ばばが目が痛いというので市内の新しい眼科に行くことになった。
いつもは隣町まで行ってたんだけど連れて行くヒマがないので近場で済ませることに。
10年ほど前に市内の眼科で緑内障の新薬を使われ霧視になって信号さえ見えなくなった。
その薬は点眼すると薬液が漏れた部分が黒ずみパンダになるという。
症状を話したときの先生のセリフ
「重症だから中央病院に行きなさい。」
決して副作用とは言わず、急に白内障の症状が悪化したと誤魔化した。
大病院は専門的なイメージをいだく人が多いが、専門外来がそろっていると同時に医者の養成所でもある。地元の大病院はC大学から若い医師が次々送られてきて修行を積んで帰って行く。
地元での評判は二分化され「よかったよー。さすがだねえ。」って人と「実験台にされた。」って人。
医者の養成所であると同時に研究機関でもあるのが大病院。
医学は日進月歩。発展途上の学問。
原因が究明されている疾患ばかりではなく、研究を重ねては試行錯誤の部分も多い。薬の研究も同じだ。
大病院は受付てから診察してもらい会計を済ませるまで4~5時間は当たり前。へたすれば1日がかり。しかも交通不便。
隣町の眼科の方が列車で行って駅からタクシーでもバスでも10分くらいで便利。
ばばはしばらく隣町の眼科に通い、白内障の手術を受けて両眼レンズを入れてもらった。
水晶体は濁っていたが霧視は起きるはずないと主治医の先生が言った。
「プロスタグランジン製剤特有の副作用ですね。強い物使うとそういう症状が起きやすいですからキサラタンではなくレスキュラに変えましょう。」
術後の経過は順調で、その後はヒアレインとレスキュラをきちんと時間通り点眼し続けて眼圧は13~15で落ち着いていた。
市内の眼科を受診することになったが連れて行く時間がなかなかとれないのでタクシーで自力で行くことになり、点眼薬が1本になった。
「1日1回1滴だけでいいんだけどあふれたら目の下が黒くなるから洗わないといけないんだって。」←ふけばいいと先生は言っていたが説明書には洗えと書いてある。そういえば先日患者様が目薬さすから毎日お風呂に入らないといけなくなったと言ってた。入浴して洗い流さないといけない目薬ってどんだけー。
いやまてよ。パンダになる薬…。薬価が高くて儲かる奴じゃないでしょうね…。気になるので急遽土曜日に眼科に連れて行き、今までのいきさつを話し、薬の安全性について尋ねた。初日にまぶたが人相が変わるほど腫れたと言ってたし。
「気にしすぎですよ-。これは副作用が出にくい薬だし。」薬はラタノプロスト点眼薬←キサラタンのジェネリック。
「霧がかかったようになって信号も見えなくなったからプロスタグランジンの強い薬は使わないようにと言われたのですが…。」とゆうこ。
「レスキュラなんて今時使う先生いませんよー。作用が弱くて眼圧下げる効果ほとんどないし。気休め程度でしかない。こんなの使うんだったら自然体にまかせて目薬使わない方がまし。」と先生。
えっえ~っ!なんだとーっ!
「何年間もまじめに使い続けた目薬が効果がないだとーっ!気休めだぁ?はァっ?ふざけんじゃねーっ!」っと言いたかったがぐっとこらえて一言「自然体にまかせたいと思います。」
すると先生が「眼圧上がると失明の危険がありますね-。急激に病状進行するといけないし。」と。「レスキュラで。」とゆうこが言うと「無意味な薬なら使わない方がいい。むしろ副作用が気になるならPG(プロスタグランジン)製剤順番に試してダメなら次、ダメなら次…。」なんてこったい。
で、結局どうなったかというとラタノプロストのまま継続することになり…。
帰りの車の中でばばが「1滴だけなんて無理よ。」
高齢者は指先の感覚がにぶってるから薬のボディを押す際に力が足りなくて出ないから力を入れすぎてポタポタっと余分に出ちゃうんだよーっ。
若くして開業した有能な先生なんだろうけどやっぱりMRに洗脳されまくり。
意外と知られてないけどお医者さんって薬の事詳しくないからMRを頼る。決して身近な薬剤師は頼らない。いや頼りたがらない。だって薬の事知らないのばれたらバカにされそうじゃん。薬剤師って近寄りがたいからさ。
本来の意味の医薬分業はMRと医師の悪しき風習を断ち切り、薬剤師が薬の適性使用のために手腕を発揮し、医者や看護師の良きアドバイザーとなり患者様の良き相談相手になるべきなのに、薬の採用や処方をめぐって対立すること多々ある。本末転倒だよね。
薬ってさ採用にも利用にも製薬会社の思惑が大きく絡んでくるんだよ。
接待禁止になってもあの手この手の切り崩し作戦が横行してるし。
ホラ、今日もMRさんが医局の前に並んでるでしょ?
