中国で見つけた珍しい???

中国在住の管理人が、中国で見つけた珍しいものを紹介していきます。

グリコとロッテの泥仕合?

2011年09月10日 15時11分47秒 | グルメ
 中国で生活していると、さまざまなパクリ商品を目にするものですが、今日はお菓子について紹介したいと思います。

 中国でも、日本でよく見かけるお菓子を購入することができます。コアラのマーチやポッキーなど、日本と味があまり変わらないものもありますが、個人的に不満なのはロッテのチョコパイです。表面のチョコがいくら冷やしてもパリッとしないうえ、中のクリームがマシュマロみたいに硬いのです。韓国オリオンのチョコパイなども試したのですが、やはり満足いく味ではありませんでした。



 以前から気になっていたロッテのポッキーこと「ペペロ」を、スーパーで購入してきました。ネットで色々調べた結果、本家本元のグリコのポッキーのほうが、歴史が古いそうです。ロッテはポッキーを堂々とパクっているなぁ、と何となく感心していたのですが、グリコだって負けてはいません。



 これは「Pejoy」という名前で売られているグリコのお菓子ですが、見た目も食感もロッテのトッポに酷似しています。ただスナックの部分がトッポより柔らかく、香ばしさの点でも負けていますが、写真の抹茶味や赤ワイン味などバリエーション豊富でかつ高級感があるため、私もよく購入します。

 中国ならではの事情ですが、ポッキーやプリッツを購入しても、ふたつ(あるいはそれ以上)に折れていることがほとんどです。理由はいろいろありますが、まずポッキーは日本のように密封されていなく、袋の中に空間があるため折れやすいと考えられます。次に中国の物流事情で、おそらく運送する際に段ボールをポイポイ投げているのでしょう。それから店側の問題ですが、陳列するために並べてあるダンボールに店員が平気で座っています。商品を並べる時も雑な扱いで、しかもレジで精算する時も乱暴に投げられてしまいます。そして何よりも重要なことは、消費者がそれほど気にしないということでしょう。

 日本でポッキー等の折れやすいお菓子類をどのように運送しているかは分かりませんが、私はかつて実家の福島県の運送業者で、リンゴ運びを手伝ったことがあります。リンゴをトラックに積んだり、他県に輸送するためトラックから下ろしたりする仕事でした。リンゴは丈夫で傷みにくいという理由から、ダンボールに詰められた状態であればある程度投げてもよいという、暗黙の了解がありました。「リンゴは重いけど、積む時に投げられるからモモよりも楽だ。モモはリンゴより軽いけど、傷みやすいから投げられないんだ」と、働いている人が教えてくれました。