ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

酒造業者の良心

2008-08-26 09:34:41 | 独り言
禁煙が大々的にアピールされる中で、喫煙擁護派の皆さんからは「たばこ」の害より、飲酒による害の方がもっと重大ではないかとの指摘があった。小生も日頃の酒類販売業者のCMなどが、おざなりに「飲酒は20歳すぎから」「飲酒運転は法律で禁止されています」等々だけで済まし、飲酒による問題点を説明していない事に疑問を感じていた。

たしかに飲酒の害は肝臓がんや肝炎の遠因だし、アルコール依存症者をも増大させている原因になっている。さらに飲酒運転による死亡事故の発生も心配される。それから喫煙害による医療費に比しても、飲酒害による医療費も決して少なくないのではと考えている。したがって酒類販売業者の広告には節度ある対応を望んできた。しかしあれだけ盛大に行なっている、ビール製造業者などのTVCMや新聞広告では、飲酒の健康に与える影響までは突っ込んでPRを避けてきているのが現状だと思う。

しかし一昨日の日本蒸留酒造組合の新聞広告は一味違っていた。

繰り返し丁寧に蒸留するから、サラッとして口当たりが良いと言っても[飲みすぎ注意]
甘くないアナタとっても魅力的。酔いざめ爽やか!甲類焼酎。
お酒は20歳になってから。節度を守って、よいお酒。のんだあとはリサイクルにご協力下さい。妊娠中・授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えます。 飲酒運転厳禁!飲んだらダメ、絶対に。

酒造業者のなかに、ようやく飲酒による健康を損なうおそれのあることを公言して、PRする気運が出てきたのではないかと思った。ビール業界のあの派手な広告が、未成年者の飲酒を増長し、アルコール依存症者の増加にも拍車をかけているキライがある。「たばこ」と同様に飲酒による健康害についても業界は真剣にPRをすべきと思うが如何だろうか?


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2 コメント

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Unknown (ごぼ)
2008-08-27 08:14:59
酒害より煙害が重視されているのは、しれっと垂れ流す被害が酒にはないからでしょう。
深酒や運転をしなければ伏流煙ほどの害はありませんからね。
アルコール臭が嫌いな私にはそれすら厳しいわけで、どっちもどっちです(笑)。
Unknown (ピーナツ)
2008-08-27 11:34:15
ごぼさん
受動喫煙の問題がひろがっています。神奈川県はあらゆる公共の禁煙かを条例化しようとしています。
同時に飲酒の害も認識しなければとの思いはあります。医療費の高騰の一因でもありますし、未成年者の飲酒の問題もバカにならないと思います。

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