柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

ヘイトスピーチ

2018年05月25日 01時50分10秒 | 日記
ツイッターに、「新潟の女児殺害・線路に死体遺棄をした犯人は、在日韓国人の生活保護受給者だ」という悪質なデマが流され、どんどんリツイートされていた。

これは危険だ、デマによって憎悪が増幅されて、何が起きるかわからない、在日韓国・朝鮮人の子どもたちがデマを見たら傷つくと思い、わたしは5月15日に以下のツイートをした。

「残忍な殺人事件が起きるたびに、犯人は在日韓国人だというデマがネット上にばらまかれる。ツイッター社は、深刻な被害をもたらす可能性のあるデマや差別の扇動を許容してはいけないと思う」

この後、ツイッター上で柳美里に対するヘイトスピーチが吹き荒れることになるーー。

わたしのTwitterアカウント:http://twitter.com/yu_miri_0622












9日経っても収束する気配はなかった。

匿名の人たちから(わたしの国籍をターゲットにした)憎悪の言葉を浴びているうちに、自分でも気づかないうちに愁訴感の水位が増していた。

鬱の兆候が見られた。

眠れない、起きられない、口の強張り、肩の痛み、爪を切る、髪を洗う、髪をとかす、化粧、着替え、仕事机の片付けなど、もう全てが億劫、面倒、嫌で仕様がない。

それで、昨日(5月23日)ツイッターのアプリを、iPhoneとiPadから消去した。

今後のツイート(本屋フルハウスと柳美里の仕事についての情報発信)は、副店長の雪歩が(雪)として更新する。

今日は、歯の治療、植木の水やり、部屋の片付け、仕事メールの返信、エッセイ2本のゲラの手入れ、洗髪、爪切り、机の片付けができて、よかった。

明日(もう今日ですね)は、エッセイを2本書かないといけない。

土曜日は、青山七恵さんの朗読会がある。

小説も書きたい。

なんとか、全部、やる。








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フルハウス開店祝いの胡蝶蘭

2018年05月24日 23時42分40秒 | 日記
本屋フルハウス開店時に、みなさんから大量の祝い花をいただきました。

(ありがとうございました。本屋開店と日々の業務に追われ、御礼状を書いていません。申し訳ありません)

スタンド花、アレンジメント、観葉植物の鉢、シンビジウム、胡蝶蘭(ファレノプシス)ーー、全部合わせると70以上あり、芥川賞受賞時より多かったです。

ファレノプシスは約40鉢。

化粧鉢に入れたままでは枯れてしまうんですよ。

素焼き鉢と水苔を大量に購入し、
ゴールデンウィークに帰省した(大学に進学し、北海道で独り暮らしをしている)息子と二人で丸3日間かけて植え替えを決行しました。

(写真の2倍はあります。「うちは、花屋よりファレノプシスが多いね」と息子と作業をしながら繰り返し言いました)

ファレノプシスは、難易度の高い洋蘭です。

冬場の温度・湿度管理が大変なのですが、
みなさんからいただいたお祝いのメッセージとして、大切に育てます。

来年、咲いたら、うれしいな。


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お久しぶりです。

2018年05月24日 23時22分10秒 | 日記
ずうっと更新していなかったのに、
毎日、500〜700人の方がブログページに訪問してくださっていて、
申し訳ないやら、うれしいやらで、
これから、ぼちぼち、ぽつぽつ、更新していきます。

薔薇が咲きました。

鎌倉の庭で育てていた薔薇です。

わたしはつるバラが好きで、鎌倉の家は薔薇のアーチだらけでした。通りがかった人が「わぁ!きれい!」と立ち止まって写真を撮っていくほどの薔薇屋敷だったんです。

そのほとんどを庭に残したまま家土地を売却し、2015年4月に南相馬に転居したわけですが、掘り起こせる株は、当時15歳だった息子とふたりで植木鉢に移して持ってきたんです。

環境が激変したせいか、原町の借家住まいだった2年間は、うまく咲かせることができませんでした。

小高の中古住宅付き土地を購入して、昨年7月に転居し、自宅の前面部を改装して、今年の4月9日に本屋フルハウスをオープンしました。

すると、どうでしょう!

薔薇が、咲いた!

見事です。

まだまだ咲きますよ。

この家の敷地は全部コンクリートで覆われていて土が無いので、現状植木鉢で薔薇を育てるしかないんですが、いつか、もう一度、薔薇の庭を作りたい。

それが、わたしの夢です。


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