昨日は季節外れとも言える暖かい「文化の日」であった。
外を見るとTシャツ一枚の人も見受けられた。
日中の暑さのせいかビールが飲みたくなり、いつもの「橙や」さんへ出かける。
取り敢えず、まず一杯のビールがうまい。
お薦めの品を見ると、季節は冬に入っている。
あれこれおいしそうなものを選び、ビールから日本酒に替える。
厚岸産の牡蠣が、「本日のお薦めその1」のようだ。
今年、ナマを食べるのは始めてである。
つるりと一口で食感を楽しむ。
あん肝。
もみじおろしのピリッとした辛みを添えてつまむ。
濃厚な肝を口にしながら、「あんこう鍋の季節になるな~」と鍋に思いを寄せる。
鱈の旬は真冬で、少し早いのであろううが、真鱈(マダラ)の白子がメニューに載っていた。
天ぷらか、酢じょうゆ、どちらかを選べたのだが、てんぷらにすることにした。
白子を大葉でくるんで揚げてあり、サクッとしたコロモとやんわりとした白子が良い感じである。
お酒の後は、お餅。
暑い盛りだとお餅なんかには手が出ないが、季節は冬である。
大きな切り餅に、エノキやシメジなどのきのこの入ったタレがかかっていて、おいしかった。
二個を難なく平らげた。
お酒のおいしい季節になる。
あの人、この人、一緒に飲みたくなる人の顔が浮かぶ。