ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

じーじの誕生日

2020年02月24日 | 両親の介護
今日はじーじのお誕生日です。
89歳になりました。

入院中なので
ばーばとまーまーと三人で
ケーキを買って
病室でお祝いをしました。

昼食の時には
バースディカードが
お盆に乗っていたそうです。


由紀子とねーねーは
昨日、お見舞いに行って
おめでとうを言ってきました。

由紀子はいつもの

Happy birthday to you

の歌を唄ってきました。(笑)

みんなにお祝いしてもらって
嬉しそうなじーじでした。

次は90歳!
頑張ろう!!




でも、今日はじーじから
少し辛い言葉が出ました。

「俺は前に行っても、後ろに行っても
生殺しだから・・・」

何が言いたかったのか?

たぶん、この入院生活のことを
言っているのだろうと思います。

じーじは耳が遠いので
テレビの音が聞こえません。

イヤホンをつけても聞こえないそうです。

だから、テレビは観ないし

もともと本を読むことは
好きではないので
読書をすることもありません。

現在は
移動の許可はポータブルトイレまでで
他の移動は車いすの指示が出ているので
ベッドから動くこともできません。

ただ、ボーっと一日を過ごしているわけです。



入院前は食べることが
唯一の楽しみでした。

入れ歯を治したのがきっかけなのですが
以前はがりがりに痩せていたのに
三か月で7キロも太りました。

ちょっと太りすぎを心配していたのですが
今回の入院で少し体重が減りました。

それはよかったけれど・・・

病院では出されるものと
私が持っていくおやつ以外は
食べられないので
この楽しみも今は封印中です。

つらいでしょうね・・・


今日、入居する施設に行って
入居日が3月3日に決まりました。

あと一週間!

このまま入院を続ける予定ですが

じーじが言った
前に行っても・・・は、
入院の事で

後ろに行っても・・・は、
施設入居の事なのかもしれない

そんな気がしました。

きっと施設の生活も
入院と一緒だろうと思っているのでしょう。


アルツハイマーのじーじがいった言葉だし
今は仕方がない事なのだと思いながら

その言葉がとげのように
心に刺さって抜けません。

=END=
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3 コメント

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つらいね~ (みつこ)
2020-02-25 09:43:37
そういう意味ではアルツハイマーになることは
幸せなのかもしれないと思う今日この頃。
私の母は初期段階絶望で荒れまくったけれど、
結局最後は穏やかで、本人じゃないから気持ちはわからないけれど。
反対に姑のババは認知症がなかった分、
動けなくなってからの2年間は
難病の薬の副作用で皮膚はただれやすく、骨はもろく内出血もひどく、呼吸困難で酸素生活。
本当に見てるのも辛くて、
どうして死ねないんだろうか、早く迎えに来てほしいとつぶやく事がずっと続いて、
かといって私は無力で。
ババの時が本当に悲しかったです。
あ~、もう、こんな話しかできなくて本当にごめん。
おめでとうございます! (みつこ)
2020-02-25 09:46:15
を言うの忘れてました。
じーじ様!めざせ90歳。
みつこさんへ (tomi)
2020-02-25 23:07:18
ありがとうございます。

今日、MRIの結果を聞きましたが
前頭葉と左側頭葉が萎縮しているそうで、
アルツハイマーに間違いないだろうと言われた。

やっぱり!というのが本音かな!?

人は死への恐怖を忘れるために
認知症になると聞いたことがあるけど
本当にそうなのかもしれないと思う。

できたら苦しむ姿は見たくないから
アルツハイマーでよかったのかもしれない!

老人介護は本当にむずかしいね!?

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