主婦&薬剤師ゆうこの ワガママにっき

主婦&薬剤師のふたつの顔を持つ
変なおばちゃんの日常を気の向くままに綴ります。 

何事もまずは痩せてからってか

2024年11月25日 00時51分43秒 | できごと
なかなか冬にならないと思ったら一気に冬到来。立派な肉襦袢があるけれど、寒いので今年もダウンの出番が来た。

家政婦のミタさんみたいにスリムならカッコいいんだけど…。
ボンレスハムに限りなく近いかも…。

ふとしたきっかけでhuluにハマった。
事の始まりは眞栄田郷敦が出てる旅館が舞台のドラマが見たいと突然思って検索かけたらhuluは日テレ系で、懐かしいドラマがどっちゃり。

以前よりは時間の少し余裕ができて仕事がない日はドラマを見る時間ができて嬉しい。
お昼寝とドラマとどちらに時間を使うか迷うけれど、超絶眠いときは寝て、それほどでもない時はドラマの世界に浸る。

一時期大河ドラマの「光る君へ」とか朝ドラにハマっていたけど、今は懐かしいドラマかな。

そういえば若い頃はスリムで美人ではないけれどそれなりの服を着ればそれなりに見えた。

が、しかし、

経年劣化が如く肌のハリツヤがなくなり、閉経後はあれよあれよと横に育っちゃって洋梨型の体型になっちまった。

LサイズからLL、そしてLLサイズから3Lに。デザインによっては腹回りと腰回りが立派すぎて入りゃしない。

靴下を履くときや靴のひもを結ぶ時とか下に落ちた物を拾うときに肉襦袢が邪魔になって悪戦苦闘。足の爪を切るのも大騒動。

「だったら痩せりゃええやんかっ。」と自分にツッコミ。
が、しかし、散歩すると宣言してもするする詐偽。
甘いものをやめようとかお酒を控えようとか思ってみても、「ま、いいか。」となかなか実行に移せない。

若い頃なら恋をすれば痩せるとかあるかもしれないけど、閉経を過ぎた女はすでに女ではないという説もあるらしい。

もともと女子の自覚がほとんどなくてかわいく振る舞うとか縁がなくて、そこへ女性ホルモンの変化の影響が加わり…。

親の介護とか娘の事とかでストレスの発散で「食」に走った結果、際限なく体重は増え続けて80kgに限りなく近づいて危機的状況。

母は80kgを越えていて、叔母たちと3人並ぶと三役揃い踏みとか言われていた。ほら、横綱、大関、関脇って感じ。

太る家系だったのか…。

そういえば子供の頃母親はもともと太っていて太い人なんだと思っていた。自分は細いから細い人に分類されるのでずーっと細いんだ、と勝手に決めつけていた。
ある日アルバムの中のスリムで美しくて凛々しい従軍看護婦の母の写真を見つけるまでは。

子供の頃は食が細く、もやしみたいだと言われたけれど成長期には食欲旺盛で「痩せの大食い」だね、と言われたことも。

胃が痛くて検査したら「胃下垂」と「デカイ胃」との指摘があった以外は病変はみつからなかった。
過敏性大腸炎で下痢したり便秘したりするのは「ビビリ」な性格と、「従軍看護婦の母からのプレッシャー」に押し潰されそうになっていたからなのだろうか?

デカイ胃。
胃は食べる量によって大きさが変わるという説があるが、成長期にガツガツ食べたせいなのか?
いや、違う。家系ってやつ?
親戚が集まることがあると食べたりないか追加注文して、とか。
食欲も旺盛だけど酒も強い。

新陳代謝が活発な若い頃はそれでもスリムでいられたりするが、新陳代謝が落ちてくるとおなかが出て、体重が増え、身体が重くなるから動きたがらない。

体重が増えると膝に負担がかかるから歩くのが億劫だ。

動かないのに同じように食べて呑めば当然さらに太るという事が頭では理解できていても「誘惑」に勝てない。

「糖尿病などの病気になってから後悔しても遅いですよ。」とお客様にアドバイスしてるのに、自分に甘いんじゃ説得力ありゃしない。

生活習慣。

糖分、塩分、脂肪分。
悪者扱いされるけど、身体にとって必要な量は摂らないと。

美味しいものはその3つが豊富に含まれていて、日本古来の粗食が長生きの秘訣だ、と、とある本に書いてあった。

でも、美味しいものを食べずに好きなものを我慢して長生きしてなんの意味があるのだろうか?

