今日は息子たちのことを書きます。
~長男のこと~
トラ(愛称)8才は、とても恥ずかしがりや。
神経質で繊細なところもあり、生まれた頃からけっこう手のかかる子。
小3になった今でも手がかかるが…。でも、とってもやさしい子。
入院中、私の実家に子供たちを預け、面倒をみてもらっていた。
こんなに離れて生活したのはもちろん初めてで、きっと淋しい想いをしていたに違いない。
入院当初は、声を聞くのも辛い時もあったが、
電話の先ではいつも元気で明るい声に励まされた。
平日は学校があり、宿題もあるので、会えるのは週末だけ。
その間、数日おきに手紙を書いてあげると、とても喜んだ。
トラも私に手紙を何度も書いてくれた。
小さなメモ書きのようなものが多く、それにはいつも、
『ママへ。元気でいてね。』
『ママへ。早くよくなってね。』
『ママへ。しんぱいしているよ。』
『ママへ。いっしょにあそぼうね。』
『ママへ。早く家に帰ろうね。』
『ママへ。ごはん食べてね。』
『ママへ。大好き。』
など、短い言葉だけど、いつも胸がいっぱいになった。
淋しくなると、何度も読み返していた。
私の病気のこと詳しくはわかっていないけど、この子なりにとっても心配している。
私を気遣う言葉も増えている。
きっと不安な気持ちでいるんだね。
退院してしばらく経った日のこと。
1学期が終わる頃、夏休みの予定表を作っていた時、行事予定の欄が空白で、
「ママ、夏休みどっか行く~?」と聞いてきた。
私の体力も落ちていたため、でかける予定もなく、
予定といえば近所の夏祭りや、自治会のバーべキューくらい。
私が今のように家で過ごせる状態がいつまで続くかわからない。
少し無理をしてでも、1泊ぐらいどこかに出かけて、
今年の夏休みの思い出を作ってやりたいなぁ…。と考えていると、
トラが、
「わかった!ここにママの病気が治る日。って書いておくね。」と言ってくれた。
たまらなくなりました。
本当にやさしい子です。
~次男のこと~
ユウ(愛称)4才は、マイペースで甘え上手。
女の子みたいな癒し系の顔をしているが、近頃とてもやんちゃになってきた。
兄弟げんかの時、
「もぅ~っ!! にぃにぃのバカ!! バカウンチ~!! ちんちんぷりぷり~!!」
「ママにいってやるけんね~だ。」
が、最近のお決まりの言葉だ(笑)。
お兄ちゃんが大好きで、いつもくっついている。
入院中も、お兄ちゃんが一緒にいることで、実家でもつらがる様子はなかったらしい。
週末会いに来たら、
「ママ~
」と抱きついて来て、スリスリ…、ベタベタ…。猫のように甘えてくる。
私の病気のことは、もちろんまだ理解していない。
それが救いでもあるが、逆に、この子がまだこんなにも幼いんだ。ということを意味している。
お風呂も一緒だし、歯磨きだってまだ仕上げ磨きが必要。
トイレの後もお尻をうまく拭けてないし…。
まだまだ手のかかる時期。
こんな幼い子残して逝けないよ~。
4才じゃ母親の記憶も残らないんじゃないか…。
せめてこの子がランドセルを背負うまで…。
自分のことが自分でできるまで…。って思ってしまうんです。
子供たちのことを考えると、つらくなったりもするけれど、
笑顔に勇気づけられる。
子供がいるからがんばれる!がんばらなきゃ!!
ごはんを作ってあげられる幸せ。
寝顔を見られる幸せ。
毎日子供たちと一緒に過ごせる幸せ。
を感じながら…。
やっぱり、どうしても、まだまだ、まだまだ一緒にいたいから…。
がんばらなくては!!
それが私の生きる理由です。
~愛する息子たち~