~何があっても大丈夫~

2010年6月に末期のすい臓癌と宣告される。ここでは癌を宣告されてからのさまざまな想いや日々の出来事を綴っています。

友達の存在…。

2010年08月31日 14時37分22秒 | 日記

入院中から、たくさんの友達がきてくれた。
古くからの友達や、職場の友達、ママ友達…。

退院した今も様子を見に自宅に会いに来てくれる。

癌が分かってから、これまで、私が心折れることなくこれたのも、
周囲の友達が、いろんな方面から、ぐっと私を支えてくれていたおかげ…。

みんながいつも励まし続けてくれたから、落ち込む隙がなかった。
だから、前向きでいることができたんだと思う。

本やお花、パジャマ、お守り、パワーストーン、それに千羽鶴…。
すべて、みんなの思いがこもった宝物です。
「応援してるから。」
「ひとりじゃないからね。」
「みんながついているからね。」
心温まるメールや、言葉にいつも励まされました。ありがとう。

みんなに会ったとき、
「大丈夫!!すごく調子いいよ~」と元気な姿をみせると、安心してとても喜んでくれる。
私はそれが嬉しくてまた元気になれる。

『みんなの記憶に残る私が、いつも元気で明るい私であってほしい。』って思います。

といっても、あきらめているわけではないですょ!
病気のことを受け入れながらも、それでも1日でも長く生きること!!
その思いで1年、2年、いやいや10年…と、繋げていくから大丈夫

みんなが自分のために、ここまで応援してくれているんだから、その思いに応えていかないとね!!



~みんなありがとう~







家族で過ごす日曜日。

2010年08月30日 13時32分51秒 | 日記

昨日は旦那の仕事がお休み。

いつも私の受診日に合わせて平日に休みをとっているので、
家族揃って日曜日を過ごすのは本当に久しぶりでした!!

せっかくなので思いきって、イオンへ出かけた。
(といってもがんが分かるまでは度々行ってたところ。)

退院後も体力なかったし、抗がん剤の為、免疫力が落ちているで、
人の集まる所はなるべく避けていた。

病気してから来てなかったから…3カ月ぶり。もちろんマスクは必須アイテム

夏休み最後の週末ということもあって、子供連れが多い!!

あれこれ日用品などを買った後、
子供のおもちゃコーナーへ行って、次はゲームコーナーへ。

息子たちも嬉しそう。無邪気に遊んでる姿に思わずジ~ン
夏休みどこにも行けなくてごめんね。

気づけば3時間程店内をウロウロ。
入院中、体力も落ち一時は病院の廊下を歩くのにも不安を感じていたのに、

こんなに歩けるようになってる~って感激!!

すごい!普段スーパーに買い物と、家事くらいしかしていないのに、
体力も筋力も回復してる~。なんて、自分でもびっくり

ずっと歩いているうちに、多少腰や背中の痛みが出てきたものの、
さほど疲れもなく、その後、夕飯の買い物をして帰りました。

今、自分の体の中で起きてることが、なんだかうそみたい。末期のがんだなんて本当…!?
少し自信がついた。この先もまだまだいけそう!この調子!!

…な~んて思ってたのに、夕食の支度をしていると、急にどっと疲れてきて、
おまけにむかむか、食欲ダウン…。
昨日はブログもお休みし、早めに寝ました。

今日の調子はまぁまぁかな。ゆっくり家で過ごしてます。





~ゲームやおもちゃに夢中~





私のストーカー☆

2010年08月28日 23時52分00秒 | 日記

今日も体調良くって、朝から子供たちと賑やかに過ごしていました!

夕方、職場の友人が、仕事帰りに会いに来てくれました。
ちょこちょこ会いに来てくれる仲のいい友人です!

私のブログをまめにチェックしてくれている様子。
記事を更新するとすぐに友人から携帯にメールが届いたのにはびっくり!!

日に何度も見てくれているらしく、私よりもブログの内容を覚えていました
(ほぼ暗記している状態!!!)
今、完全に私のストーカーだと言ってます(笑)
本当にうれしいことです
Mちゃん、Kちゃん、ありがとう!

ブログをはじめて1週間。1日の閲覧数が700件を超えてます。
友達をはじめ、たくさんの方が見てくれているんですね!


何だかんだと、おしゃべりしてるうちに、
すぐに時間が経って、気づけばそろそろ夕飯の時間…。

楽しい時間は、あっという間に過ぎますねっ!


子供の夏休みもあとわずか。
学校が始まると、昼間は自分ひとりの時間が増えます。

ゆっくりと、みんなに会いたいです。

また、以前のように
昼食を作って友達を呼んで、お家でランチを楽しんだり、
もう少し涼しくなったら、
雑貨を見に行ったり、ガーデニングしたり…。
趣味の時間を楽しみたいな~

ずっとこのまま、今のような体調が続きますように…



四つ葉のクローバー。

2010年08月27日 14時33分16秒 | 入院中の出来事
抗がん剤を再開して3日目。
今は変わった症状もなく、体調もいいです。

外はまだまだ暑~い!!
今日は特に出かける用事もなく、家でのんびり過ごしてます。

・・・・・・・・・・・・。

今日はネタがないので、
入院中の出来事を。(いいことがあった日など日記に書きとめていました。)


