ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

ベテラン2選手の意地

2007-01-23 20:00:20 | 野球
プロ野球で2人のベテラン選手の去就が話題になっている。

1人は読売Gから横浜BSに移籍した、工藤公康選手だ。
18歳で西武Lに入団して、時の監督の広岡氏に「坊や」と可愛がられ頭角を現した。
その後ソフトバンクHに移籍し、その後は読売Gに移籍している。
現在43歳だが、215勝を挙げて現役では最多勝利投手である。彼は子沢山としても名高い。
その彼が球団とは昨年末には残留で合意していた。今月になりしかしながら球団はプロテクト選手枠から外した。
その為に、横浜BSはFAで読売Gに移籍した門倉投手の人的見返りとして工藤投手を指名した。
この指名は拒否すれば、球界からの引退の道しか残らない事になる。
しかし同投手は逍遥として横浜BSの移籍に応じて、大幅な年俸減額を呑んだ。
人間として今回の経緯は面白い筈はない。
しかし「横浜BSにお世話になろうとの気持になるまで、時間がかからなかった」と言ふ。
最後になるかも知れない移籍劇で更に自分の力を発揮しようとしている。心意気や良しとしたい。

もう1人は、オリックスBを自由契約選手となった、中村紀洋選手だ。
1度はメジャーリーグでの活躍を夢見て渡米している。しかし残念ながら夢破れて日本に戻っていた。
今回の契約更新劇では、負傷している右手について「公傷」扱いを求めて、年俸の大幅減額を忌避した。球団は他球団への移籍を模索したが、ほぼ今年の球団構想を終えている為に移籍が叶わなかった。
自己のHPに「命をかけてこのチームのためにプレーしようとする気持にはなれませんでした」
と正直な心境を吐露している。どこかで球団とのボタンの掛け違いが出来てしまった様だ。
しかし彼は33歳の若さだ。早急に右手の負傷を直し、往年の思いきりの良いスラッガー振りを発揮して欲しいものだと思う。このまま引退させるには惜しい選手だ。
球界から何時の間にか引退してしまった、かっての千葉ロッテMの伊良部投手の様にだけはさせたくない。

今日の 「クスリ」
大相撲初場所で高見盛が、序盤に勝ち進みながら、結果は7勝8敗の負越しだった。人気力士だけにCMの関係の永谷園はじめ、取組みには多くの懸賞が掛けられている。彼の欲の無さが災い?他の力士に多数の懸賞を取られてしまっている。他の力士にすればゴッツアンだ。

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