その前から、妻を虐待している。
この記事は、百も承知とおっしゃる方が、
多々いらっしゃるでしょうから、
スルーされて結構ですが、特に若い父親・
我が子が自分に懐かない、憎たらしいなど、
の憤懣やるかたない感情などお持ちの方は、
是非我慢して、読み切って、頂きたいと思います。
父親が我が子を虐待し、時に殺すまでは考えていないにせよ、
虐待が高じて殺してしまうのは、子供が父親のことを、
自分を育ててくれる、大事な人と思えず、お愛想付き合いが、
出来ないことに、腹を立ててしまうからです。
幼児のDNAは、自分はまだ一人で生きていけないこと、
自分のそばにいて、育ててくれる人は母であると信じています。
だから母に気に入られること、母の表情を見ていて、
喜怒哀楽を学ぼうと、一生懸命になる。
一例をあげると、同じ人形を二つ買ってきて、一つを大事にして、
もう一つを邪険に扱うと、幼児はその二つのわずかな違いを見つけ、
母親が、大事に扱った方の人形を可愛がり、もう一つには、
何の興味も示さなくなると言います。
一事が万事、母親に気に入られることが全ててあり、そういう母親に、
冷たくされたり、叱られたりすると、すべて自分の所為として、
反省し気に入られようとします。
更には、母の身近にいる人で、母が親しそうに話をする人を覚え、
自分に声をかけられると、最初の頃ははにかんだりするが、
はにかんだ愛想笑いをするようになります。
では、幼児は父親をどう見ているのでしょうか。
それは、父親が母親とどう接するか、で判断します。
昼間は働きに出ていて、母親が自分を育ててくれる信頼できる人、
と思っており、父親は昼間はいないのて、自分を育ててくれる
母の仲間か、それとも母と私にとって敵なのか、真剣に観察します。
其の判断基準は、自分に対して同課ではなく、母とどう接しているか、
だけを見ています。
父親が家にいると、母を怒鳴り、母が悲しそうな顔をしたり、
泣いていたり怖がっていたりすると、母の敵と見做します。
母の敵は、当然ながら、自分にも敵と見做します。
そうなってから、我が子を自分に懐かせようとしても、
寄って行ったりニッコリしたり、とても出来るものではありません。
増してや、貴方の座っている膝の上に自ら乗っていくなど、
間違ってもあり得ません。
この幼児の要不要の半他薦は、自立できるまでの間、生き抜くための、
DNAの知恵であり、幼児自身の性格ではなのです。
我が子が自分になつかなくて、いらいらされている若いお父さん、
自らが外で、腹立たしいこともあるでしょう、妻の未熟さに、
イライラも募りましょうが、我が子がじっと観察していることを
意識して、妻に優しく接して見て頂けませんか。
今日明日とはいきませんが、ごく近い将来、我が子がニコニコして、
貴方の膝に乗ってきて、ご飯一口おかずをひとつまみして、
口に入れるのを物珍しく、興味深く眺めて、自分にも一つ、
何か頂戴とせがむ日が、必ず来ます。
幼児は、自分に向ける愛情よりも、母親であるあなたの妻に、
どう接してくれるかが全てなのです。