主婦&薬剤師ゆうこの ワガママにっき

主婦&薬剤師のふたつの顔を持つ
変なおばちゃんの日常を気の向くままに綴ります。 

厄歴?

2020年09月27日 01時08分16秒 | できごと
たかが薬歴、されど薬歴。

「薬剤師さんの仕事って楽でいいわよねえ。」

病院時代もツルの店でもそう言われていた。

お客様に体調のこととか検査値のこととかたずねると、

「うるさいなあ。早くしてくれよ。」とか

「なんであんたに言わなきゃならないの?」とか、

「医者に話したからそこ(電子カルテのことかな)に書いてあるでしょ?」とか。

カルテが電子化されたときに、オンラインで結んで、薬局からも見られるようにしようという話があったような気がするんだけど、個人情報保護法とか様々なしがらみで実現しなかった。

厚生労働省とか国民保険や社会保険などの支払い基金は薬歴に服薬指導内容や聞き取りの内容をきちんと書けというけれど、

処方箋には薬に関する指示しか書いてない。

たとえば血圧が上がったとか下がったとか、ちょっとしたメモ書きでもいいから入れてくれたらどんなにいいことか。

それが無理ならせめてメモ書きでもいいから変更ありとか、減量とか増量とか書いてくれるとありがたい。

処方箋をもらったあと調剤薬局に持っていくときに内容を見てはいけないと思ってる人は実に多い。

難しいから見てもわからないという人もいる。

医者から薬剤師への手紙だと思ってる人もいるんだけど、処方箋には薬の指示しか書いていない。

処方箋の見本↓

真ん中の広い部分に薬と用法が書かれている。
お願いした薬が処方されているかとか、断った薬が記載されていないかとか処方日数とか自分で確認して、病院で修正してもったほうが時間がかからない。
病院は処方箋を発行する側なので訂正がスピーディーだが、調剤薬局は処方箋を受けとる側なので、処方した病院の医師に確認することが必要。そこが一般の人々の知らない部分ではないだろうか。薬の専門家なのに調剤薬局の薬剤師は処方した医師の了解を得ないと処方内容も用法も変えられない。モヤモヤするけど、法律で決められている事なので仕方ないのだ。
たとえば「これいらないから返す。」と言われても医療機関の処方医が「処方を取り消してください。」と言わない限りお渡しするしかないのだ。

薬剤師は処方箋と患者様やご家族や介護者とのやり取りの中で得た情報ですべてを判断するしかないんだけど、薬歴への記載事項はあれこれと細かい規定があり、短時間で必要なことを記録するのは神業に近い。(←個人的な感想)

ついつい薬歴を書くための聞き取りになってしまうんだけど、それではあまりにも一方的でまともに答えてもらえるはずなどない。

律儀でおとなしい人は勢いに負けて答えるかもしれないけど、

親や先生の前ではおりこうさんを演じるこどものように、期待された回答しかしない人も結構いたりする。

来局間隔がつじつまにあってるから服薬状況が良いとは限らない。

逆に明らかに服薬状況が芳しくないとわかっていても薬剤師ごときにあれこれ言われたくないと思っている人もいる。

薬剤師の最大の悩みは「薬歴」だったりする。だからHow to本がいろいろある。



左は前の職場で大先輩が勧めてくれた日経DIの薬歴特集を書いていた先生の本。右側はアマゾンのお勧めで出てきた本。

以前は楽天ブックスを利用していたんだけど、今は送料無料のアマゾンで買うことが多いかな。
プライム会員なので届くのも早いし。置き配だから心配なんだけどたいがいはポストに入れてくれてる。

