ハリ天狗マネージャーの笑顔いっぱい!

走り回る鍼灸師・ハリ天狗を操るマネージャーの日々奮戦

「バイバイ、ブラックバード」伊坂幸太郎・著 読了しました☆

2018年04月19日 | 

表紙に高良健吾と城田優。
そっかー、もうテレビ化されたのね。
と、思いつつ読み始めた伊坂幸太郎作品。


5人もの女性と付き合っていた「5股男」の星野一彦。
借金問題が高じて、とあるグループから「あるバス」に乗るよう
強制されることとなる。
その猶予は2週間。その間、身長190センチ、体重200キロにも及ぼうかという
怪物級の金髪女に監視されることとなり。
そんな状況の中、あろうことかこの星野はその猶予期間に5人の女に
別れの話を告げに行きたいと言い出し、、、


まずは女性に5股かけてる男ってどうよっ!
って怒りともつかない呆れた状況から入り(笑)。

でもなんだ、そういう男だったんだ〜
と、変に納得してみたり。
もはやだんだん共感すら覚えるように(笑)

その5人との別れ話がそれぞれ短編になってるのだけど、
それそれの女性が違い過ぎ〜(笑)で飽きさせない。。

それにはこの怪物女・繭美の存在が大きい。
罵詈雑言を星野に投げつける彼女の行動が、
非常識を通りこして爽快感まで与えるという(笑)


伊坂幸太郎作品が、やっぱり好きだなと思わずにはいられなかったのは、
終わりの「解説」や伊坂さんへのロングインタビューを読んで尚更。
いろいろ仕掛けられていたことにも気づかされて楽しかった〜♪

この作品が太宰治の「グッバイ」のオマージュ、
或いはこの作品を基盤にして展開していったものと知るや、
それも読んでみたくなったのでした☆

 

 

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