がんセンター入院中のある日のこと。

親しくなった年輩の患者さんに、

「散歩してて、四つ葉のクローバーを見つけたの。
            これ、どうぞ。いいことありますように…。」

と、四つ葉のクローバーをもらった。

かわいい。こんな小さな事でもすごく嬉しい。
子供の頃に見つけたことあったなぁ~。なんて懐かしく感じました。


それから数日後、兵ちゃん(旦那のこと)と、夕方に院内の散歩道を歩いて見ることに。
体力もすっかり落ちて、足も弱っていたのでリハビリも兼ねて気分転換。

散歩道のあちこちにクローバーが生えていました。

私も四つ葉見つけてみようかなぁ?と、しゃがみ込んで探し始めました。
兵ちゃんも一緒に探してくれた。

でも、そう簡単に見つかる訳もなく、どれも三つ葉ばかり…。
なかなか見つからず、もういいか。と思った時、ふっと、
あっ、ダメだ。ここであきらめたらいかん。あきらめたらきっと…。
と、自分の病気と重ね合わせてしまった。

「どうしても、見つけないと。ここからがんばらないと。あきらめたらダメなような気がして…。」
と、また二人で探しはじめた。

それでも見つからない。だんだん焦ってくる。
やっぱりないの?どうしても見つけたいのに…。と思っていると、
兵ちゃんが、「あったよっ!!!」と四つ葉のクローバーを見つけ手渡してくれた。

うれしかった。希望の光がさしたような感じがした。


いつもそうだ。私を不安から一番に救ってくれるのも、元気づけてくれるのも、
いつも一番そばで支えてくれる兵ちゃんなんです。
ありがとう。

その後も散歩道をずっと四つ葉を探しながら歩き、
兵ちゃんは四つ葉を2つ、私は最後の最後に、なんと五つ葉のクローバーを1つ見つけました!!

これできっと大丈夫
しあわせになれる
いいことあるね

その時のクローバー、雑誌に挟め押し花にして、今でも大切にしています。










愛する息子たち

2010年08月26日 13時38分12秒 | 家族
今日は息子たちのことを書きます。


~長男のこと~

トラ(愛称)8才は、とても恥ずかしがりや。
神経質で繊細なところもあり、生まれた頃からけっこう手のかかる子。
小3になった今でも手がかかるが…。でも、とってもやさしい子。

入院中、私の実家に子供たちを預け、面倒をみてもらっていた。
こんなに離れて生活したのはもちろん初めてで、きっと淋しい想いをしていたに違いない。
入院当初は、声を聞くのも辛い時もあったが、
電話の先ではいつも元気で明るい声に励まされた。

平日は学校があり、宿題もあるので、会えるのは週末だけ。
その間、数日おきに手紙を書いてあげると、とても喜んだ。
トラも私に手紙を何度も書いてくれた。

小さなメモ書きのようなものが多く、それにはいつも、
『ママへ。元気でいてね。』
『ママへ。早くよくなってね。』
『ママへ。しんぱいしているよ。』
『ママへ。いっしょにあそぼうね。』
『ママへ。早く家に帰ろうね。』
『ママへ。ごはん食べてね。』
『ママへ。大好き。』
など、短い言葉だけど、いつも胸がいっぱいになった。
淋しくなると、何度も読み返していた。

私の病気のこと詳しくはわかっていないけど、この子なりにとっても心配している。
私を気遣う言葉も増えている。
きっと不安な気持ちでいるんだね。

退院してしばらく経った日のこと。
1学期が終わる頃、夏休みの予定表を作っていた時、行事予定の欄が空白で、
「ママ、夏休みどっか行く~?」と聞いてきた。
私の体力も落ちていたため、でかける予定もなく、
予定といえば近所の夏祭りや、自治会のバーべキューくらい。
私が今のように家で過ごせる状態がいつまで続くかわからない。
少し無理をしてでも、1泊ぐらいどこかに出かけて、
今年の夏休みの思い出を作ってやりたいなぁ…。と考えていると、
トラが、
「わかった!ここにママの病気が治る日。って書いておくね。」と言ってくれた。
たまらなくなりました。

本当にやさしい子です。


~次男のこと~

ユウ(愛称)4才は、マイペースで甘え上手。
女の子みたいな癒し系の顔をしているが、近頃とてもやんちゃになってきた。
兄弟げんかの時、
「もぅ~っ!! にぃにぃのバカ!! バカウンチ~!! ちんちんぷりぷり~!!」
「ママにいってやるけんね~だ。」
が、最近のお決まりの言葉だ(笑)。

お兄ちゃんが大好きで、いつもくっついている。
入院中も、お兄ちゃんが一緒にいることで、実家でもつらがる様子はなかったらしい。

週末会いに来たら、
「ママ~」と抱きついて来て、スリスリ…、ベタベタ…。猫のように甘えてくる。

私の病気のことは、もちろんまだ理解していない。
それが救いでもあるが、逆に、この子がまだこんなにも幼いんだ。ということを意味している。

お風呂も一緒だし、歯磨きだってまだ仕上げ磨きが必要。
トイレの後もお尻をうまく拭けてないし…。
まだまだ手のかかる時期。
こんな幼い子残して逝けないよ~。
4才じゃ母親の記憶も残らないんじゃないか…。
せめてこの子がランドセルを背負うまで…。
自分のことが自分でできるまで…。って思ってしまうんです。


子供たちのことを考えると、つらくなったりもするけれど、
笑顔に勇気づけられる。

子供がいるからがんばれる!がんばらなきゃ!!

ごはんを作ってあげられる幸せ。
寝顔を見られる幸せ。
毎日子供たちと一緒に過ごせる幸せ。
を感じながら…。

やっぱり、どうしても、まだまだ、まだまだ一緒にいたいから…。
がんばらなくては!!

それが私の生きる理由です。


~愛する息子たち~