東京BUTTERFLY

弟の友人で、僕の数少ないロック仲間でもある
ヤマクラ君の写真展に行った。

本当は4月1日で終わるはずだったが、
僕がすっかり忘れてて行けなかったので、
片付けを8日まで伸ばしてくれて、
滑り込みで先週末、観に行くことができた。

写真展と言っても、6畳の自宅の客間なのですが、
今回で2回目。

前回は、インド・パキスタンあたりを一人で旅をしてきた
時の写真が主だったのですが、
今回は「東京BUTTERFLY」というタイトルで、
東京で撮影した作品の撮り下ろしの新作だった。

BGMと言うには、かなりヘビーな選曲がスピーカーから流れる。

「最近、ソニックユースがまた良くって・・・」

心地よいノイズの轟音ギターが鳴り響く会場で、
飾られた写真を眺める。

都会の独特なカビ臭い新宿の路地裏。

地下道で寝ている浮浪者。

人の群れ、表通りの交差点。

東京タワー。

一枚の写真で立ち止まる。

「東京の路地裏でロックの神様に出会ってしまったのね」

新宿の路地裏で撮影されたジミヘンのポスターが、
すげ～カッコ良かった。

「うん、この写真展は実にロックだね！」

「わかってもらえて嬉しい～！」

今回はあまり評判が良くなかったと、
本人は寂しそうにしてたけど、

・・・俺は好きだなぁ～。

そして、ソニック・ユースのギターが
宇宙の終わりを告げた。

次回も期待してます。