ゆいもあ亭【非】日常

映画や小説などのフィクション(非・日常)に関するブログ

ふたりはCUREキュア

2006-06-19 | 映画
「CURE(キュア)」

黒沢清 監督 役所広司 主演

催眠による殺人教唆の連続。

なるほど、「アナザへブン」的であり、その本来のアイデアがあまりにSF的であったためもう少しテレビ的に調整し作品化された「沙粧妙子 最後の事件」を思わせ、もちろん、映画「催眠」的でもある。


……そう思いながらも、ドキドキする、
この厭らしいほどに癇に障る犯人像・事象の提示っぷり(演出)は、
なんなんだ?

主人公の妻(洞口依子)の壊れっぷりも凄い。

教唆犯 萩原聖人のひとをイラつかせる喋りもよい。

しかし! しかしである。

このラストはなんだ? 本当になんなんだ?

これではまるで「自殺サークル」じゃないか!

教唆犯もCUREなら、刑事もキュア
(勝手に癒され自己昇華?!)

という、実に困った作品だ。

うーん。全体としては悪くない。

しかし、この落ち着きの悪さが、
すべからく「意図」なのだろうから、
黒沢監督ったら、本当に意地が悪いよな。

歌って踊れて冒険もできる、子守バイトあります!

2006-06-18 | 映画
エリザベス・シューという女優さん。最近は年齢なりで、「ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ」の、殺された母親役なんかを演じているが、「バック・トゥ・ザ・フューチャーPart2&3」の彼女役(2では、未来の自分達の行く末にショックを受け、家の前のベンチに放置され、3の終わりでマーティによって起こされる)を演じたりしていた彼女。多分、彼女が「主演」で最も魅力的な作品は「ベビーシッター・アドベンチャー(Adventure in Babysitting 別題 A Night on the Town)」だろうと思う。

シカゴ郊外の住宅地に住む17歳のクリス(エリザベス・シュー)は、その土曜日は恋人と楽しく過ごすはずだった。それが、突如彼氏の「急用」でデートは中止、そのうえ子守を押し付けられる。ところが、家出を決意した挙句にバスターミナルで迷子となり困っているという、親友からのSOS電話によって街に出かけなければならなくなる。自動車のパンク、自動車窃盗団との接触と、次々にトラブルに巻き込まれながらも、彼女は子守を任された家の夫婦が帰宅する前に、子どもらともども無事に帰れるのだろうか。

……と、まあ、こんな感じのあらすじだが、

逃げる途中に、ナイトクラブのショーの舞台に迷い込み、即興の歌「ベビー・シッティング・ブルース」を歌うシーンがあったりして……これがまた……。

そして、実はこの映画で一番よいのは冒頭のタイトルバックでのエリザベス・シューのダンスシーン。

クリスタルズ(Crystals)のシックスティーズ・オールデーズ・ナンバー「Then He Kissed Me」に乗って、踊る・踊る!

未見ならば、ぜひ、見て欲しいのだが、これまた、日本ではDVD化されていないのである。

「ハリポタ」映画のクリス・コロンバスの監督デビュー作なんだよ! 「ホーム・アローン」だってDVDになっているのに! さあ、DVD出せ! すぐ出せ! タッチストーン・レーベルよ!

*クリス・コロンバスの監督デビュー以前の作品は、「グレムリン」(ギズモ!)と「ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎」(少年ホームズとワトソン!)の脚本などという仕事がある。

「キャプテン」への「恋情」

2006-06-17 | ドラマ
「スタートレック ベストエピソード コレクション2」の「ヴォイジャー」編、「ヴィディア人の協力」というのを見ました。

「スタートレック:ヴォイジャー」は、管理者という滅んだも同然の先行的知的種族によって、銀河の反対側(未踏のデルタ宇宙域)に飛ばされた呉越同舟(連邦士官とゲリラ組織マキ)のメンバーが連邦航宙艦ヴォイジャーを以って遥かなる地球を目指すという話。

「ヴィディア人の協力」は唐突にエピソードが始まる。

キャスリン・ジェインウェイ艦長(女性艦長)とチャコティ副長(ネイティブ・アメリカンで、元マキメンバー)の二人が屋外に放置されたカプセルで目覚める。トゥボック(バルカン人保安主任)からの通信で、この惑星原住の「虫」が媒介する業病を患ったふたりは、その病気の発症を抑えるため(なぜか惑星に留まれば発症しない)と、隔離のために置かれたのだと告げられる。艦のドクター(本来は緊急用ホログラムドクター)も原因菌を突き止められず、手の施しようがないという。