ディオバンの一件なんて氷山の一角。新薬の申請のカラクリは知らない方が花。学生のうちは社会ってまともだと信じてるけど、大人の世界はいろいろあるのさ。
最近思う事。このお薬本当に必要なの?本当に効いてるの?
何十万円も窓口で支払って吐き続けるような分子標的薬、私は飲まない。
医者はなぜ処方時に患者様に支払金額のことを説明しないのだろうか?なぜリスクを説明し本人に選択権を与えないのだろうか?
分子標的薬が処方されると会計で涙を流す患者があとをたたない。何十万円はオーバーでも、7万も8万もは払えない。だから癌保険に入っておくんでしょっていう人いるけど…。そういう問題じゃない。
死にゆく人々には選択権が与えられてもいいと思うんだ。
癌患者をふたり看取ってそう思う。
癌との闘いは筆舌絶えがたいほど壮絶だ。
病院勤務時代に肝硬変の患者様の最期も壮絶だったけど、病院のベッドで死にゆく人を見たことないのに軽口をたたくのはやめたほうがいい。
死と向かい合うのは勇気が要るし誰かの支えが必要。
糖尿病の患者様も人工透析の患者様も心臓病の患者様も常に死と向かい合ってる。家族はバクダン抱えて暮らしているような物だ。
だったら残された日をどう過ごすか。入院はよほどのことがないかぎりさせてもらえない。遠い癌センターまで制癌剤の点滴に通うのだ。
話がそれてしまったけど、とにかく日本の医療は信じられない状況になっちゃってる。「医療費削減」だの「医薬分業」だのカッコいいこと言っちゃってるど国民に「自分で自分の事は責任を持ち、身体を壊したらあきらめろ。」って言ってるような物。医療こそ国がバックアップして深刻な医師不足と看護師不足をなんとかしないと。
薬学部6年制になって病棟薬剤師の話題が頻繁に出るようになったけど、昔は看護師が担っていたんだしこれからは専門看護師がになっていくんじゃないかな。臨床と直結して臨機応変に対応できないといけないし。時にはドクターにモノ申すってことも必要。常にペアを組んでお互いを信頼して仕事をするからこそ言い合える事ってあるみたい。薬剤師に欠けてることは協調性。どんなに知識が豊富でも他の人にそれを伝えるには信頼してもらってないと。信頼してもらえるには日々の積み重ねが大事だし、こちら側からのアプローチも大切。
大きい病院では採用薬の権限は薬局長が握らないと大変なことに…。
新薬にばかり飛びつくと思わぬ事態に発展し、病院の責任を追及され、評判を落とすことになりかねない。だから、薬は慎重に選ばないといけないのだ。
新薬は大学病院や大病院で使う物。民間病院で勤務する若い医師は新薬を使いたがるので誰かが止めないと。
薬局長だった頃はいろいろと気苦労が絶えなかったけどいい経験になった。
ミドリ十字の血液製剤事件が発覚した頃はもう病院を辞めて何年もたったころだった。
薬剤師、賃金が高い分社会での責任も重い。でもMRは最近では薬剤師はほんのわずか。社内教育でしったかぶりをかますってこともあったりする。パンフレットにはいいことばかり目だち、リスクは小さな字でこそこそ書いてあるだけ。
MRはもっとちゃんと薬の事を説明しウソをつかないで欲しい。
「レスキュラは臨床実績があって効果が高い薬ですよ。」と言われて信じて何年間も使い続けたのに…。「気休め」だそうで…。
薬って本当に効果があるのだろうか?疑い出すとキリがない。
先生は「眼圧が安定していたのはプラセボ効果かなあ。」とひとりごとをつぶやいた。まさかゆうこが薬剤師だとは思わないよね。会話も素人風に話してたし。
でもさ、気を付けないと患者様の中には医師や薬剤師や看護師など専門家もうじゃうじゃ。迂闊なこと言うと訴えられちゃうかもね。
さて明日もネコ被って仕事しないと。ホンネはここだけにしておかないと。
会社の方針に従うのが社会人ってもんだからさ。
で、誠心誠意分け隔てなく接客に励む。それが仕事人としての生き様
いつもは隣町まで行ってたんだけど連れて行くヒマがないので近場で済ませることに。
10年ほど前に市内の眼科で緑内障の新薬を使われ霧視になって信号さえ見えなくなった。
その薬は点眼すると薬液が漏れた部分が黒ずみパンダになるという。
症状を話したときの先生のセリフ
「重症だから中央病院に行きなさい。」
決して副作用とは言わず、急に白内障の症状が悪化したと誤魔化した。
