nez(金縁の鼻眼鏡)からか??
◉Parliamentに入れなかったわ。何か重要な議論をしてるみたいね。とベネママ。これもクライマックスへの伏線。因みにハドソンさんが聞いていたラジオもこの話題と同じ。
◉おやおや!ベネディクトの本当の両親がシャーロックの両親を演じているだなんて!豪華wwこれは貴重だよーー(≧∇≦)
◉
Lord Moranはこのお話のベースになっている空き家の冒険のモリアーティの右腕だった、モラン大佐由来。
◉シャーロックがここでやたらと連発する
Ratは多分
The Boscombe Valley Mysteryの被害者の息子が聞き間違えたRat(
裏切り者)から。だってこのお話のモランは貴族出の大臣。国に尽くす筈の人が大それた犯罪計画をしているのだから、ちょー裏切り者だよね(笑)
◉ジョンがアルカイダやIRAという、世界でも有名なテロ組織の名を。この
IRA(Irish Republican Army)は対英テロ闘争を行ってきた武装組織。簡単に言うとアイルランドを英国から独立させたい組織。今もまだ北アイルランドはイギリスのものですしね。あと、宗教問題。イギリスはプロテスタント、アイルランドはカトリック。あ、ガイフォークスのお祭りも宗教問題からきてます。
◉シャーロック:
You eliminate the other factors, The remaining thing must be the truth.(他の可能性が全て消滅した段階では、最後に残ったものが真実に違いない)というのは、シャーロック ホームズを語る上では欠かせない名言。S2E2でも出てきましたよね。シャーロックが薬にやられてラリっている時に(笑)因みに原作の
The Bruce-Partington Planにある、このセリフが元。When all other contingencies fail, whatever remains, however improbable, must be the truth.(他の全ての可能性がなくなれば、いかにそれが不可能であろうとも、何が残ろうともそれが、真実に違いない)
◉シャーロックようやっと気づいたか!What's the date, John, today's date?と。そうするとジョンが歌う!(いや、歌ってはいないが、歌詞を口にする)
Remember, remember. Gunpowder, treason and plot!はガイフォークスナイトで歌われる歌の歌詞の一部。
Remember, remember the Fifth of November, the Gunpowder, Treason and Plot... とまぁまだまだ歌詞は続いてゆくのです(笑)
◉えぇ、この事件の下敷きになっているのは冒頭から名前も出てきますが、ガイ フォークスが実行犯にされた1605年の
Gunpowder Plot(火薬陰謀事件)。
そう、エリザベス1世亡き後のイングランド、ジェームズ1世の母親は敬虔なカトリック教徒でエリザベス1世のパパ、ヘンリー8世がローマ法王とさよならーして、イングランドは国王を教会の首長とする
英国国教会を制定。もともとカトリックだった国なのでまぁ混乱。カトリック教徒は弾圧されますよね。で漸くカトリック教徒の期待の星、ジェームズ1世が即位したのに彼はなんと、英国国教会優遇政策を断行!とまぁ、カトリック教徒は裏切られたという憤りが募って、国王殺しちゃおうぜー!国会議事堂爆破しちゃおうぜー!と計画。その実行犯がカトリック信者のガイ フォークス。でもばれて捕まってしまうんですよ。それで、壮絶な拷問を受けた結果、関わった人物や計画を洗いざらい暴露する事に。そして勿論死刑宣告。
Hanged, Drawn and quartered(首吊り、内臓抉り、四つ裂きの刑)という国王に対する反逆罪を犯した、貴族ではない男性に行われる刑に処せられ……まぁ苛烈極まる拷問で首吊りだけで絶命したそうな。まぁ、その爆破未遂を祝うのが11/5のガイフォークスナイト。この日に逮捕されたんでね、イングランドではめでたいんだそうで。それに因んで花火あげたり、篝火でガイ人形燃やしたりするそうです。かなり余談が続いてますがついでに。英語で男性を表す
Guyはこの人物由来。あと世界で有名なハックティビズムを行う集団、アノニマスのあの仮面もガイ由来。元はガイを象徴的に扱った
Vフォー ヴェンデッタで主人公がガイの仮面を被っていたことが元。今や、抵抗と匿名のシンボルとなっているガイ。いやまぁ、英国国教会からしたら大罪人だけど、カトリックからしたら英雄ですからね。
私は英国国教会系の学校出身なので…ボソボソ…
◉シャーロックの言うストリートの名は本当にウエストミンスターにある。けれど、スマトラストリートはない。あるのはハムステッド付近にその名のロードが。
5/24追記スマトラストリートが実際にウエストミンスターに無いのは、原作の
The Sussex of Vampireに出てくる語られざる事件の一つ、
The Giant rat of Sumatraから。
◉モラン卿が見ているテレビの音声で
Orwellianと出てきますが、イギリスの作家
Gorge Orwellの書いた
1984という監視管理社会の世界を、オーウェリアンと呼ぶのです。そうそう、村上春樹の"1984"もこれ由来と聞いたことがあるのですが、本当かな?何はともあれ、テロ防止法の採決の行方がふつーに気になる(笑)
◉シャーロックとジョン、In ウエストミンスター。本当にここで撮影したと思います。だって私の記憶が正しければ、本当にウエストミンスター駅はこう、だだっ広かったもの。カーディフにも似たようなところありそうだけど…どうでしょ?