ジェインウェイとチャコティは惑星に置き去りにされることを受け入れ、艦の責任をトゥボックに任せ、「地球への帰還」という目的に「戻る」ようにいう。

以後はふたつの描写がパラレルに描かれる。地上のふたり、ことにチャコティの、穏やかな愛情の告白(なにしろ、「治療方法」が見つからない限り、ふたりで生きていくしかなく、おばさん見かけの艦長も、まあ、大人の魅力の人であるし、また、チャコティもストイックなネイティブ・アメリカン戦士である。いちどきに激しく燃え上がる愛という感じではなく、ふたりの愛は静かに高まっていく。

一方では、沈着冷静(バルカン人だからな!)なトゥボックは「ヴィディア人(ヴォイジャーには敵対するが、抜群な医療技術を持っている)には接触するな」というジェインウェイの言いつけを守っているがクルーたちは偶然近くに現れた「ヴィディア艦」に連絡を取ろうとする。結果、トゥボックが折れるが、ヴィディア人はヴォイジャーを罠に掛けようとしていた……。

まあ、おおよその筋はそんな感じだが、「スタートレック ベスト エピソード コレクション2」の統一テーマ「キャプテン」の、実は共通点が「キャプテン」の「恋」という感じなのだな。

面白かったです。

やっぱりDS9が、自分にはいまひとつ馴染めないですね。

次号も買おうと思います。

ローラ、駆ける!

2006-06-16 | 映画
ラン・ローラ・ラン」トム・ティクヴァ監督 フランカ・ポテンテ(本ブログ前記事) モーリッツ・ブライプトロイ主演  原題 LOLA RENNT(ドイツ映画) 

冒頭、電話で恋人マニからなじられるように告げられた彼の命のタイム・リミット。ブツの運び屋を任された彼は、その代金10万マルクを、待ち合わせ時間に、組織のボスに渡さなければならない。バイクで迎えに行くはずのローラが待ち合わせ場所に来なかった(迎えに行く途中で立ち寄ったお店の店先から、バイクを盗まれてしまったのだった!)ため、やむなく利用した電車で、車内見回りに怖じけたマニは、現金を入れた袋を座席に置き忘れてしまった。次の駅へ問い合わせた段階で、既に袋はなく、慌てて降りた際にぶつかった、袋をたくさん抱えた浮浪者が持ち去ったと思われる……。公衆電話から漏れるのはマニの悲痛な叫びだ。おれはボスに殺される! おれを愛しているって? 愛なんて何の役に立つんだ! 愛で10万マルクが作れるのか?

午前11時40分現在、命のリミットは20分後。それまでに10万マルクを作るため、公衆電話から見渡せる大型マーケットを拳銃強盗すると語るマニ。ローラは20分待ってと告げた。

20分以内に10万マルク。ローラの脳裏にあらゆる知り合いが浮かんでは消える。しかし、パパ、やはり、パパに頼るしかない! 普段足として使っているバイクもなく、ローラは部屋を後にして駈け出す! 走る! 走る! 走り続けるしかない……。

さて、ここからが「肝」だ。彼女がぶつかりそうになったり、声を掛けたりする人物のその後が「走馬灯のごとく」インサートされる。思わぬ幸運、思わぬ不幸……これが、何を意味するのかは、はじめは確とはわからない。また、この間、彼女の「叫び声」には、実質的に破壊力があるらしいこと(そういう解釈をしていいのかも、最初はわからないのだが……)が語られたりもする。そうして、走る20分の末、マニとローラは強盗犯として警官隊に撃ち殺されてしまうのだった! マニとの愛の語らいが、それこそ走馬灯のようにローラの脳裏に浮かび……だが、こんな結末を迎えることを、彼女は拒否して……。

そして、二周目が始まる。マニからの電話を切り、駈け出すローラ。死はリセットされ、走り出すタイミングがわずかに違うため、出会う事象が変化する! 先に平凡な行く末を暗示された人物のこの後が劇的に変わり、不幸な結末を迎えるはずの人物の末路は幸運に開ける。二周目の終わりにマニとローラに待ち受けていたのも、しかし、またも、ハッピーエンドではなかった。

