ちょこちょこ帳

ちょこちょこした物やおもしろい物を中心に、気が向いた時に更新していきます。

笑い泣きアルバム。

2008-01-24 10:22:32 | 日記
母が押入れの整理をしていて、奥にしまってあった、
私達兄弟の幼き日のアルバムが出ていたので見ました。

末っ子の宿命で、兄と比べて遥かに少ない写真の量でしたが、
思ったよりはきちんと収められていました

私が生まれてすぐの写真、幼い兄と、哺乳瓶を持った姉がベビーベッドを
覗き込んでいました。

「こんな時もあったんや・・・」

なんか、兄姉に対し、つまらない事で憎んだり、批判したりしてる自分が
たまらなく愚かに思えて、号泣してしまいました。

でも、生い立ちにそってページをめくっていくと、私の写真には一枚も
かわいいのがなく、不細工で、不恰好で、無防備で・・・

思わず一人で爆笑しながらまた号泣して、の繰り返しでした

私は幼い頃、非常に頭の毛が薄く、3歳くらいまで、産毛に毛が生えたレベル
(ややこしい表現やな)でした。
親も、髪ぐらいとかしてくれたらいいのに、毛が少ない上にボサボサで、
やさぐれたキューピーちゃんのようでした

集合写真でそっぽ向いていたり、運動会で整列の時もよそ見していたり。
そして表情は大半が半泣きで・・・情けない


そんな私でも、愛しそうに見つめる母の優しいまなざしがありました。
同じように、兄と姉にも・・・

最近、色々有って、不甲斐ない兄と姉に対しても平等に接する母を
疎ましいとさえ思っていました。
自分はもっと評価されてもいいハズなのに・・とか、
もっと他の2人に厳しくして欲しいとか、そればっかり。

当たり前だけど、母にとっては小さい頃から今に至っても、3人とも
我が子であり、愛情の深さは同じやったんやなーーって。

うちの母は天然だし、自分の思いとかあまり口にしない人なので、
何も考えてないように思われるし私もそう誤解してた時期もあったけど、
ほんとは常に考え、悩み、私達が不公平な思いをしないように、
平等を心がけてくれていたんだと思います。

私一人が躍起になって、
「私は他の二人とは違う」とか、
「私が一番親孝行してるから一番愛されて当然」

とか勝手に思ってたのって、すごく無意味だったんだなーって。


・・・だからって、すぐに姉との関係を修復できるかって言ったら・・・
すぐには無理だと思います


まぁでも、ちょっとずつカチカチの心を解凍していけたらいいかなーって
思えた一夜でした