柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

『飼う人』

2017年09月02日 16時46分48秒 | 日記
『文學界』掲載時に、初校ゲラ、再校ゲラで、徹底的に手を入れたはずなのに、単行本ゲラを読み直すと、手を入れなけれなならない箇所が山ほど出てくる、というーー。

今日中に手入れを終えないと、諸々の締め切りに影響を及ぼすんだけど、この調子だと無理かなぁ……

せめて、「ウーパールーパー」は終わらせないと……

6日水曜日、臨時災害放送局「南相馬ひばりエフエム」「ふたりとひとり」収録日

7日木曜日、福島県商工会議所女性会県連研修会で講演

8日金曜日、仙台の東北学院大で講義(仙台に一泊)

外仕事がありますからねぇ……

ここは、踏ん張りどきですね。

多少体調が悪くても、ゲラ手入れを終えなければーー。




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FB

2017年09月02日 11時16分05秒 | 日記
書店開店チームと、劇団旗揚げチーム、それぞれとメッセンジャーで会議する必要があって(みなさん東京にお住まいだから)、FBを触るようになったんですが、正直、自分にはその必要性が全く解りません。

わたしはオープンの場で言うこと言えること、クローズの場で言うこと言えることの線引きが全くないからです。


だから、情報更新はスタッフ(雪歩さん)に任せているし、
「友達リクエストを承認しました」という言葉と、そのシステム自体、大嫌いです。

わたしは、自分のも他の人のも、FBは見ていません。

仕事でメッセンジャーのやりとりをする可能性がある人のみ「承認?」しています。

「承認」したからと言って「友達」になったわけではないし、「承認」しなかったからと言って「友達」であることには変わりありません。

というスタンスをご理解ください。

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学費

2017年09月02日 10時59分14秒 | 日記
(つづきです)
来年4月の自宅本屋「フルハウス」開店まで、1日の休みもなく書きつづけなければならない理由が、もう一つあります。

息子が来年、(どこかに合格できたら)大学に進学します。
その入学金と授業料を作り出さなければなりません。
学資保険には入っていないし、積立金もありません。
あと数ヶ月でゼロから作り出さなければならないのです。


しかし、わたしは既に、土地家屋購入で2050万円の20年ローンを組み、さらに家屋修繕とハウスクリーニングで281万円かけ、転居後も次々故障や破損が発覚して追加工事、追加工事でそれが300万をゆうに超える見積もりです(既に200万近く支払いました)。
これから、本屋開店、劇団旗揚げでお金はどんどん必要になります。
あちこちの出版社に前借りをして進めているのですが(前借りをすれば、当然後の経済状態が逼迫する)、既に限界に達しつつあります。

限界は自分で押し拡げることができるので、毎日座りつづけ、書きつづけているわけです。

講演の打ち合わせなどもお断りして、失礼しています。
お手紙やお葉書のお返事も、書き仕事がひと段落するまでは書けません。

なんとか、11月末までに息子の学費を確保します。

もう、なりふりかまわず、ネグリジェ(下着なし)でーー。

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寝巻き

2017年09月02日 10時08分23秒 | 日記
わたしは、書き仕事をしている時は、たびたび徹夜をします。
徹夜をしなくても、眠るのはだいたい午前3時頃です。
起きるのは、午前9時〜10時頃なんですが、午前中は寝巻きでいます。
わたしはパジャマのズボンが嫌い、というか、ズボンのゴム部分が気になって眠れないんですね。
むかしは浴衣(下着なし)を着ていましたが、いまは、いわゆるネグリジェ(下着なし)です。
(下着なし)と書いたのは、下着も昔から大嫌いなんですね。上下とも、嫌いです。人前に出る仕事や打ち合わせの時以外は、下着を身につけません。

書き仕事が切迫している時は、散歩もしません。外に出ないのです。
だから、寝巻き(ネグリジェ・下着なし)のまま仕事を続行し、眠る前に風呂に入り新しい寝巻きに着替えて眠る、という生活形態になります。

大変申し訳ありませんが、その間は、突然いらっしゃっても、玄関先に出られないんです。
(障子の陰に隠れ、じっとしていました。何人かの方、申し訳ありません。わたしの姿は見えていたはずです。そういう時は、基本ネグリジェ・下着なしなんです)

本屋「フルハウス」は、開店の資金集めと施工に時間がかかるので、来年4月オープンに変更しました。
古書BARと裏の店舗は、来年の秋頃オープンの予定です。

「フルハウス」は、高校生のための本屋なので、営業時間は下校がはじまる午後3時〜小高からの最終電車が出発する午後9時19分までです。
土曜はイベント、木曜・日曜が定休日、の予定でスケジュールを立てます。
わたしは、書き仕事をしなければならないので、基本、店の運営は雪歩さんに任せます。
雪歩さんが席をはずす時に、店内の仕事机に移って店番を兼ねて仕事をします。
「フルハウス」の選書と、イベントの企画は、全てわたしが行います。

「フルハウス」を開店したら、一日中寝巻きで書き仕事をする、という生活形態が崩れるので、
開店するまでが勝負だと思っています。
今年は、9月、10月、12月と3冊の本『春の消息』『国家への道順』『飼う人』を出版します。
そのゲラの手入れ作業を、いま連日やっています。
それが終わったら、短篇小説「Clock Wise」と、NHKから依頼されている朗読劇のシナリオと、ノンフィクション『警戒区域』と、長篇小説『Diamond Pigeon』を書きます。
「Clock Wise」と朗読劇は今月中に、『警戒区域』は10月中に、『Diamond Pigeon』は2月中に仕上げます、なんとしてもーー。

正念場です。

わたしの仕事着はネグリジェ(下着なし)です。
顔洗わない、髪ぐしゃぐしゃです。
ということで、4月の「フルハウス」開店まで突っ走りますので、何卒ご理解のほどをよろしくおねがいいたします。


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