ローラは三周目のはじめにまたも戻る……。

さてさて。

この作品の構造を「三つの違うエンディング」から成るゲーム的な作品と評したレビューを見たが、それは違うだろうな。

ローラは、現実を走るばかりではなく、追い詰められたところで「時をかける少女」なのだろうと思う。

「叫ぶ」ことで、物理的に干渉する「念力(サイキック)」能力を有する彼女がタイム・リープをしたってよかろう。

赤い髪のケバイ(年もちょっといっているような感じのある)彼女は「時をかける少女」だった、というのがきっと正しい解釈なんだろう。(そういう意味では「三つのパラレルワールド」と解釈した人はおおよそ合っていたと思う)。

ヒットポイント回復するなら?

2006-06-15 | ゲーム
♪ ヒットポイント回復するなら 傷薬と宝玉で 瀕死大変 仲間を助ける ちがえしの珠と反魂香 石化回復ディスストーン 毒で痛いよディスポイズン 麻痺したときはディスパライズで 病気を治すディスシック いつも戦うみんなの味方 僕らの街のお薬屋さん ♪

洗脳ソングというものがある。Hellow Sofmap world とか、ヤマダ電機の歌とか……マツキヨの歌とか。

さて、冒頭、の歌をご存知か?

おう、おう。そうだね。正解である。

そう、サトミタダシの歌だ。

え? 知らない?

そこの、あなた! 悪魔に襲われて瀕死状態になったり、石化した友達を助けたりするのにはどうするの? え、キミのペルソナの能力で回復できるの?

……バカなネタを振った。

無論、サトミタダシチェーンは、続編新作も予定される「女神異聞録ペルソナ」(上田信舟さんのマンガもよい!)のシリーズで、キャラクター達に便利な「薬」を提供する、ドラッグストアなのである!

最近は、ゲームをやらない、やる暇がない、それでもわたしは気分としてメガテニストなのである。

こんな話題を振ったから、ついで。「真・女神転生デビルサマナー」テレビシリーズのDVDボックス、欲しいなぁ。

ただ、値段が高い¥ 31,290 →¥ 28,161 という感じ。

そして、どうやらテレビ放映版(ノーカット版がでたというビデオ版ではない)らしい点が不満だ。

ノベライズが素晴らしかっただけに、寂しい。

誰か賛同してくれない? テレビ東京と円谷さん! 何とかして!

あくがれ出づる……

2006-06-14 | ドラマ
人間の魂というのは、思った以上にはしっかりと肉体に繋ぎとめられてはいないもののようだ。

「憧(あこが)れ」の語源は「あくがる」つまり、「在処離る」であり、魂が今在るところから何かに誘われ離れて出歩くことをいう。

「対象」への熱烈な思いに駈られると「魂」は肉体からするりと出て行ってしまうわけである。

「スタートレック ベストエピソード コレクション2」より、今日は「ディープ・スペース・ナイン」のエピソード「愛の幻影」を見た。

実のところ、「ディープ・スペース・ナイン」はほとんど見たことがない。たぶん、テレビでこのエピソードを見たら途中で投げ出したに違いない。

シスコ司令官紹介編としては、わたしにとっては、あまり「ベスト」といえない作品であると思う。しかし、人間シスコの、きっと情熱的な気性を抑えて振舞っているだろう姿が、決して派手ではないエピソードを通してじんわりと通じてきたので、結果はオーライなのかもしれないな。

次は、「あくがれ出づる魂」との、切ない触れ合いなどという「大人な」エピソードでなく、胸躍る子どもも納得な(シスコの息子も納得な。さすが宇宙ステーション! 唯一の、だが、家族も一緒に住んでいて、学校に通ったりしているのね。まあ、エンタープライズDのディスク部も、居住ブロックだろうけれど、DS9の方が、もっとがっちりしていそうだな。)そういうもう少し派手な話で彼とはまた出会いたいものだ。

ナイトシャマランと同じ匂い=「フォーガットン」もしかしたらネタバレ

2006-06-13 | 映画
『シックス・センス』以来、最も衝撃的なスリラー

この惹句がDVD「フォーガットン」(監督 ジョセフ・ルーベン 主演 ジュリアン・ムーア )のウラ表紙に書いてある文句だ。

しかし! しかしである。同じナイトシャマラン作品でも、これは「サイン」の吹っ飛び方に近い。

……ふふふ(笑い声)。そう、この映画は吹っ飛び映画だ!

