ちょこちょこ帳

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第3の診断

2013-03-10 00:05:22 | びょうき
思ったほど出血もなく、術後の経過は良好に思えました。

チャリンコに1ケ月乗らないように、とされていたのが
なかなか大変でしたが

喉元過ぎれば・・・じゃないけど、あんなに辛く、重苦しく感じた日々が
嘘のようで。

最初にガンと診断してきたA医師に対しての憎悪心も、余裕で笑い飛ばしてしまう
くらい、完全に高をくくっていました。

そんな軽い気持ちで受けた、手術後初の診察。母付き添い。

あの、穏やかなB教授。

「病理検査も問題なかったので、安心してください。
次の診察は、1ケ月後の・・・・」

と、言われるハズでした。変な自信がありました。


なのに、実際は、


「病理検査の結果、悪性でした。悪性腺腫という病気です。
病名にガンは入ってないから、ガンほど悪さするものではないけど、
悪性は悪性なので・・・
根治を目指すなら、子宮全摘。
でもまだお若いし出産もされてないので、挙児を希望するなら、
子宮本体残して、頸部だけ切除も出来ないこともないですが、
手術中、子宮本体入り口部分まで悪い細胞が浸潤していれば、
再発や生命のリスクを伴うので、その時は全摘します。

よくご家族と話し合って、10日後の診察までに、決断をしてきてください。」


と言われました。


あれ?あの穏やかで優しい、救世主に見えたあのB医師が?
子宮を取りなさいと言ってきてる?

その時・・・自分に都合のいい診断をした医師が良い医師、
悪い診断をした医師が悪い医師、という風に思っていた自分の愚かさを
思い知るのです。

そしてこんなに簡単に、天国から地獄へ落とされるもんなんや・・・


B医師は、子宮をもし残せても、自然妊娠はまず無理、ほぼ人工授精しかないこと。
流・早産の危険性が伴うこと。私の年齢・環境的にすぐにでも欲しいという訳でないのなら・・

と、取った方が賢明、と言わんばかりにコンコンと説明してきました。

でも私の気持ちは、何を聞いても同じでした。

残したい、って。

家族と話し合い?何を話し合うの?
私の体やのに?
子宮を取らなかったら、もし再発した時に迷惑を掛けるから、取った方がいいか、とか?
孫の顔を見たい?見たいというなら残しとく?とか?

そんなん、無理。
たとえ親でも、体は私のもんやもん。
迷惑とか、親の希望とかいうレベルでは考えられなくて。
 
けどB医師に対しては、すっかり意気消沈してしまい、
弱々しい声で「私は残したいです」と言うのが精いっぱいでした


てゆうか、悪性腺腫て、なに??

キイタコトナイヨ!

調べると、症例が極端に少なく、でも確実に怖い病気であることはわかりました。

私がかねてから悩まされていた、水溶性のおりものが特徴・・・


もっと早くに病院に行っていれば・・・


またあの、にっくき自己嫌悪の波がやってきました



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