大病院は専門的なイメージをいだく人が多いが、専門外来がそろっていると同時に医者の養成所でもある。地元の大病院はC大学から若い医師が次々送られてきて修行を積んで帰って行く。
地元での評判は二分化され「よかったよー。さすがだねえ。」って人と「実験台にされた。」って人。
医者の養成所であると同時に研究機関でもあるのが大病院。
医学は日進月歩。発展途上の学問。
原因が究明されている疾患ばかりではなく、研究を重ねては試行錯誤の部分も多い。薬の研究も同じだ。
大病院は受付てから診察してもらい会計を済ませるまで4~5時間は当たり前。へたすれば1日がかり。しかも交通不便。
隣町の眼科の方が列車で行って駅からタクシーでもバスでも10分くらいで便利。
ばばはしばらく隣町の眼科に通い、白内障の手術を受けて両眼レンズを入れてもらった。
水晶体は濁っていたが霧視は起きるはずないと主治医の先生が言った。
「プロスタグランジン製剤特有の副作用ですね。強い物使うとそういう症状が起きやすいですからキサラタンではなくレスキュラに変えましょう。」
術後の経過は順調で、その後はヒアレインとレスキュラをきちんと時間通り点眼し続けて眼圧は13~15で落ち着いていた。
市内の眼科を受診することになったが連れて行く時間がなかなかとれないのでタクシーで自力で行くことになり、点眼薬が1本になった。
「1日1回1滴だけでいいんだけどあふれたら目の下が黒くなるから洗わないといけないんだって。」←ふけばいいと先生は言っていたが説明書には洗えと書いてある。そういえば先日患者様が目薬さすから毎日お風呂に入らないといけなくなったと言ってた。入浴して洗い流さないといけない目薬ってどんだけー。
いやまてよ。パンダになる薬…。薬価が高くて儲かる奴じゃないでしょうね…。気になるので急遽土曜日に眼科に連れて行き、今までのいきさつを話し、薬の安全性について尋ねた。初日にまぶたが人相が変わるほど腫れたと言ってたし。
「気にしすぎですよ-。これは副作用が出にくい薬だし。」薬はラタノプロスト点眼薬←キサラタンのジェネリック。
「霧がかかったようになって信号も見えなくなったからプロスタグランジンの強い薬は使わないようにと言われたのですが…。」とゆうこ。
「レスキュラなんて今時使う先生いませんよー。作用が弱くて眼圧下げる効果ほとんどないし。気休め程度でしかない。こんなの使うんだったら自然体にまかせて目薬使わない方がまし。」と先生。
えっえ~っ!なんだとーっ!
「何年間もまじめに使い続けた目薬が効果がないだとーっ!気休めだぁ?はァっ?ふざけんじゃねーっ!」っと言いたかったがぐっとこらえて一言「自然体にまかせたいと思います。」
すると先生が「眼圧上がると失明の危険がありますね-。急激に病状進行するといけないし。」と。「レスキュラで。」とゆうこが言うと「無意味な薬なら使わない方がいい。むしろ副作用が気になるならPG(プロスタグランジン)製剤順番に試してダメなら次、ダメなら次…。」なんてこったい。
で、結局どうなったかというとラタノプロストのまま継続することになり…。
帰りの車の中でばばが「1滴だけなんて無理よ。」
高齢者は指先の感覚がにぶってるから薬のボディを押す際に力が足りなくて出ないから力を入れすぎてポタポタっと余分に出ちゃうんだよーっ。
若くして開業した有能な先生なんだろうけどやっぱりMRに洗脳されまくり。
意外と知られてないけどお医者さんって薬の事詳しくないからMRを頼る。決して身近な薬剤師は頼らない。いや頼りたがらない。だって薬の事知らないのばれたらバカにされそうじゃん。薬剤師って近寄りがたいからさ。
本来の意味の医薬分業はMRと医師の悪しき風習を断ち切り、薬剤師が薬の適性使用のために手腕を発揮し、医者や看護師の良きアドバイザーとなり患者様の良き相談相手になるべきなのに、薬の採用や処方をめぐって対立すること多々ある。本末転倒だよね。
薬ってさ採用にも利用にも製薬会社の思惑が大きく絡んでくるんだよ。
接待禁止になってもあの手この手の切り崩し作戦が横行してるし。
ホラ、今日もMRさんが医局の前に並んでるでしょ?
ディオバンの一件なんて氷山の一角。新薬の申請のカラクリは知らない方が花。学生のうちは社会ってまともだと信じてるけど、大人の世界はいろいろあるのさ。
最近思う事。このお薬本当に必要なの?本当に効いてるの?
