Twitterに関して

Twitterは、次の本が出るまで、やりません。

スタッフの珍念さんが、柳美里の仕事に関する告知のみツイートします。

30周年

JRも30周年なんだね。

おかげさまで柳美里も30周年だよ。

19歳で初めて書いた戯曲「水の中の友へ」を上演（作・演出）したわたしは、30年後に南相馬に住んでいるなんて、夢にも思わなかったな。

仙台駅

打ち合わせを2つ終えて、仙台に戻ってきた。

仙台駅の在来線のホームに立つたび、ここは東北なんだな、と思う。

わたしは5番線の常磐線に乗って、終点の原ノ町駅で降りるんだけど、4番線の東北本線の終点は一ノ関、岩手県じゃないですか。

一関は、わたしの大好きな小説家、色川武大が亡くなった場所です。

1989年4月3日、色川武大は引っ越して10日しか経っていない一関市の新居で心筋梗塞で倒れ、1週間後の4月10日、宮城県の病院で心臓破裂で亡くなった。

60歳だった。

わたしは、今年、49歳になる。

話す人の本を読む。

今日の夕方、下北沢の本屋B&Bでお話しする、内沼晋太郎さんの『本屋の逆襲』を、もうすぐ読み終える。

小高で開きたい本屋のイメージがはっきりしてきた。

わたしがやりたいのは、本と人、人と人、本と本との交流場所である本屋なのだ、とーー。

もしかして、もしかする？

最近、自分が何をしたのか、何をしているのかを思い出せないことがあり、そのたびにショックを受け、不安になる。

たとえば、いま、新幹線のなかで朝ごはん兼昼ごはんのパンを食べたんですが、食べ終えてパンの形が無くなった途端に、なんのパンを食べたのか、思い出せない。

努力はしたけど、どうしても思い出せないので、レシートを見ました。

あぁ、確かに、パン・オ・レザンとくるみパンを食べたよ。

でも、これはもう、物忘れが激しい、というレベルを越えちゃってる気がする。

若年性アルツハイマーとか？

一度、病院できちんと検査してもらった方がいいのかもしれない。

というか、早く、書かなきゃ、老いに捕まる前にーー。

書きたいものがたくさんあり過ぎて、間に合わない、間に合わない、間に合わない！

日帰り出張

これから常磐線に乗り、仙台経由で東京に行きます。
日帰りの場合、20時20分東京発やまびこが最終電車になります。
それに間に合えば、原ノ町駅に午前零時前に到着します。
間に合わなかったら、仙台のホテルに泊まらざるを得ない。

常磐線が仙台から浪江まで繋がったことは、常磐線沿線住民にとっては非常に大きな出来事です。

東京電力福島第一原子力発電所に近い帰還困難区域を含む浪江駅→双葉駅→大野駅→夜ノ森駅→富岡駅の不通区間が復旧すれば、東京まで常磐線一本で行けることになります。

震災前、いわきー仙台間の特急列車は新しい愛称にする予定だったそうです。
しかし、原発事故の影響で、事情が変わったーー。
新しい特急列車の愛称もまだ発表されていません。

原ノ町駅から、新しい特急列車に乗って、東京に日帰り出張できる日を夢見ながら、常磐線で仙台に向かっています。いま、「間もなく、坂元、坂元です」というアナウンスがありました。津波による不通区間だった駅です。

あ、わたし、引っ越します。

南相馬市内ではあるんですが、原町区から小高区に引っ越します。

まだ1ヵ月ほど先のことですが、引っ越しの様子はブログや、連載エッセイでお知らせいたします。

流転。