23.5センチの足跡 日本に帰ってきた

アメリカ留学→日本一時帰国→ウガンダでボランティア→日本で起業。そんな私の足跡を綴ります。

4月9日(ムズング=お金 のアイデンティティー)

2010-04-19 00:21:33 | 日記
朝は少し早めにゲストハウスを出て
昨日化学のテストをタイプアップしたものを
学校に持って行ってから
エルシャダイにいつものように砂糖を持って向かった。
まずは2年生に単数と複数形の授業をする。
やはり2年生だと英語の理解力が一気に落ちるため、
ゆっくりと授業を進めた。
デイジー先生が「昨日チャールズの子ども、ジョセフが
服に穴が開いていたからみんなにいじめられて、泣いていたのよ」
という。
チャールズが子どもたちに制服を買ってあげられないのを
気にしていたのはこういうことだったんだ。
いつもしっかりもののジョセフも
今日はいじけている。
どんなにしっかり者と言っても彼は
まだ8歳の子どもなんだということを
改めて感じさせられました。

次はゲームの時間。
今回はハンカチ落としを紹介した。
意外と盛り上がり、私も
走る走る(笑)
そしてお昼になり私にだけ
マトケとお肉のスープが出てきた。
次から絶対に特別なお昼ごはんを出さないように
と約束してもらった。先生や
お昼抜きの子ども(給食代を払っていない生徒)
に少し分け、お昼ごはんを食べていると、
外から子どもたちが砂糖入りのポレッジを飲みながら
「ムズング、スカリ(砂糖)」という言葉が聞こえた。
多分「ムズングが砂糖を持ってきてくれた」とか
言っているんだろう。
ふと、こうやって私は自ら
ムズング=寄付
ムズング=お金
というアイデンティティーを作っていることに気づいた。
ちょっと複雑な気分・・・。

そしてお祈りの時間中
ずっと保育園児の赤ちゃんを抱きながら
小学部の生徒が祈るのを見学。
アフリカの赤ちゃんは本当にかわいいんです。

夕方アイシャの父親と会う約束だったので
ムヨンジョに戻った。
約束の時間になっても現れないので
電話をするとまだ家だとか。
校長は、それは姿勢だと、学校にすぐ来るように言ってくれた。
しばらく校長と話をしていると
アイシャの父親が来た。
私にアイシャのことをお礼しに来てくれたんです。
私もアイシャが学校でしっかりと勉強していることや、
友達ができたことや、
この前の歴史のテストでクラスで1番成績が
良かったことを伝えた。
彼女の態度が180度変わったというと
父親も、それは家にいて分かるという。
来学期は寮生になるため
私がスポンサーをすることも伝えた。
自分の子どもをここまで面倒見てもらっている
彼は少し恐縮したようで、
複雑な面影がうかがわれた。
それもそうだろう。
だから家ではしっかりアイシャのことを面倒見て、
父親としてしっかり責任を持ってください。
と校長と話をした。
23歳の小娘にこんなこと言われたくないだろうが、
実際に今私や校長のがここまで
アイシャを面倒見ているので何も言えない様子。
私が帰ってもアイシャは学校に行き続けること、
必ずいい未来が彼女を待っていること、
そして月に1度私に手紙をアイシャに書かせることを
を約束して面談は終わった。
やれやれ。

そしてそのまま私は校長とウガンダの文化について
たくさん話をした。
今まで見てきたウガンダの文化で
疑問に思った点や、詳しい話を聞きたかったので
この前ウガンダの衣食住、娯楽、政府、移民、ビジネス、
王国、さまざまな視野からの質問を50点くらいあげたので
それをがんがん質問していった。
これは本を書くための資料にするつもりです。
目を丸くするような事実ばかりを
発言する校長。
3時間以上話続け、残りは別の日に聞くことに。

明日はジャスミンがスイスに帰るため、
いつものクラブに出かけます。
これで本当に去年からのゲストハウスの友達は
シャーロットのみ。
寂しくなります。

写真はアイシャがオフィスで自習している
姿を隠し撮りしたもの。

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