何十万円も窓口で支払って吐き続けるような分子標的薬、私は飲まない。
医者はなぜ処方時に患者様に支払金額のことを説明しないのだろうか?なぜリスクを説明し本人に選択権を与えないのだろうか?
分子標的薬が処方されると会計で涙を流す患者があとをたたない。何十万円はオーバーでも、7万も8万もは払えない。だから癌保険に入っておくんでしょっていう人いるけど…。そういう問題じゃない。
死にゆく人々には選択権が与えられてもいいと思うんだ。
癌患者をふたり看取ってそう思う。
癌との闘いは筆舌絶えがたいほど壮絶だ。
病院勤務時代に肝硬変の患者様の最期も壮絶だったけど、病院のベッドで死にゆく人を見たことないのに軽口をたたくのはやめたほうがいい。
死と向かい合うのは勇気が要るし誰かの支えが必要。
糖尿病の患者様も人工透析の患者様も心臓病の患者様も常に死と向かい合ってる。家族はバクダン抱えて暮らしているような物だ。
だったら残された日をどう過ごすか。入院はよほどのことがないかぎりさせてもらえない。遠い癌センターまで制癌剤の点滴に通うのだ。
話がそれてしまったけど、とにかく日本の医療は信じられない状況になっちゃってる。「医療費削減」だの「医薬分業」だのカッコいいこと言っちゃってるど国民に「自分で自分の事は責任を持ち、身体を壊したらあきらめろ。」って言ってるような物。医療こそ国がバックアップして深刻な医師不足と看護師不足をなんとかしないと。
薬学部6年制になって病棟薬剤師の話題が頻繁に出るようになったけど、昔は看護師が担っていたんだしこれからは専門看護師がになっていくんじゃないかな。臨床と直結して臨機応変に対応できないといけないし。時にはドクターにモノ申すってことも必要。常にペアを組んでお互いを信頼して仕事をするからこそ言い合える事ってあるみたい。薬剤師に欠けてることは協調性。どんなに知識が豊富でも他の人にそれを伝えるには信頼してもらってないと。信頼してもらえるには日々の積み重ねが大事だし、こちら側からのアプローチも大切。
大きい病院では採用薬の権限は薬局長が握らないと大変なことに…。
新薬にばかり飛びつくと思わぬ事態に発展し、病院の責任を追及され、評判を落とすことになりかねない。だから、薬は慎重に選ばないといけないのだ。
新薬は大学病院や大病院で使う物。民間病院で勤務する若い医師は新薬を使いたがるので誰かが止めないと。
薬局長だった頃はいろいろと気苦労が絶えなかったけどいい経験になった。
ミドリ十字の血液製剤事件が発覚した頃はもう病院を辞めて何年もたったころだった。
薬剤師、賃金が高い分社会での責任も重い。でもMRは最近では薬剤師はほんのわずか。社内教育でしったかぶりをかますってこともあったりする。パンフレットにはいいことばかり目だち、リスクは小さな字でこそこそ書いてあるだけ。
MRはもっとちゃんと薬の事を説明しウソをつかないで欲しい。
「レスキュラは臨床実績があって効果が高い薬ですよ。」と言われて信じて何年間も使い続けたのに…。「気休め」だそうで…。
薬って本当に効果があるのだろうか?疑い出すとキリがない。
先生は「眼圧が安定していたのはプラセボ効果かなあ。」とひとりごとをつぶやいた。まさかゆうこが薬剤師だとは思わないよね。会話も素人風に話してたし。
でもさ、気を付けないと患者様の中には医師や薬剤師や看護師など専門家もうじゃうじゃ。迂闊なこと言うと訴えられちゃうかもね。
さて明日もネコ被って仕事しないと。ホンネはここだけにしておかないと。
会社の方針に従うのが社会人ってもんだからさ。
で、誠心誠意分け隔てなく接客に励む。それが仕事人としての生き様
先生が味噌糞におっしゃるほどではなく、きちんとした点眼薬だという印象がありましたが。
ゆうこさんも検索して、ご覧になっていただけますか?
私なんかより、プロの見解でご覧になることが出来るのでは、と、思ったので。
旦那様も、大量に目薬使用者でした。
眼圧が上がったらアウトでしたから。
たぶん処方薬局の眼科用目薬のほとんどが我が家にあった、と言っても過言ではないくらいでした。
点眼薬の容器によっては、刺しやすさ刺しにくさがある、と言っていましたよ。お母様がご苦労されていること、よくわかります。
点眼薬も「お薬」。
その一滴で、目の調子が変わって当たり前ですよね。お母様の目に合う点眼薬があるといいですが…。
あ。
旦那様の某大学病院の眼科の予約、キャンセルしなくちゃ…(-_-)。
メロディー姫が生まれる前からなので、ホントに長くお世話になりました。