【ZERO DARK THIRTY】 2013/02/15公開 アメリカ PG12 158分
監督:キャスリン・ビグロー
出演:ジェシカ・チャステイン、ジェイソン・クラーク、ジョエル・エドガートン、ジェニファー・イーリー、マーク・ストロング、カイル・チャンドラー、エドガー・ラミレス、ジェームズ・ガンドルフィーニ
ビンラディンを追い詰めたのは、
ひとりの女性だった――
<9.11>から10年――
彼女を駆り立てたのは、
使命か、執念か。
[Story]
ビンラディンの行方を追うものの、的確な情報を得られずにいる捜索チーム。そこへ、人並み外れた情報収集力と分析力を誇るCIAアナリストのマヤ(ジェシカ・チャスティン)が加わることに。しかし、巨額の予算を投入した捜査は一向に進展せず、世界各国で新たな血が次々と流されていく。そんな中、同僚の一人が自爆テロの犠牲となって命を落としてしまう。それを機に、マヤの中でビンラディン捕獲という職務が狂気じみた執心へと変貌。ついに、彼が身を隠している場所を特定することに成功するが...
9.11、アメリカ同時多発テロの首謀者でありアルカイダの指導者のビンラディン暗殺をめぐる舞台裏を描いた作品。監督はアカデミー賞で作品賞などを受賞した『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグロー。
158分の大作、エンタメ性ゼロなのに関心が高いのかほぼ満席状態で滑り込みセーフで観てきました。これは1本集中してよかった~。
ドキュメンタリー風で思ってたよりも淡々とした展開でしたがかえってリアリティがあって良かったと思います。158という長さも気にならず見入ってしまいましたよ。
冒頭、真っ暗なまま9.11の音声が流れてくるとあの日を思い起こされて緊迫感をもって映画の中に入り込んでいきます。
タイトルのゼロ・ダーク・サーティとは、軍の専門用語で午前0時30分を表すそうで、ビンラディンの潜伏先にネイビーシールズが踏み込んだ時間のことだそうです。
アメリカが血眼になって探しても見つからなかったビンラディンが、2011年5月に殺害されたというニュースは衝撃的でした。その追跡チームの中心にいたのが若い女性だったというのも驚きです。最初は普通に仕事をこなす女性分析官としてやってきたのが、同僚の一人が自爆テロの犠牲になってからは彼女のビンラディン追跡の狂気のような執念はすごいものがありました。
クライマックスのビンラディンの潜伏先に突入するシーンは、暗視ゴーグルからの緑色の映像が緊迫感がありました。いつものドンパチ映画とは違って派手さはなくて、ビンラディンを見つけたシーンもわりとあっけなかったし。きっと実際はこんな感じなんでしょうね。でもちょっとハデだったステルスヘリの墜落はもう墜落したらステルスの意味ないよね、、、。周りにお構いなしに爆破させちゃうのはアメリカらしい、、、。
分析官のマヤを演じたジェシカ・チャステイン、モデルになった人とはさすがに会うことはできないから取材資料からの想像で演じたと思うのですが、きっと本人はこういう感じなんだろうなと思わせる熱演が素晴らしかったです。上司に“ビンラディンを見つけたクソッタレです"と言うシーンはすげーなと思いましたわー。
高卒でこんな若い女性が特殊部隊を動かしてしまうなんて日本じゃ考えられない。さすがアメリカだわーと思いますね。しかもお帰りは貸し切りとは...。ラストにこれからどこに行く?と聞かれて涙する彼女...。必死でビンラディンを追ってきてそれが終わったという脱力感みたいな感じなんでしょうかね。とても印象的なシーンでした。
マヤを見てる時ずっとビグロー監督とダブって見えましたよ。
どちらも男ばかりの世界の中で性別関係なしに活躍している所は同じですね。
★★★★.5
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そういえばマヤでしたね~
「マヤ、おそろしい娘」
ここまで描くにはどれだけリサーチしたんだろう思っちゃう
ジェシカ・チャスティンはほんと良かった。
ほんと適役だったね。
1つ1つがリアルそのものだったなぁ
最初っから徹底的なリサーチして描いてます
っていうのがわかるでしょ
描かれる「事実」
内容が濃いから、ちと疲れたけど
マヤ役のジェシカ・チャスティンは適役
見た目は華奢なのに!!!!見事だわ
いやはや、こういう現実の映画化って凄いわ
エンタメ性がないから余計にリアルに感じちゃう。
実際は映画のようなハデさはなくてあんな感じなのかなぁ。
見た目も似てますよね!
突入シーンも実際はあんな感じであっさりなんでしょうね。
ハデなのを見慣れてるのでかえってリアリティがありますね。
意外と新鮮味のある任務でしたわw
実際の任務はこういうふうにあっさりとしてるんでしょうね。
エンタメ性なかったけど、
見入ってしまいました~!
確かに!男社会で対等に渡り合うところは、監督とダブって見えました。見た目もそっくりですよね?
案外あっさりと突入して、静かに狙撃しちゃうところが、かえって臨場感があったね。
重いお話ではありましたがとても見応えのある作品でした。
10年間をうまくまとめてありましたね。
マヤの変貌ぶりもお見事でした。
どれだけ調べてつくられたのか...すごい作品だわ~。
地味なぶんリアリティがあったよね!
実話を基に作られた映画だけあって、テロからビンラディン殺害までの10年間が非常に長く重苦しい現実であった事を痛感する内容でした。
それにしても、マヤの変貌ぶりには驚かされました。
この監督。そして脚本家もよく調べないとこれだけつくれないね~
地味だけどなかなかの作品だったね☆
監督のことはそれほど知ってるわけではないのですが、
作風とかを考えると重なって思えてしまうのでした。
たいむさんも思いました?
特にサングラスをして立ってる姿とか雰囲気がすごく似てると思いました。
>監督のものじゃないかって思えるんですよ
そう言われればそうかも。
監督の気持ちがマヤを通して表現されてるのかもしれませんね。
思ってたよりも淡々とした流れがリアリティを出してましたよね。とにかく映像に見入ってしまう作品でした。
クライマックスの突入シーンはほんと今そこで行われてるのかと思うほどリアルでした。
実際もきっとあんな感じですよね。
まさかかまさで1機落ちちゃうとは...
アメリカだからハデにいくのかと思ってましたが実際は淡々としてるもんなんですね。
実際のニュースで知ったとき、意外にあっさりだったなという印象でした。アメリカ国民が大騒ぎしてるのを見て冷めて見てたからかもしれませんが...
その芯の強さといい、目標に向かって突き進む強さを凄く感じましたよ。
でも、マヤって人間は良く見えないの。
だから、ラストの涙はマヤのものじゃなくて、監督のものじゃないかって思えるんですよ。
それでも、見入ってしまう…そんな作品でしたよね♪
圧倒的な映像で、虜にするという感じでしょうか?
クライマックスのネイビーシールズの突入シーンは最高潮の盛り上がりとなり、
派手なドンパチはないものの、緊張感がマックス状態でした。
たしかに実際もあんな感じだったのだと思います。
的確で淡々とした実行部隊がメチャリアルでした。
このニュースを観た時、ビンラディン死亡と同時に、さすがアメリカ、夜中に他国でひと暴れとも思ったけど、ちょっと反省しました。