今月はルーマニアから来たフェローのアンドレアと働いています。昔は軍隊のブートキャンプで鍛え、去年もニューメキシコの水泳の記録を作ったくらい元気なアンドレアですが、このところ体調が悪そうです。
その原因はつわり。彼女は30代後半で小学生の子供が2人いるのですが、もう1人欲しかったそうで、妊娠が分かった時はとっても喜んでいました。しかし、このところはつわりがひどく辛そうです。旦那さんが麻酔科医なので、家で点滴出来るのはいいですが、最近は血管が無くなって来たと嘆いています。今日はさらにカゼも引いたようで、死人のような顔をしていました。回診の後はフェローのバックアップ体制について指導医とひとしきり。
もう1人のフェローのアンバーは30代前半ですが、4月が予定日で大きいお腹を抱えながら仕事をしています。こちらでは女性の研修医が出産する事は良くあって、何人もお腹の大きい医者がいます。ちなみに産前産後の休暇は非常に短く、産前は陣痛が来るまで働く人もいれば、産後に1週間くらいで出てくる研修医もいます。なんだか、ポンと生んで「はい、おしまい!」みたいな感じですね。もちろん可能であれば、長く休みを取る人もいます。
指導医にも妊娠中の人がちらほらいます。感染症科のアテンディングの1人も最近出産しました。彼女は割とベテランに見えたけど実は若いんだねーとフェローに言うと、何と45歳でした。でも、こっちだとあまり違和感が無いのが不思議です。
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