LEGNIM

Qui es-tu?

yugoku in kyoto

2006-08-23 02:56:27 | 建築
仕事(完全に遊ぶ気分で)京都いってきました
仕事は設計じゃなくて、いうならばツアコン?
工務店のおっさん40人弱をジムショで設計したや文化財を見て回るという・・。

昼にホテル集合だったので、早めの時間の新幹線予約して先に何処か見に行こうと朝6時50分くらい発のに乗りました。
先週から不規則な生活の上前日は寝ていなかったので絶対寝ようと思ってたけど、お隣さんが強烈な2人組で面白くて寝られず、パワーつけて、いざ京都へ!

ちょっと遠くて危険だけど、遅れたらタクシーまたは言いがかりつけて遅れてもいいや!と割り切って北洛の「曼殊院」に行きました。

ここは、小さな桂離宮とブルーノタウト(と吉田桂二)がいってたように、細川幽斎からの古今伝授の精神を庭園や建築に取り入れたのが桂離宮で、その流れを組むのが「曼殊院」。
※桂離宮を造営した八条宮智仁親王の第二子、良尚法親王によって造営されたそうだ。

小書院から大書院を見た写真。柿葺きの屋根の重なり具合が美しく、こんな風に写真がとれるのは、枯山水庭園(遠州好み)と雁行した縁側と軒の深さのバランスが絶妙だから!!美しかった~
この辺が、エレベは違ってるものの桂離宮の古書院~中書院~新御殿で判る雁行具合の美しさのミニチュア版なのかなあ?通風も良くていつまでも居たい空間でした。

大書院の十雪の間
これは、貼付け壁で、狩野探幽筆と言われる絵が描かれていて、軸がかかっているような床の間とはまた違う雰囲気です。欄間が卍を崩したような大胆な柄でそれとよく合ってました。こういう微細さが日本建築にはあるから素敵。

仏間
かつら棚というのがあり、これも桂離宮の流れで、貴重なものだそう。

この部屋には桂の流れが満載で、縁側から見たときに一枚の襖に桂で使ってる引き手があるし、卍の欄間もそうだし、きっと他にも色々あったと思うな。
庭を見ても小さいのに開放感があって品もあるし、廊下や他の部屋を見渡しても、襖を自在に操ってどんな間取りにもできるという「広がり間取り」。
これってまさに今やっている住宅の原点!きっと5尺8分の内法のミニマムさと3尺の軒の深さは絶対日本建築の宝だと痛感しました。

後は、良い庭を見て縁側でごろごろ・・。
最高だね~



最新の画像もっと見る