ヒヤリハット

としのせいかありえへん間違いが。

今日テニスのコーチが時間を勘違いしてしまった話と、日付を12月と書いてしまった話をしていた。

うっかりミス。

ヒューマンエラーの一種かも。

としのせいかもあるかもしれないけれど、心配事や気になることがあると、その事にとらわれてしまい他がおろそかになる。

仕事でもそうだ。

クレームがついたり上司に叱られたりすると落ち着きがなくなり凡ミスをしでかすことがある。

処方内容に不備があるとそこに気持ちがいってしまい、他の部分の変更に気がつかない。

支援シートがあるんだけど、間に他の処方がはさまると、変更点とかわかりにくいことがある。

ここのところ忙しいせいかヒヤリハット数件。規格違いよりもジェネリックがらみの間違いが結構あったりする。
ジェネリックなのに先発でピッキングされていたり、眠剤のみ先発がジェネリックでピッキングされていたり。
違うものがピッキングされていたり。

そもそもジェネリックが仕事をややこしくさせている。
薬局によっては本人の意向確認せずに変更していたり。

見た目が違うとか味が違うとか効かないとか具合悪くなったとかのクレームも。
ジェネリックのことを悪者扱いする報道のせいで迷惑をこうむる。

中には自分から変えてくださいと希望したのに、無理強いされたと言う人も。それが原因でブレイン君に説教されたし。薬歴はきちんと書くべきだね。いきさつも。

成分名覚えないと仕事にならないんだ。ジェネリックは成分名だから。
先発の商品名見てジェネリックがあっているかは印刷物を見ればわかるが繁忙期には記憶しているのといないのでは監査のスピードが違ってくる。
外見の特徴も記憶してるとなお便利。

でも若くないなと思うのはアムロジピンは色を間違えないのにアムロジンOD錠間違えて覚えてしまい未だにまどわされる。

昔は耳に薬品名があり、ヒートの裏や錠剤には薬品名がなかった。
すべて覚えないと仕事にならなかった。覚えきれないものは引き出しの中のものと比較。
今は事細かに印刷されているし、パソコン画面でちゃちゃっと確認できちゃう。スマホでも見られるんだ。

一包化(パック)の監査は刻印と特徴覚えてると便利。慣れると画像処理のように複数一度に判別できることもある。

薬剤師の仕事はとにかく頭を使う。
調剤薬局の仕事をはじめてから頭がクリアになった。一日中九九算をするのは頭の活性化にいいみたい。

ドラッグストアもそれなりに頭を使うが、身体のほうが疲れるかな。

一日中集中を強いられる。
頑張るんだけどたまにポカンとミスが出る。
渡すときにひとつひとつ見せながら渡すと、その時点で間違いに気がつき、正しいものに交換できる。
水際でのギリギリセーフ。

薬歴入力時に気がつくこともある。
まずは電話で事実を報告し交換に伺う。

ミスはないに限るが、ミスをおかした場合は速やかな対処が必要。

薬剤師の仕事は大変だ。

モチベーションの持続方法の修得と、ミスをしたときの気持ちの落ち着け方がみつからないと辛くて辞めてしまう。

なんとなく、と肩の力を抜いたほうがいいこともあるんだ。
モチベーションとか考えずに一日一日とりあえず過ごしてみる。
落ち着いて丁寧にかつ迅速に。

え？丁寧なのに迅速？

慣れればできるようになるからさ。
新人さんはある程度は大目に見てあげてフォローも必要かもね。

学生実習で凹んでしまってる人もいるんじゃないかなあ。

忙しい職場ばかりではないからさ、居場所をみつけてそれなりにやれればいいのかもしれないし。

逆に満足できない人、うちにくる？
なんてね。
殺人的に忙しい日は疲れるけど達成感は味わえるから。やったー！働いたーっ！って。

病院はグレード高いところもあるしなんだかなあってとこもあるし。歴史が長い分、語り継がれたやり方とかしきたりとかたくさん。

マイペースでやりたいならドラッグストアだね。ただし土日祝日年末年始はお仕事だよー。若いうちにガッツリ稼ぐにはおすすめかもね。体力と持久力と忍耐力必要だけど。

要するに楽して稼げる仕事ではないということ。

薬学部のパンフレットに惑わされないように。

薬剤師の仕事は人の命を左右する。
なのに毎日薬を扱っているうちにいつしか感覚が麻痺してまるでマーブルチョコレートのように扱ってしまったり、お金とおなじなのに粗末に扱ったり。時々初心に返らないと。

薬剤師法第1条を忘れずに。
広く国民に寄与し、なのだから。