コラレス通り1丁目

総合内科、感染症の勉強に、ニューメキシコ大学へ留学。
2008年4月より北九州に戻りました。

医者の妊娠

2008-02-15 13:05:12 | 米国医療

今月はルーマニアから来たフェローのアンドレアと働いています。昔は軍隊のブートキャンプで鍛え、去年もニューメキシコの水泳の記録を作ったくらい元気なアンドレアですが、このところ体調が悪そうです。

その原因はつわり。彼女は30代後半で小学生の子供が2人いるのですが、もう1人欲しかったそうで、妊娠が分かった時はとっても喜んでいました。しかし、このところはつわりがひどく辛そうです。旦那さんが麻酔科医なので、家で点滴出来るのはいいですが、最近は血管が無くなって来たと嘆いています。今日はさらにカゼも引いたようで、死人のような顔をしていました。回診の後はフェローのバックアップ体制について指導医とひとしきり。

もう1人のフェローのアンバーは30代前半ですが、4月が予定日で大きいお腹を抱えながら仕事をしています。こちらでは女性の研修医が出産する事は良くあって、何人もお腹の大きい医者がいます。ちなみに産前産後の休暇は非常に短く、産前は陣痛が来るまで働く人もいれば、産後に1週間くらいで出てくる研修医もいます。なんだか、ポンと生んで「はい、おしまい!」みたいな感じですね。もちろん可能であれば、長く休みを取る人もいます。

指導医にも妊娠中の人がちらほらいます。感染症科のアテンディングの1人も最近出産しました。彼女は割とベテランに見えたけど実は若いんだねーとフェローに言うと、何と45歳でした。でも、こっちだとあまり違和感が無いのが不思議です。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 奇跡の復活 | トップ | カジノで1億円 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

米国医療」カテゴリの最新記事