北九州市八幡東区にある東田は、時代の先端を走る姿と過去の栄光が詰まった街で
秋から冬にかけて自然も楽しめ、紅葉で赤く染まる素敵なエリアです。
12月半ばの冬ですが、このエリアは未だに秋の雰囲気が残る秋色でした。
旧官営八幡製鐵所の第1高炉跡
空には都市高速が走っています。
旧官営八幡製鐵所の第1高炉跡
設備の一部が崩落したため、劣化状況を調査中で入れませんでした。
なんとか残してほしいものです。
ジアウトレットの目玉設備 スペースラボ
スペースワールドの跡地にできたジアウトレットの中で
色々な催し物が開催されています。
新日本三大夜景に選ばれた皿倉山
落葉盛んな紅葉と皿倉山と都市高速のコラボが素敵でした。
東田大通りの紅葉
エリア内にはジアウトレット、イオン八幡と楽しめるのですが
この時期は紅葉も楽しめるので東田大通りの散歩もお勧めです。
真っ赤に染まる紅葉
東田大通りと夢二通り(八幡戸畑線・・・近くで一時竹下夢二が住んでいたとのことです)に
挟まれたエリアにひときわ見事な紅葉していて印象的でした。
冬なのにまだまだ楽しめる紅葉
紅葉と皿倉山
今年も皿倉山から見える夜景は新日本夜景で一位となりました。
このエリアはショッピングだけでなく様々なイベントや自然を味わいながら散策も楽しめます。
福岡県北九州市八幡東区を流れる板櫃川を堰き止め造られた河内堰提(かわちせきてい)は、
100年の歴史を持つ石積の堰提で重厚な姿を魅せています。
秋になると、周囲の森が緑からオレンジ色に変わり堰提と調和します。
河内堰提は、100年前(旧)官営八幡製鐵所が造られ鉄の製造に必要な水を供給するために
造られました。
100年もの間、水が枯れることもなく現在の役目を果たしています。
河内堰提と取水塔
桜の木は落葉していますが、取水塔とよく調和していました。
河内堰提と紅葉
河内桜展望台から見た河内堰提です。
紅葉がいいアクセントになっていました。
紅葉に囲まれた県道62号(北九州小竹線)
八幡東区の街から県道62号を紅葉に迎えられながら登っていくと
桜展望台が見えるこの場所に出て出てきます。
河内堰提上の道路
雰囲気のある取水塔と石積と鉄製の側壁は芸術を感じました。
取水塔
石積の建築物の丁寧な造りです。
取水塔に飾られた書に惹かれました(次参照)。
書:吟龍雨風
「龍吟ずれば雨風来る」の意味で河内貯水池に水が満たすことを祈る書です。
堰提の道路
よく見ると一つして同じ形のない石を組み合わせていました。
側壁の石積
丁寧に積み上げられた石積、途方もない時が注ぎ込まれたことでしょう。
落ち葉のある散歩道
堰提所の道路の先は貯水池を一周する散歩道で落ち葉を踏むと快い音がして気持ちが良かったです。
河内貯水池の紅葉
堰提の通路上より眺めた景色です。
南河内橋
河内貯水池の奥にある橋の付近です。
堰提上からみた桜展望台
紅葉とよく調和していました。
幾度となく訪れた河内堰提です。
今年の秋も変わらぬ秋の紅葉を味合うことができました。
北九州に住み始めて早や50年になります。
その間に、大きく変わったエリアがあります。
それは、八幡東区内の東田というエリアで、かっては、官営製鉄所・八幡製鐵所の中にあった場所で
一般の人は入れませんでした。
その広大な土地の一部が開放され、元気のある街に生まれ変わりました。
50年間の中で、最も大きな変化は製鉄所の最初の高炉は化粧をして市民の前に姿を表し、
世界遺産への足がかりになりました。
スペースワールドができ、スペースワールド駅ができ、スペースワールドはジアウトレットに変わりましたが、
駅名は残りました。
特にお気に入りは広い敷地内を抜ける八幡東田大通りに沿ってできた街路は
両脇に大きな街路樹が並び緑の広場ができていて皿倉山も見え隠れします。
紅葉が残る季節に散策しました。
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旧官営八幡製鉄所の第一高炉
国道3号線側から東田地区に入るとすぐ見える東田第一高炉跡地に聳える化粧した第1高炉です。
紅葉に浮かんで見える好きな光景です。
