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(和訳)スコットアトラスの傑作:官僚に裏切られた大統領 その1


スコットアトラス氏の著書に関する記事。
長いが全文和訳することにした。

官僚に裏切られた大統領:スコットアトラスのコロナ禍についての傑作
By Jeffrey A. Tucker November 27, 2021

【和訳】
私はCovidに関連する本の飽くなき読書家ですが、スコットアトラス氏の本
“A Plague Upon Our House”は、著名な科学者が個人的に経験したCovidの時代と、ホワイトハウスに在籍した頃の様子を赤裸々に綴ったもので、私の心をこれ以上揺さぶる本はありませんでした。

この本は、1ページ目から最後まで熱気に満ちており、今回のパンデミックとその政策対応だけでなく、公衆衛生の仕組み全般に対する見方を永久に変えてしまうでしょう。

アトラスの本は、時代を超えたスキャンダルを暴露しています。
Covidを否定する(トランプ)大統領は何もせず、ホワイトハウスの英雄的な科学者たちが、普遍的な科学的見解に沿った強制的な緩和策を求めた、というような今回登場したフェイクストーリーを完全に吹き飛ばしたという点で、
この本の価値は非常に高いのです。

ホワイトハウスの科学者が英雄的な行為によってCovidから人々を救ったという説明は一言も真実ではないのです。
アトラスの本によって、今後このような話を恥ずかしげもなく語ることができなくなることを願っています。

このような架空の話をした人は(デボラ・バークスも含めて)、信憑性の高いこの論文(アトラスの本)を投げつけられてもおかしくないのです。
この本は、理性の代弁者としての真の科学(および真の公衆衛生)(アトラスがホワイトハウスに入る前も入っている間も、実践してきたもの)と、ウイルスを制御する見込みのない残忍な政策(国民、人間の自由、さらには世界中の何十億もの人々、特に子どもたちに多大な損害を与えた)との戦争を描いているのです。

読者にとっては、著者は我々の代理人であり、合理的で歯に衣着せぬ男ですが、嘘、二枚舌、裏切り、日和見主義、エセ科学の世界に閉じ込められてしまったのです。

彼は最善を尽くしましたが、事実や結果に全く関心の無い強力なシステムには勝てませんでした。

これまで、科学がパンデミックの公共政策を左右していると信じていた人は、この本を読むと大変なショックを受けるでしょう。

アトラスは、政府お抱えの「感染症専門家」たちの耐え難いほどお粗末なものの考え方を詳細に記述しており、思わず顎が外れそうになります(例えば、マスクと感染拡大抑制の関係について、Birxがその場しのぎで理論を展開したことなど)。

この本の中でアトラスは、アンソニー・ファウチとデボラ・バークスが好んで使ったロックダウンという機構の莫大なコストを指摘しています。
がん検診や手術の機会の喪失、
約2年間に渡る教育の損失、
中小企業の倒産、
うつ病や麻薬の過剰摂取、
市民全体の意気喪失、
信仰の自由の侵害など、
長期療養施設で実際にリスクを抱えている人々を公衆衛生が大々的に無視している間に、
これらすべてが実行されたのです。

基本的には、実際の成果を気にすることなく
ただ1つの病原体を撲殺するためという名目で、
今まで我々が文明と呼んできた事柄すべてを
破壊することを厭わなかったのである。

個々のリスクに関する既知の情報に従うのではなく、
集団全体を対象とした「モデル」という偽の科学が政策を動かしたのです。

「このウイルスの顕著な特徴は、子供のリスクが非常に低いことでした。」とアトラスは書いています。
「しかし、この様なポジティブで人々を安心させるニュースは、決して強調されませんでした。むしろ、限られたリスクしかないという他の呼吸器系ウイルスと同様の事実を全く無視し、公衆衛生当局は国民全員を強制的に隔離することを推奨したのです」。

「自由への制限は、その影響の違いから階級の格差を広げる点でも破壊的であった」と彼は書いています。

「必要不可欠な労働者を晒し者にし、低所得者層の家族や子供を犠牲にし、片親の家庭を破壊し、中小企業を壊滅させる一方で、大企業は救済され、エリートはほとんど中断することなく自宅で仕事をし、超富裕層はより豊かになり、自分たちの好む政策に異議を唱えた人々を悪者にして抹殺するために、彼らは自分たちのいじめの場を利用したのです。」

混沌とした状況が続く中、2020年8月、アトラスはトランプに呼ばれ、
政治的な任命としてではなく、トランプのPRマンとしてでもなく、DCのフィクサーとしてでもなく、
約1年に渡って展開された大惨事の中で唯一、医療政策に焦点を当てた人物として助けを求められた。
アトラスは最初から、自分が真実と信じることしか発言しないと明言し、トランプもそれがまさに彼が望んでいること、必要としていることだと同意した。
トランプ氏はアトラスに耳を傾け、自分の本能に反して自らの手でアメリカの経済や社会を破壊してしまったそれまでに比べ、
次第に合理的な考えを持つようになりました。

タスクフォースの会議では、
アトラスだけが、一般的なウェブサイトから簡単にダウンロードできる感染症のグラフではなく、研究論文や現場の情報を持って現れました。

「それよりも驚いたのは、ファウチがパンデミックに関する自身の科学的な研究成果を全く発表しなかったことです。
同様に、ファウチは他の研究についても、批判的に分析することが無かったのです。これは私にとって驚愕でした。
臨床試験の登録状況を断続的に報告する以外に、ファウチはタスクフォースのために、ワクチンの治験の参加者数に関するコメントや最新情報を時折提供しただけでした。」

アトラスがその場で発言するときは、ほとんどがFauci/Birxに反論するときでしたが、会議中は何の後ろ盾も得られず、後になって多くの出席者から「発言してくれてありがとう」と感謝されました。

しかし、その時にはもう手遅れだったのです。
自分が稼働を許してしまった邪悪な仕組みに、
トランプでさえも勝てなくなっていたのでした。

続く

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