1年余前、航空機事故で亡くした息子への追慕に、押しつぶされそうな母親テリー。精神科通いも効果はなく、息子への思慕は募るばかり。ところがある日、大事な息子の記憶が偽りで、そんな子どもははじめからいなかったと周囲の皆がいい始める。

当初は記憶錯誤と、記憶操作(洗脳)のミステリに見えつつ、このあたりでは、これ「ダークシティ」だの、あるいは、「マトリックス」だの(まあ、マトリックスは、ヴァアーチャル世界という仕組みがあるわけだが)のような、それ自体が「不思議世界」の話かと思われるようになる。

その先には「国家安全保障局」とかの干渉なんてネタが入り始めて、大規模陰謀モノの要素を示しつつ……そして、突然「アレ」である!

吹っ飛び映画なのだ。

サスペンス、なんてものじゃなく、本当に吹っ飛ぶ話が見たかったら、是非とも「フォーゴットン」を見なさい、と言おう。

さてさて。いたはずの子どもがいない、という「飛ぶ」映画には、「フライトプラン」などという別種の傑作も現われたが……本作の「吹っ飛び」具合には敵わないのだった。

こういう「吹っ飛んだ」話はありそうで、ないのだが、それで思い出したのは「サイン」だったんだな。

リアルな、「普通の」ドラマらしき展開が、ドロンと化ける時の仰天具合。これも、映画の楽しみといえば、楽しみだね。

終盤ジョルジョ・デ・キリコの絵画から色を抜いたような建物と柱、その陰影の中「忘れない」という勝負に勝ち抜く母親の姿により、物語は不可思議な感動のラストに至るのだった。

変な続編、こんな「SW」こんな「JAWS」読んだことあるかい?

2006-06-12 | 読書
スター・ウォーズ/侵略の惑星 アラン・ディーン・フォスター著

「スター・ウォーズ」1本目(後のエピソードⅣ 新たなる希望)のノベライゼーション作家として有名なアラン・ディーン・フォスターが、ファン達からの作品への絶賛を受け敢然と書き下ろした「スター・ウォーズ」のオリジナル続編。

ルークとレイアの相思相愛らしき描写、ウーキーより強力そうな猿人であるユッツェムの登場、フォースを増幅する樹木、謎のフォース婆さんなど、さすが「スタートレック(ログ・シリーズ、つまり「まんが宇宙大作戦」)」のノベライズも手がけたSF作家だけに、バラエティ溢れる作品に仕上がっていた。
元祖の「帝国の逆襲」が公開されるまでは、「スター・ウォーズ」に乾いた読者を癒すだけの役割は果たしていたように思う。
なお、見開きカラー挿絵は生頼範義画伯が担当、これがルーカス卿の目に留まり、「帝国の逆襲」の国際版ポスターに、生頼画伯が起用されるきっかけになったということは有名な逸話だろう。

ジョーズ2 ハンク・サールズ著

ヤノット・シュワルツ監督の「ジョーズ2」。わたしは、「ジョーズ」の初見が遅くって、日劇で「ジョーズ」「ジョーズ2」の二本立て興行があったときに連続でみたのであるが、世間様よりも、そのために連続性の中で見ることが出来たため、結構この作品を許している。
ピーター・ベンチリーの原作がブロディ夫人とフーパーの情事などというのを描いていたり、まあ、もともと映画そのものではないことから、このハンク・サールズのノベライズもある意味映画通りでないだろうという期待があったが……小技が効いていたかな。
この2頭目の鮫がメスで「妊娠している」ため、一層飢えているなんていうのは、結構良かったかな。

この、「続編小説」二作。共通点は「サンリオ出版」のハードカバーであったことです。


酔っ払ってホームで眠り、最終を逃す……か。

2006-06-11 | 映画
0:34(レイジ34フン)
クリストファー・スミス監督・脚本 フランカ・ポテンテ主演作品。原題はCREEPという。

CREEPといえば「クリープショウ」(Creepshow)ジョージ・A・ロメロ監督とスティーブン・キングががっちり組んだオムニバス映画が思い起こされたり、ダリオ・アルジェントの「フェノミナ」(PHENOMENA)のアメリカ公開題名がCREEPERSであることや、「悪魔の赤ちゃん」まがいのクリチャーだけが印象に残るダメ映画「核変異体クリーポゾイド」(Creepozoids)とか、creep(這い寄る、蔦のように這い絡む)ものやcreepy(ゾっとする)ものを描いたホラーの定番題名だ。

