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Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

私とは何か――「個人」から「分人」へ

2015-09-21 21:09:11 | 本-その他
図書館から借りた『私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)』を読了。
著者は小説家の平野啓一郎氏。彼は随分前に話題になった『日蝕』の著者だそうです。たしか漢字とか文体とか難しそうで、読むのをやめた記憶があります。でも本書は読み易いのでご安心を。
「個人」が「individual」(分けられない)なら、それをもっと細かくした「分人」が「dividual」(分けられる)ですか…。たしかに環境とか相手によっても、喋り方1つに限ってもそれぞれ違うことがありますからね。ある人のことを「二重人格」と思ったことがあったけれど、実は自分にも当て嵌まったりして。というよりも誰もが「多重人格」なのですね。
ではどれが本当の自分かというと、結局は一人でいる時がそうであると本書にはあります。まぁ、事実、一人の方が気楽ですし、何をやっても自由だから、やはり本性が出てきますよね。
彼の著書のタイトルがやけに出てくるのが気になったけれど、全体的に考えが面白い本でした。

私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)
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講談社


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