ゆえん

 

インド中央郵便局で窓口の向こう側に入ってしまった

2012-01-08 17:30:57 | インド
今回のお話は、印パ国境越えの旅を締めくくる、
デリーで過ごした最後の日の出来事であります。


インド、ニューデリーにて。
一番大きい郵便局。



ポストオフィスで昔出会った
イケメンなるプレム氏と同伴出勤した所、

窓口の内側に連れてこられてしまったのです。



 ・・・ただ、日本のみんなに買ったお土産を、
    国際便で送りたかっただけなのに・・・



「ほら!まっすぐ堂々と歩いてついてこい!
 オレを見ろ、こうやって歩くんだぞ!」

とか何とか言われながら、ついてきたのがこちら。





 ・・・むっちゃお客さんいてるやん!!


「あの・・みんなこっち見てるんですけど・・」

「だからどうした!
 ほら、支店長のお出ましだぞ。オレの父のような存在だ。」


 ・・・・・・・!!!


と、次々と衝撃の展開が続きまして、
貫禄のあるインドのおじさまが登場。


挨拶をして、
炭酸飲料をご馳走になってしまいました。

そして恒例の、質問攻めへ。

「キミは日本でなにしてるの?
 それは国営?それとも民間企業?
 お給料は月いくらなの?

 ご家族は?ご兄弟は?お父さんの・・(略)」


などなど、お決まりのやりとり。
プレム氏が勝手にテキトーに答えてる。


すると突然、お客さんの暴動勃発!

ヒンディ語の怒鳴り声が館内をこだまする。
関係者総動員で、慣れた様子で対応してる。

その様子を撮ってみた。


※トラブル対応中


客商売も楽じゃないよね。



さて、
こんなに並んで暴動まで起こして、
皆さん対応してもらってる中・・・

大変申し訳ないのですが、窓口の内側で、
パッキング遠隔操作から必要書類記入まで、
プロの指導のもと、円滑に手続きしていただきました。


デリー中央郵便局の皆様、
本当に本当に、ありがとぉぉぉお!


プレム氏「ここでの用は済んだな。
     次行くぞ。

ゆえん 「え!
     あたしのバックパックは!?」

プレム氏「いいから、ついてこい!」



と、男らしく言われたのでついて行き、
バイクでデリーの街に繰り出した。



ゆえん 「あのぉ・・ところで・・
     あたしのバックパックは・・??」

プレム氏「オレを信じるか?」


  ・・・・・・・・・・


 「信じる・・・・」



と、言って、しばらくデリーを観光して、
再度、中央郵便局に連れてきてもらいました。


プレム氏は、何やら準備があると言って消えてしまい、
ひとりで窓口に向かうと、
先ほど良くしてくれた職員の方が、
デスクの下から、バックパックを取り出した。


中央郵便局で、預かっててくれたんですね・・
本当に本当に、ありがとう。

ちょっと、自分が自由すぎて怖いと思った・・




そして、プレム氏は、

「車の手配ができたぞ、
 荷物をここに入れて、乗り込め。」

とかいって、サクサク準備を進めてる。
運転席には、郵便局の職員の方が。


最後のライドはリキシャの予定だったけど、
お世話になることにしてしまいました。


空港に向かう車内で、皆さん優しすぎるので、
少し泣いてしまったのは、ナイショである。



かくして、印パ国境越えの旅は、
たまに不安に駆られたこともあったけど、
総じて、良いこと尽くめな旅となりましたとさ。

今でもみんなとスカイプでつながっていて、
良い時代に生まれたなーと実感してます。


また必ず行くからね!インド!!



つづく、かも。
コメント (2)
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