納言のもろこしだより

今回上海が3度目のもろこし滞在。倭国ともろこしの和睦を願いつつ、のほほん過ごす清少納言のつれづれ日記!

遥かなる絆

2009年12月31日 | 上海だより
海外にいると紅白歌合戦はどうしてもみたくなる。というか、それくらい見ないと大晦日気分が味わえない。こっちはふつうの日ですから・・。

で、ずっとNHKをつけていたら再放送で中国残留孤児をテーマにした物語、「遥かなる絆」をやっていた。

主人公が中国に留学していた時期と、自分が初めて中国に滞在していた時期がちょうど同じで(90年代後半)、主人公を通してあのころを思い出した。当時まだまだ反日感情がつよくて自分もよく「日本鬼子」とよばれてたなぁとか、一方で家族のように親切にしてくれる中国人もいっぱいいて。「感情」がとっても大事にされていた。

さて、先日。
中国人友達に呼ばれ出かけるとスペイン産ワインやら台湾のカラスミやらずら~り。海外で買ってきた化粧品をずらり並べて見せてくれる。
その中の一人はずっとパソコンの前で株チェック。損失は前よりましで50万元(約700万)だとか。そういいながら買ったばかりの1万元(約14万円)のコートを見せてくれる。この人たち、なんかお札に見えてくるよ。

このドラマを見て、あのころの素朴な中国人を懐かしく思い出した大晦日の紅白前でした。