そう思うんだけど、

見た目は大切だし、好きな服を着たいじゃん。64歳だからおばあさんの滑降をして、おとなしくしないといけないなんて悲しすぎる。

コンビニの本のコーナーにやたらと「60になったら○○」の本が並んでる。
還暦は人生の区切りだから生き方を見つめ直そうってことなのかな。

女であるがゆえに様々なしがらみに縛られる。家庭とか子供とか親とか親同士のお付き合いとかご近所付き合いとかパート先の人間関係等々。

いろいろなものとか人とかに気を配って生きてきたけど、旦那君曰く「気にせないやんか。どうせちゃゃんとしようと思っても丸くは収まらないのだから。」

そうなんだけど、永年培ってきたものは簡単には変えられない。
母の顔色をうかがいながら生活していたからなのか、それとももともとそういう性格なのか…。

気が利く人、とか思われたかったのかもしれないし、格好つけたかったのかもしれない。

凛とした人を見ると素敵だなあ、と思う。
友人は凛としていて、美しくて、優しい。

凛としていて美しく、は無理としてせめてお洒落な人を目指したい。そのためにはまずは痩せないと。

成り行きで地域の賀詞交歓会(新年の会)に参加することになった。
正装とのことで、男性はスーツ、女性はそれなりの格好を、と。

ここのところスーツとかまともな服とか縁がなくて、仏事は喪服と決まっているがお祝い事となると何を着たらよいのだろうか。
しかも来賓の方々よりも地味じゃないとまずいだろうし。

PTA役員の時はスーツの出番が多かったけど、あの時と違ってスリムでもなければ若くもない。
60代の女性は何を着るのだ?

母の趣味で着物はいっぱいあるけれど、自分では着られないし所作とかアカン。

よし。この際だから服を買いに行こう!

イオンのフォーマルコーナーに行ってアドバイザーの方に選んでもらうしかないっ。
こないだ喪服を選んでもらった人がいたので早速選んでもらう。

「15号にしますか?17号にしますか?」と聞かれた。

入らないと恥ずかしいのでまずは17号を試着。
予想通り腹周り腰周りがギリギリ入った感じ。

装飾品も付けてみて鏡の前に立つ。
どうみてもベテランの教師って感じかな。
子供たちの入学式で先生と間違えられたんだけど、見た目だけは立派(?)で、先生にしか見えない。
中身はヘタレなんだけどな。

迷っていても仕方ないのでとりあえず決定!
ネックレスとかブローチは母が愛用していたものがあるのでそれを使うことにした。

が、しかし、バックはどうするのだ?

若い頃ちゃんとしたものを持っていたけど、子供が大きくなると出番がないので処分した気がする。
経年劣化とか手入れが悪いとカビが生えたりひび割れたり。

母はまめな人で使ったら必ずクリームを塗って箱にしまっていた。
靴とか草履とかも丁寧に手入れしていた。

でも、勢いで全部捨てた。

ちょっと後悔。

が、しかし、流行もあるし50年以上前の物だから…。

ネットでググってみた。
素敵なバック。
でも、出番は何回あるのだ?
しかも都会ではなく田舎の賀詞交歓会、しかも脇役。

「老後の資金はどうするの?」
と、天使のゆうこが釘を刺す。

「使っちゃえ。使っちゃえ。孫ができる可能性が限りなくゼロに近いのだから使っちゃえ。」と悪魔のゆうこがささやく。

女性のハンドバッグはピンからキリまで値段がバラバラ。
若い頃はブランド品に憧れたこともあったけど、今はご縁がないのでブランドすらわからない。

価値観て人それぞれだから、お金をどこにつぎこむかも人それぞれ。
60代になり、両親を看取って子育て修了しやるべきことはやった。
予想外の出費も多々あったけど、これからはいつ働けなくなるかとか、いつ動けなくなるか、が重要なテーマになる。
お金は大事にしないと。

そう思いながらつい…。

誘惑には勝てないのよね。

でも、

ブランド品のバックを買うお金でラケットが買えるし、そのお金があれば何日間食べられるのだ?

これからはつましやかに暮らさないと。
ちゃんと主婦して栄養バランスに気を配れば自然と痩せるのでは?

仕事辞めたいんだけど稼げるときに稼がねば。60過ぎて働けることがありがたいと思わないといけないのかな。

「資格」か。
「いい資格持ってて羨ましいわあ。」と言われるけれど、助手の立場になりたいと何度思ったことか。お客様のニーズに応えるのは簡単ではないし、責任が重くのしかかる。

「仕事を辞めたらただの人になるのか。楽になりたい。」そう思うこともあるけれど、めちゃくちゃ贅沢な悩みだよ、と友人に言われた。

仕事はいつどの時点でピリオドを打つのか、それとも自動的にピリオドが打たれるのか。
転職云々ではなく、「終わり」が着実に近づいてきている。

「老化現象」
訪れてみてはじめて知るその得たいの知れない恐怖と闇。

明日はわからないのだから今を楽しまないと。

賀詞交歓会、要は行けばよいのだ。各地区からの人数と民生委員の人数を揃えることが大切みたいだから、

参加すればそれでよし。

もしかしたら同級生とか知り合いがいるかもしれないじゃん。
会えたらラッキー。

議員さんたちの話が長いみたいだけど、

知らない世界を知るって貴重な体験かも。

あとどれくらい生きられるのかわからないのだから誘われたら流れに乗るのも悪くない。

さて、1ヶ月で何キロ痩せるでしょうか?

本人のやる気の問題だと思います。

痩せたら好きな服が着られるし、ウインドブレーカーの前が閉まるから、

頑張ろうかな。

頑張ろう、じゃないんかいっ。





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