主婦&薬剤師ゆうこの ワガママにっき

主婦&薬剤師のふたつの顔を持つ
変なおばちゃんの日常を気の向くままに綴ります。 

なんでこんな仕事を選んじゃったんだろう…

2013年08月18日 20時53分45秒 | 薬・薬剤師
副作用に苦しむ患者様がいる。
本来なら休薬の指示を出し、副作用の対処をしないといけないはず。
なのに休薬指示が出ずに新たに薬が出る。そして種類が増え、患者様が文句を言う。その文句は医師には言わず不平不満は投薬する薬剤師にぶつけられる。

薬効(有用性)>>副作用 だから副作用は我慢して継続服用して治療に専念しなさいと主治医から言われる。

癌性疼痛で処方される薬ほどじゃないが「薬はリスク」。大なり小なり必ず副作用が出てくる。それを辛いと感じるか仕方ないと受け入れるかは個人差が大きい。

患者様の悩みをひとつでも解決したい。副作用で苦しんでいる話を聞けばなんとかしてあげたいなんて余計なおせっかい。

薬剤師ならば冷静沈着に判断し、治療最優先でいくよう説得すべきなのかも知れない。

医療従事者は時としてクールさを要求される。優しさが判断を狂わせることもあるし余計な口出しがトラブルを招いたりする。

そんなことわかってるよ。病院時代に常に死と向き合ってきた。

なのに患者様の苦しみを少しでも和らげたいと思ってしまう。クールに徹することができない。

なんでこんな仕事選んじゃったんだろう。時々ふと思う。
責任重いし間違えは許されないし仕事はハード。

選んだんじゃなくてばばに言われた通り薬学部に入学し卒業し国家試験合格して薬剤師として今まで生きてきた。

私みたいな人間が偉そうに服薬指導していいのだろうか。時々悩む。

「元気ないよ。どうしたの?」患者様に話しかけられる。「君から元気もらってるのにどうかした?」患者様に心配かけちゃあいけないよね。元気が取り柄なのに。

迷うときや悩むときもあるけど、待っててくれる人がいるからよっしゃやったるでえ、って気持ちになれる。待っててくれる人、それは患者様。そして同僚や上司。みんなで協力しあいチームワークで難局を乗り越える。誰が欠けても寂しいものなのだ。

明日生きてるかどうかなんて神様にだってわからないかもしれない。
だったら過去や未来を案ずるより毎日を精一杯生きよう。そう思う今日この頃。

調剤過誤を未然に防ぐには自分自身の精神の安定から。
わかっちゃいるけど短気な性格とせっかちなところは治らない。だから仕事の時だけでも猫を被る。白衣を着たらモードチェンジ。

さてまずは寝るとしよう。
あれ?片付けは?      明日やる。ゴメン。

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2 コメント

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ゆうこさんが頑張ってるから…。 (KAYAU)
2013-08-22 23:24:38
ゆうこさんが頑張っているから、私も頑張ろう。


御縁があって以来ずっとそう思ってきましたが、主人のことがあってから、ますますそう思うようになりました。


みんな、何か抱えているんですよね。
表に出さない・出ないだけで。


薬剤師さんは、これからますます医療従事者としての役割が、重要かつ責任のある職種になりますね。


患者さんと一番近い方。


だから、ゆうこさんが必要なんだと思います。


ゆうこさんのような思いでいて下さる薬剤師さんが、たくさんたくさんいらっしゃるように。

心が楽になる患者さん、心が明るくなる患者さん、笑顔を取り戻すことが出来る患者さんが、増えますように。


ゆうこさん。
いろいろあったけど、ゆうこさんは薬剤師さんというお仕事、私はとても合っている、と思います。


いつも、ゆうこさんの記事を拝見して、「明日も生きよう」と、思えます。


ありがとうございます。
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同郷さんへ (ゆうこ)
2013-08-23 15:00:06
コメントありがとうございます。
私もあなたからたくさんの勇気をいただきました。
これからも友達でいてくださいね。
なにも手助けできず心苦しいですが、いつか必ずお茶しましょうね。
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