トルコに来る前も来てからも病気知らずでした。夫も健康頑健、両方の両親に感謝することはたくさんあるけれど、私たちを健康に生んで育ててくれたことは、何よりもの財産だと年を重ねるごとにありがたいと思うようになりました。
トルコの病院もせいぜい私立の皮膚科、歯科、眼科へ行ったくらい、あとは家族のお見舞いに行く程度でした。ところが今回保健省管轄の国立病院へ行ってしまったのです。
かかったのは私ではなく夫、日曜日の夜中にトイレに起きた際に貧血になったのかバスルームで気を失いそのまま床に倒れてしまったのです。どこにぶつけたのか額とその上を切り、ずいぶんと血が出ました。その血の量と夫の動転ぶりに私もショック状態、頭を打っているかもしれないので朝まで眠らないようにしました。翌朝義妹に状況だけ説明の電話をしたところ、速攻アンネ(義母)、テイゼ(夫の叔母)、義妹親子がすっ飛んできてくれました。半日アンネとテイゼの濃~い看病を受けてぐったり(!)というかなんと言うか…ありがたいです。アンネたちがどうしても頭のフィルムを撮ってもらえと懇願するので翌日近所の保健省管轄の家族診療所や私立のクリニックに行ったのですが、どこも担当の医者が夏休み…ということでしかたなく混んでいると敬遠していた国立病院へ出かけました。
国立病院はアンネの付き添いで行ったことがあるだけですが、いつもものすごい混雑、健康な私でも目的地へたどり着くだけで疲労困憊、病気になりそう、というイメージがありました。受付は不親切、どこに行けばいいか表示はよくわからないし、診察室の前には自分の順番を待つ人であふれ、他の人が診察中であろうとお構いなしでドアを開けて聞きに入る人ばかり、もう絶対こんなところには来ないと思ったものです。
ところが今回びっくりしたことに、この受付システムがとってもすばらしいものに改善されていたのです。もちろん日本ではこんなの普通なのかもしれませんが、トルコでは画期的なことの様に思えて思わず写真を写してしまいましたよ。
6枚つづりのシール。
受付で初診の申し込みをすると、患者カードとその日に何科の何番診察室でどの医師に診察を受けるか、順番は何番目かが表示された6枚つづりのバーコード付のシールとカルテの様なものを受け取ります。
診察室前のカード読み取り機にカードを読ませると自分の順番が表示されます。
それを見ながら担当医の診察室へ行くと、ドアの前に画面があり、担当医の名前と現在何番目の誰が診察室に入っており、次は誰の番かが表示されています。
患者カードを読み取り機に読ませると「○○さん、ようこそ、あなたは○○番目です」と表示されます。
これで診察を待つ人たちが右往左往して自分の順番はまだか、過ぎてしまったかと聞きまわることもないし、診察中の部屋にずかずかと入っていくこともなくなったようです。次回からは直接診察室へ行って自分で順番を取ることもできます。また同じ科で複数の医師がいる場合は、医師を選択することも患者の自由です。
自分の順番が来た時には画面に名前が表示されます。
受付でもらった6枚つづりのシールは、後で検査をしたりフィルムを撮ったりするそれぞれの場所で書類に貼り付けて病院の保険の請求等に使われるのでしょう。
肝腎の夫のその後ですが、すでに24時間以上がたっていてめまいや吐き気などの症状がないのであれば心配することはないと思うけれど、一応脳の断層写真をうつしてからもう一度来てくださいといわれました。でもその予約がとれたのは2日後、撮影は終わりましたが結果が出るのは1週間後だそうで、脳に損傷などがあったとしたらもうとっくにどうにかなっちゃっているのでは…受付システムはすばらしいけど…と思いました。
額の傷は三日月形でちょっと迫力ある顔になっています。あとは元気です。来週「大丈夫」とお医者さんのお墨付きをもらえるまでちょっぴり心配。でもきっと大丈夫。
パザルで買った黄桃がかたかったので久しぶりにピーチコブラーを作ってみました。
写真をクリックするとレシピのリンクが開きます。
☆現在のイズミル☆
身近に頼れる人が居ると本当に心強いですね、うちは親戚が誰ーもいないので何かあったときは
自宅でお休みされているんですよね?お医者さんに大丈夫って言われますように。
yukacanも心配で眠れないとも居ますが、看病で倒れないように休んでくださいね。
大丈夫ですか、ご主人健康そのものですから
、由さんもビックリしたでしょう・・・
お大事にしてあげてください。
最近海外に行くことが多いのですが、一番不安なことは、医療です。
医療体制の問題、言葉が通じないこと・・・
現地にお住まいの日本人に聞くと、日本から常備薬を持っていくこと、重い病気だとわかったら動けるうちに帰国することと言われました・・
病院のシステムが改善され、良かったですね。
日本は、良い方なのかしら・・・
ピーチコブラー、美味しそうです☆黄桃は、こちらではあまりお目にかかりません。
桃は、いつも生で食べるだけなので、かたいのに当ったら、作ってみたいわ!
私もブルガリアの大きな公立の病院は嫌です。
数年前に一度行きましたが、受付の仕方もよくわからないからみんないろんなところは行って聞きまわったり、勝手に診察室に入ってきたり、トイレは鍵もないし電気もつかなくてすごく気持ち悪かったです。
多分今でも変わっていないと思います。
とにかく病気、怪我をしないことが一番ですね。
ドキドキしたでしょ。
とりあえず、病院で写真とってネタにできるほどには余裕があるってことで、ヨカッタヨカッタ。
近くに、頼れる親類やご両親がいるってのは、やっぱりいいことですな。
トルコはそういう点ではいいね。
公立病院でも、個人経営の病院でも、日本では混んでいてシステムイマイチなところはそれなり・・・です。
夏休みだと、やっぱり検査なんかも待たされるのは仕方ないのかもね・・・。(=_=)
その間に何かあったらホント困るけど。
(そして、そういうときに限って病気したりするんだよね・・・。)
ま、まだ気が気じゃないところが多々おありでしょうから、げちみしゅおるすんです~。<(_ _)>
医療システムは日本が一番だと思います。
トルコだと入り口のところから懐具合で完全に分かれてしまいますもんね。
ご主人、お大事にしてください。
何ともないといいですね・・本当に。
国立の病院は私も嫌いです(笑)
だって、ねえ。たらいまわしにされたり(笑)
めちゃくちゃ痛いのに、めちゃくちゃ待たされたり。(笑)
ここBOの国立のトイレは汚い!!
やっぱ、行かれたegitim~の病院はさすがって
感じですね~うらやましい。
お大事になさってください!
まわりに頼りになる身内の方々が居て、本当によかったですね。Yukacanさんのブログを読んで、トルコの公立病院の素晴らしさを知ることもできました。毎回役に立つ情報を、どうもありがとうございます。
メフさん、無理しないでネ! お大事に。