「 杵原(きねはら)学校の木造校舎とシダレザクラ 」
4月15日(月)
二日間の桜案内人は飯田市在住のSご夫妻。
待ち合わせ場所は、杵原学校のシダレザクラの前。
え?杵原学校?・・・ 指定されても、どこにあるのかさえも分からない。
前夜、ネットで検索して場所を知る。
2008年「母べぇ」、2015年「母と暮らせば」のロケに使われて有名になったのだそうです。
二つの映画の主演は吉永小百合さん。
そんな事情を知って期待に胸を弾ませ14時到着。
予想以上の迫力に圧倒され激写しました。
☆ 杵原学校の枝垂れ桜
↑ 木の下で
感嘆の声なき声、、、桜が降ってきそうな迫力です。
↑ 桜と校舎
※杵原学校について
木造校舎・昭和24年山本中学校として建築。
昭和60年中学校の統合により廃校。
登録有形文化財
☆ 案内人Sさん宅にてティータイム
目の前の冠雪の南アルプス、、なんて凄いロケーションか。。。
Sさん曰く、空気がご馳走、眺めがご馳走。
本当に他に何が必要でしょう。
こんな景色を毎日見て育てば悪い心は育つはずがない。
お茶と手作りの野菜の酢漬けをご馳走になり作り方も教えていただきました。
↑ お庭からの眺め
お茶休憩の後は近所でのお花見。
↑ Sさん宅の裏山の名も無き枝垂れ桜
大きな枝垂れ桜の木の下にはピンク色のミツバツツジ。
ここはSさんの3人のお子さんたちの遊び場だったそうです。
白い月が昇っていました。
↑ 裏山からの眺望
りんご畑と飯田市内と遠景は冠雪の南アルプスの山並み
青空の上の方の白い点は、、ゴミではありません、お月様なんです。
☆ 安富桜(やすとみざくら)
「長姫(オサヒメ)のエドヒガン」として県天然記念物
推定樹齢 :400年
目通り周囲:6.7m
樹 高:20m
場 所:飯田城 二の丸跡
↑ 高さ:20m
これほどの古木ながら添え木を一本も使わず自立して立っています。
飯田市の市内なのに、残念ながら桜の花は終っていました。
↑ 6.7mの周囲
↑ 飯田市美術博物館と安富桜
屋根はアルプス山脈の形を模倣。
↑ 安富桜の枝の間に白いお月様
☆ 麻績の里 舞台桜(おみのさと ぶたいざくら)
推定樹齢350年
花びらが5枚~10枚の珍種、日本唯一の半八重彼岸枝垂れ桜です。
残念ながら山の影になりシルエット的な画像になりました。
↑ 桜木と元学校の建物
旧座光寺麻績学校について
1873(明治6)年建築、長野県最古の学校建造物。
歌舞伎舞台としても県下最大級として県宝に指定されている。
この日は、3本の名の有る銘木枝垂れ桜と名も無き枝垂れ桜1本に案内をいただきました。
南信州の桜の銘木は未だ沢山有り、とても1日では巡りきれず、、、
数年かけて巡りたいと思い始めています。
1日目の最後は飯田市内の「居酒屋はこだて」さんにて宴会。
2日目は高遠城址公園の桜です。