薬歴を書くには文書力とパソコン慣れが必要なんだけど、

実はその前にいかにして必要な情報を聞き出すか、が重要なポイントなんだ。

おばあさんになった今、初対面の人とでも世間話を始められるからわりと必要な情報をゲットできるんだけど、

その前に重要なポイントが隠れてる。

処方箋と薬歴をみて、その日に聞き取りたいことを監査しながら頭の中でまとめないと焦点が定まらない。

処方箋の読解力が問われる=様々な知識を動員しないといけないってこと。

できることなら病院薬剤師からスタートし、そのあと他に行くほうがいろいろとわかりやすいと思うんだけど、

理想と現実はかけ離れているものだからねえ。

6年制卒の人がうらやましい。
病院実務実習を3か月、調剤薬局実習を3か月経験し、その中でOTC実習も受けられるのだから。

が、しかし、
企業とか別の世界に就職を希望する人にとっては時間の無駄だという意見もあるみたいだけどね。


認定薬剤師の資格を取得したくてまずはじめに薬ゼミに登録したらこれ↑をもらった。

今の学生さんは国家試験を受ける際に予備校に通う人もいるらしい。

どんどん新薬が出るので、医薬品集は必需品。
医師も薬剤師も学生さんも「今日の治療薬」を好んで使うんだけど、ゆうこはこれ↓、右側ね。
左は親友が勧めてくれたもので独特のスタイルの医薬品集。
出版社が南山堂に変わったけど、新しいのをみつけたので買っちゃった♪



アンサングシンデレラ、終わっちゃいましたね。モヤモヤする最終回でした。


石原さとみが主演だったのですが、この人↑が主役だったのでは?

クオール薬局のCMも出てましたし。こんなかわいい薬剤師さんがいたら喜んで処方箋持っていきますよね。男の人は。

これ、よくみてください。
厚生労働省の雑誌で、薬剤師に焦点を当ててくれてるの。嬉しいです♪しかも石原さとみとアンサングシンデレラのプロデューサーと厚生労働省の薬事企画官の対談も載ってるんですよー。

アマゾンで商品を購入すると関連商品を勧めてくれるんだけど、ついつい面白そうだなー、と買ってしまう。
買うと満足して読まない。買ったら読めよ、と自分に突っ込み。

9月から服薬フォローが義務化されたんだけど、

薬剤師が患者様のご自宅や携帯に電話して、「その後いかがですか?」と聞かねばならないとの通達があったんだけど、実際には薬剤師くんだりにいちいち電話されては迷惑だ、とか、ちゃんと飲んでないのがばれちゃうわとか思う人もいるかもしれない。

民生児童委員会の会合で意識高い系発言をした方がいたけど、「やってあげる」という認識をもっているから相手にとって「押し付けがましい」とか「余計なお世話」とか思われてしまうこともあると思う。

それと同じで、患者様や家族や介護者が求めているのなら電話すればいいし、求めていないのならほどほどにしたほうがよいのではないだろうか。

支援とはなにか。

フォローとはなにか。

どちらも相手の気持ちを理解する努力が必要で、残念なことに理解しようとしても本人ではないから的はずれな結果になることもある。

薬剤師は服薬指導をしたがるけれど、素朴な疑問に答えて欲しいのに話しかけにくいのはとても残念だ。

逆の立場になってみてはじめてわかることってたくさんある。
模擬体験をすれば理解できると思い込んでいるうちは真の意味の医療従事者とは言えないし、頼まれてもないことをしゃしゃり出てはボランティアとは言えないんじゃないかと。


何事も自分の身にふりかからないとわからない。

病気も怪我も大切な人のピンチもある日突然訪れる。

誰のせいでもなく、何をしたからとか何をしなかったからとかとは関係ない。

服薬指導という言葉が嫌いだ。

薬剤師なのに薬剤師さんが怖くて苦手だ。

逃げたい気持ちなんだけど…。

「おぬし、逃げるのは卑怯だぞ。」と聞こえた気がするから、

まだまだがんばらないと。

JPラーニング順調です。

だからブログ書くのが飛び飛びです。ごめんなさい。







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2 コメント

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還暦過ぎの親父です (鈴木)
2020-10-01 19:40:32
ブログ拝見してます
新型コロナで暇を持て余してます
私も国家資格をもっています
一種電気工事士です
色々読むとおもしろいですね
Unknown (ゆうこ)
2020-10-02 01:33:53
鈴木さんへ
コメントありがとうございます。
コロナ騒動でいろいろなことが激変し、たくさんの人々の大切なものが失われてゆきました。
でもコロナ騒動のおかげで大切なものとか大切なこととかに気づかされたりもしました。
ブログ読んでいただきありがとうございます。
きっといつかは拾う神に会えると信じて過ごしましょう。

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