ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

卒業式

2004年03月18日 | ゆきちゃんの日記
卒業式が終りました。 

母はよっぽど保護者席に紛れ込んで
様子を見ようかと思ったのですが、
今日は正装をしていなければ
目立ってしまうので止めにしました。(笑) 

式が終った頃に学校へお迎えに行きました。 

校門の前には、
思い出いっぱいの学校からなかなか離れられない
卒業生とその保護者が残っていて、
卒業式の余韻がいっぱいでした。 

来年の由紀子の姿を想像しながら教室へ向かっていると、
向こうから由紀子が歩いてきました。 

いつもなら「ただいま~!」と言って
私の所に来るのに今日はちょっと元気がありません。 

もしかして泣いてしまったのかも・・・・
そんな不安がよぎりました。 
 

後ろからK村先生が来て式の様子を教えてくださいました。 

由紀子はよくがんばっていたのですが、
PTA会長のお話の途中で我慢ができなくなって
泣いてしまったそうです。 

予行練習と違って、
校長先生やPTA会長さんのお話は長く、
由紀子が想像していたより時間がかかったみたいです。 

プログラムを確認しながら、
ずっと我慢をしていたのでしょうが、
緊張から湧き上がってくるドキドキする感情を
抑えることができなかったようです。 
 

それでも、K村先生が側に来てくださったら
すぐに泣きやんで気持ちを立て直すことができたそうです。 

先生は
「ほんの短い時間で式には影響はありませんでした。」
と言ってくださいました。 

その後は、ちゃんと言葉かけも歌もきちんと済ませて、
後片付けまでがんばることができました。 
 

昨夜は何度も目を覚まして、
独り言をつぶやいていた由紀子・・・。 

どれほど緊張していたかは想像できます。 

誰よりも由紀子自身が
最後まで泣かずに参加したいと思っていただろうとおもいます。 

なのに、自分でもどうにもならない・・・
それが障害ということなのでしょう・・・。 
 

私は今日の由紀子のがんばりに
100点をあげたいと思います。 

最後まで席についていられた事、
パニックを起こしかけたけれど
ちゃんと気持ちを立て直すことができた事。 

本当によくがんばりました。 

先生も一緒に誉めてくださいました。 

初めはしょげていた由紀子も
2人に誉められて、やっと笑顔が戻りました。 

今年のこの経験でお話の長さは解りましたから、
来年の卒業式は大丈夫だと思いたい母です。 
 
しかし、卒業式のお祝いの言葉は
どうしてあんなに長いのでしょうか? 

私も上の二人の娘たちの時に
何度も卒業式を経験していますが、
大人の私でも 
「長い!(ー'`ー;)ムムッ」と思うことがたびたびでした。 

そして、長い話にかぎって涙も出ない!(笑) 

我が家では来年三姉妹そろって卒業です。
 
いろいろな意味で大変です。
(;^_^A アセアセ、 

今年も母はがんばります!!(笑) 
 

K村先生が由紀子のために作ってくださったプログラムを
アップしてみました。 


由紀子が行事に参加する時には
どのような配慮をすればストレスを軽くできるのか、
このプログラムが教えてくれている気がします。 

K村先生、ありがとうございました。 


=END=
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