第1高炉と枝光本町前田一号線と紅葉
すぐ横を走る枝光本町前田一号線に降りて真下から見上げました。
いつ見ても大空に聳える白い巨塔は息を呑みます。
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いのちのたび博物館と紅葉
午前中なので、車は少ないです。
紅葉の中に垣間見え隠れする第1高炉
いのちのたび博物館と街路樹
紅葉が多いですね。
街路樹間にある緑の森の中の散策路
森の造成時の様子を覚えていますが、見事な森に変わりました。
森の中でクチナシの実が成っていました。
緑の森を抜ける皿倉山が顔を出しました。
北九州市民には大切な山です。
東田大通り横の街路樹
広い歩道と紅葉が織りなす長閑な風景の好きな通りです。
東田大通り公園
狭いエリア内に紅葉が詰まっていました。
自宅からこのエリアは歩いていけるのでとても良い散歩コースに成っています。
あと10日もすると、今年も終わり新しい年を迎えます。
歳を重ねるたびに短く感じる一年です。
来年も平穏で静かな一年が来てほしいものです。
コメントは閉じています。
河内堰提は、北九州市八幡東区におよそ百年前(1919年竣工/1927年着工)に造られ、
高さ43.1m、幅189mn石造りで、着工当時は東洋一の規模と言われました。
以降、現在まで目立った水漏れは無く、現役で稼働しており、
日本製鉄九州製鉄所八幡地区(旧・八幡製鐵所)への工業用水供給を続けています。
河内貯水池の紅葉は働き続けた100年の時の流れを見守ってきました。
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黄葉が見守る河内堰提
百年間、板櫃川の水を蓄え続けてきました。
中央の取水塔の雰囲気が殊の外歴史を感じさせます。
河内堰提
河内貯水池の周りは散策コースができています。
取水塔
西欧の古城の雰囲気を醸し出していました。
取水塔の銘板
「風雨龍吟」と彫られていて、「龍吟ずれば風雨来る」と読み、水の恵みを願ったものです。
河内桜公園展望台と紅葉
河内堰提と紅葉
河内桜公園展望台から見た河内堰提
鮮やかな紅葉の先に見える堰提の趣に百年の時の流れを感じました。
陽を浴びる紅葉
紅葉は逆光で見るととても美しいですね。
河内貯水池の風景
静かな湖面に映り込む空や山が印象的でした。
河内貯水池の対岸風景
紅葉と水面に映る光景は美しかったです。
毎年、河内堰提には紅葉の時期になると訪れますが秋の訪れを感じ、
まもなくやってくる冬の到来を予感させてくれます。
しばらく、コメントをできなくなるので閉じます。
紅葉も旬を過ぎた12月中旬に福岡県直方市にある福智山ろく花公園に出向きました。
ほとんど落葉しているかと思っていったのですが、思いがけなく晩秋の紅葉狩りができました。
旬の真っ赤な紅葉とは違い、少し寂しげな紅葉に癒やされました。
本文に出てくる言葉と撮影点です。
① もみじ庵と花畑
花畑は満開ですが寂しげな光景にやすらぎを覚えました。
② もみじ庵と小川
もみじ庵の横を流れる小川は晩秋の景色でした。
③ もみじ庵と紅葉
紅葉を通して見る東屋「もみじ庵」です。
④ もみじ庵から見た散歩道1
晩秋のもみじが迎える散歩道といえる風景でしょう。
⑤ 石橋と小川
小川にかかる小さな風情ある石橋と背景の紅葉に気持ちが休まりました。
⑥ もみじ橋から見た散歩道2
⑦ もみじ橋と紅葉
もみじ橋も前を通り過ぎ振り返ると、紅葉に埋まるもみじ橋に出会えました。
⑧ 野草園の散歩道3
野草園の中は花はなく、さみしげな散歩道がありました。
⑨ 展望台と紅葉
野草園を引き返して戻るとき、紅葉の中の展望台を見上げました。
⑩ 机と椅子ともみじ庵と小川
公園内をぐるりと回り、ひと休憩しました。
快い疲れをやわかな風と風景が癒やしてくれました。
12月中旬は、北九州の紅葉はほとんど落葉していて、山手に入った公園に
こんなに紅葉が残っていることは想定外の喜びでした。
旬の紅葉も素晴らしいですが、これから落葉に入る時の紅葉狩りをできたことは幸いでした。