とにもかくにも、深夜の地下鉄駅構内と線路内、下水道などがつながっていて、怪しい「生き物」が人を殺しているわけである。

しかし、どうも、フランカ・ポテンテ演じるセレブなOLさん(?)、この人の事態への巻き込まれが唐突で、この娘がいなければ何も事件が起こらなかったのじゃないだろうかと思えてしまう。冒頭、下水施設の点検に入った係員二名が、突如何ものかに襲われるシーンはある。

しかし、恐らくかなり長い期間にわたり、この付近での失踪者はいたはずなのだ。「謎の手術室」やらなんやらで、それは後半には示唆されるのだけれども、どうもすっきりしない。

それで、「ミッドナイト・ミート・トレイン」を思い出したのだ。クライヴ・バーカーのデビュー短編小説集「血の本」シリーズの巻頭に置かれた傑作短編だ。

主人公の乗る地下鉄では「地下鉄内連続惨殺事件」が起こっている。その殺人鬼に遭遇し、肉切り包丁をふるう恐怖の殺人鬼の行動の真相を知ることになる。そして、死闘の末に殺人鬼を打ち倒した主人公は……。

このオチの見事さが、思い出されたうえ、この映画の映画としての始末のなさが際立って印象付けられたのである。

雰囲気や材料は悪くなかったはずだ。あと一本、きちんと背骨となる何かが加えられていれば(それはたとえば、示唆されるだけで終わった「生き物」の出自であるとか、あるいは「鉄道会社」そのものがこれを隠蔽していたとか、重要なプラス・アルファの要素である!)もっと面白い映画になりえたのである。

まあ、それでも一見ほどの価値はあるだろうと思う。

*この記事のために検索を掛けたお陰でこんな情報を得た。

The final installment of Dario Argento's "Three Mothers" trilogy. The film centers on a young American art student, Sarah, who "unwittingly opens an ancient urn that unleashes the demonic power of the world's most powerful witch. As a scourge of suicides plague the city and witches from all over the world converge on Rome to pay homage, Sarah must use all her own psychic powers to stop the 'Mother of Tears' before her evil conquers the world." Casting is currently underway and the film will begin shooting later this year in Rome.

「インフェルノ」の回で触れたダリオ・アルジェントの「三人の聖母」トリオロジーの最新作が今年遅くにはローマで撮影開始。来年には出来るということ。楽しみだ。

*クライヴ・バーカーといえば、「ミディアン」(「死都伝説」)の続きはでないのかしら? DVDもちょっと高いし……。映画「ミディアン」には殺人精神科医というイメージぴったりの役でデビッド・クローネンバーグが出ていたりする。ビデオ・テープ引っ張り出して見ようかな。

スタートレック ネクスト・ジェネレーション 大いなるホリディ

2006-06-10 | ドラマ
今日は娘が「焼きたて!!ジャぱん」だの「ギャルサー」だの、見るとわめくので、わたしのDVDタイムは1時間ほどでした。(大きめテレビは一台しかないので。あのコンピュータ、このコンピュータ等で見るということは出来るのですが、やっぱりいくらかでも大きめの画面で見たい……)

そこでこの間購入した「スタートレック ベストエピソード コレクション2」をディスクトレイに入れて、ネクスト・ジェネレーションの「大いなるホリディ」を鑑賞しました。

根本的に、機知というか、ある種の無茶によってオチを付けるのが「艦長」らしさ、というのがジェームズ・ティベリウス・カークさん以来の伝統なんだろうな。

前巻の「ボーグ」前後編がちょいと重かっただけに(もちろん、とても面白かったのだが)さわやか、すっきり納得の回だった。

「スタートレック ベストエピソード コレクション」(前回記事)は全巻購入すると単純計算で約16万円支払うことになり、バカバカしいとは思うのだが、

うーん。

月4千円程度ならいいかな、と思うわけで、そうこうするうちに、もしや買わない回がありつつも、スタートレックをぼちぼちと見られるなら……まあ、いいか、と。

本音は、それでも毎号1千円くらいにしてくれれば嬉しいんだけどね。

続きを見るのは、いずれ……。