◉切り離された車両を見つけるシャーロック達。これも
Empty Hearseな訳で(笑)ジョンが冒頭でタクシーではなく、地下鉄に乗っていたのがこのシーンへの前触れ。
◉作動してしまった装置を、解除できなーい!!と叫んでジョンに謝り倒すシャーロック。そのしおらしさが胡散臭いとジョンに疑われてるけれども、続行(笑)ここのシーンはシャーロックが可愛いwマインドパレスでうーーーん!と考えるシャーロックもwwそして結局ジョンは騙されるんだよねーー( ̄▽ ̄)
◉
You were the best and the wisest man that I have ever known..of course I forgive you.とついにジョンが折れたーー!時のシャーロックのほぇ?とした顔(笑)
◉所変わって、アンダーソンの部屋。飛び降りる前、
LAZARUSとコードネームをマイクロフトに送ってますが、これは聖書由来。ラザロという死後4日も経つ友人を生き返らせる話があります。ということは、自分は一旦死ぬけれどもまた戻る。という意味合いがあるのではないか、と。
◉やっぱりあのボールで(S2E3)脈を一時的に止めてたのね。って本当にとまるのか?と仲良しのフォロワーさんと鑑賞してる時に言ってたんです(^^;;
◉
I've got lots of coats.とシャーロック。えぇーー!Belstaffのあの約15万円ぐらいするコートいっぱいあるの?それだけで、探偵業の報酬っていくら?と聞きたくなるわー。
◉あら、アンダーソンのファーストネームは
Phillipだったのねー!アンダーソンといえば原作の
The Lion's Maneというシャーロックが引退してサセックスに落ち着いた頃に起きた事件に出てくる刑事さんがモデルかな?その人も髭を生やしてたから。
◉やっぱり爆発しなかった!ジョンの
You cock!!(クソ野郎)ぐらいのニュアンスだと。
◉あはは!レミゼの名曲が電話から流れてくるのは、両親をちゃんとミュージカルに連れていっているマイクロフトからの電話より。Intervalで交代してと言っているということは、革命軍の青年達の決戦前のシーンだから…まぁ中盤だね、やっぱり(笑)
◉モリーの彼氏を見て皆があれ?って顔するのは、格好がシャーロック仕様だから?長身にロングコートにスカーフ。過去は引きずるものさ、モリーちゃん♫
◉
Being Sherlock Holmes!!
いい言葉wwお帰りー!シャーロック!!とジョン!!そしてディアストーカーを被るのね(笑)
◉ラストのクリフハンガーで、New villanのマグヌッセンが。私の勝手な予想は、映像で見つめているのはシャーロックではなく、メアリーなんじゃないかな?と。
と、今回の勝手にコメンタリーは、ここまでですが。
初見時は見れた事にすごく感動してテンション上がってあんまり考えずに見ていたのですが、2回目以降はなんだかなー…今回のヴィジュアルワークがなんだか今までのよりスマートさが無い事に気づき…カメラワークもどうかなー?って、フォロワーさんと鑑賞している時に2人して、うーーん…(´・_・`)No
Good??と。いやほんと個人的感想なので、聞き流して下さい!
この不平不満の続きは多分Sign of Threeに書きそうな予感……爆。
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