納言のもろこしだより

今回上海が3度目のもろこし滞在。倭国ともろこしの和睦を願いつつ、のほほん過ごす清少納言のつれづれ日記!

折紙つきの日本2

2006年05月24日 | 倭国にて

神の国を後にし、続いて向かったのは「あおによし」を枕詞とする、日本有数の古都。

納言的には、洗練されて外国人観光客も多い京都より、すこしのんびりした雰囲気のこちらの古都が好きである。

この古都の有名な鹿がたくさんいる公園、日本最大の大仏がある寺などは何度も行った事がある。

そこで今回目指したのは・・・・。

                       唐招提寺!

 

そう、もろこしから倭国渡来に何度もトライし、視力を失いながらも倭国に戒律を広めた、あの鑑真様のお寺だ。一度お目にかかってみたかったが、鑑真様と面会できるのは期間限定のようだ。今は改装中で金堂などは見られなかったが新緑が美しいお寺であった。

 

そのあとは玄奘三蔵法師のお寺。

はるか昔、シルクロードを渡ってインドから仏典を運び、長安で翻訳作業にいそしんだお方。この道のりを描いた平山郁夫画伯の壮大な絵画を目の当たりにし、非常に感慨深かった。こういうとき、もっと歴史の勉強真面目にしておけばよかった、と毎回思ふ。

 

かつてのもろこし人が残した偉業を倭国で感じ入った今回の旅。

 

いろいろな思いを残し、経済発展真っ只中、オリンピック前で騒がしいもろこしの現在の都、北京へ帰ってきた納言であった。