先週、思いもよらないことが起きた。
ご存知の通り納言は正月休みにベトナムに行った。しかし、実はそのとき空港で一悶着あったのである。
代理店で一ヶ月前に買ったハノイ行きのチケットを持って北京空港のベトナム航空のチェックインカウンターでのこと。
「あなたの名前がありません。今日は満席ですが、もし来ない人がいたら乗れます。」
何でと言っても仕方がない。何を言ったところでまかり通るはずがない。ここはだめなものはだめな国なのだから。
全員の客が来るまでずっとカウンターの横で乗客が手続きしていくのを眺めていた。
15分前になり、2名がまだ来ていなかった。「大丈夫です。」と言われたそのとき、彼らはやってきた。希望が消えた。
「あなたの席はありません。どうしても乗りたいなら320ドルの追加料金を払ってビジネスクラスに乗ってください。それかあさっての飛行機に変更してください。」
すっかり気力もなくなっていたので全然納得いかなかったがお金を払って飛行機に滑り込んだ。何でこんな目にあわなきゃいけないんだ・・・と思いながらもこの国もベトナムも同じ社会主義の国。何を言ってももうだめだ。あきらめるしかないのだ。
その後、ベトナムの友人T.Oさんがハノイのベトナム航空に、北京の友人Y.Oさんが英文レターを作って北京のベトナム航空に事情を説明してくれた。
と、先週。
3ヶ月たって320ドルが返金された!
この国で!
奇跡です。
お二人に感謝。そして正攻法が通じた両国に感謝。
(原因はコンピューターシステムの問題だったようです。もうこんな体験したくないよ。)